2015年04月30日
今日(4月30日・その3)の一枚
幸運の 女神微笑み ゾロ目かな
ブログにカウンター設けてアクセス数の積算値を画面に表示している。そのカウンターがゾロ目になるようなものをキリ番と称しこれをゲットできるかどうかキリ番に近づくとPCの前にへばり付く。このブログの愛読者I氏も同様のようである。
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ハクセキレイ 4月30日(2015)
残雪や ハクセキレイが 遊ぶなり
札幌は気温の高い日が続き、桜も満開になる一方で、西野浄水場の敷地内に雪が残っている。ハクセキレイが残雪の回りを歩いている。雪が解けた後の木の実でも探しているのだろうけれど、消えて行く雪を相手に遊んでいるようにも見える。
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- by 秘境探検隊長
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SN6船の容積が駅名になった五十石駅
この駅名は五十石船に由来する。弟子屈町にある硫黄山(アトサヌプリ)の硫黄搬出にあたって釧路川を利用した時代があり、標茶からこの駅の辺りまで五十石船で、さらにここから百石船に積み替えて釧路まで運ばれた史実に由来する。摩周国道(国道391号)沿いに駅があり、車掌車のリサイクル駅舎が置かれている。駅周囲に集落らしきものが見当たらず、誰が利用する駅なのだろうかと思ってしまう。ホームは1面1線で、除雪はきちんと行われている。駅舎の壁は以前の釧路川のデザインが二色塗り分けに変わった。
五十石 列車何両 船と汽車
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- by 秘境探検隊長
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2015年04月29日
SN5駅舎の内外でタンチョウ鶴が飛ぶ茅沼駅
ここはタンチョウ鶴の駅である。ログハウスの駅舎の入口のドアのところにタンチョウのデザインの飾りがあり、駅舎内にも天井からタンチョウの模型が吊り下げられている。タンチョウを撮った写真が壁にある。駅の近くにはタンチョウの人手による餌場があり、ホームからタンチョウを見るチャンスに恵まれる時もある。茅沼駅が有人駅だった頃に駅長がタンチョウに餌を与え、無人駅になってからも近くの住民による餌付けが行われているためである。駅の近くに本州の鉄道関係者が設置したSLの動輪がある。
茅沼は 客とタンチョウ 列車待ち
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今日(4月29日・その4)の一枚
パソコンで 画像回転 花見かな
世の中GWの始まりで人が移動し、行楽地は混雑しているのだろう。人混みの中に行く気にもならず、自宅の庭で満開のヤマザクラを相手にパノラマ写真を撮って花見に代える。パノラマ写真だと桜の季節が終わっても、PCで花見を再開できる。
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今日(4月29日・その3)の一枚
消えたリス 木に同化して 朝の森
西野浄水場の近くに西野市民の森の遊歩道の入口があり、その付近まで歩いて行く。リスが走って消える。見えなくなったリスを探すと、木の幹のところに居る。木肌に近い毛の色で、じっとしていると遠目には木の一部のように見えてくる。
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羽震わせるキセキレイ(2015年4月29日)
春来たり 羽震わせて キセキレイ
川の護岸の石組みのところでキセキレイが声を高めて鳴く。鳴くばかりだけではなく、羽や尾羽を震わせる。何かの行為のようだ。多分番を求めるか、番になった相手にアッピールする鳴き声と仕草のようである。鳥の鳴き声が春を告げている。
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2015年04月28日
シリーズ18・これは何?
SN4「湿原に出会える駅」の看板のある塘路駅
アイヌ語の「ト・オロ(沼のある場所)」に漢字「塘路」を当てはめて駅名(地名)になっている。ここで、沼と言っているものは塘路湖で、駅の東に南北に細長い状態で延びている。駅の西側には釧路川と釧路湿原が広がっている。駅舎に掲げられた看板「湿原に出会える塘路駅」の文字通りの位置にある。駅の周囲にはアウトドア観光のための施設があり、シーズンには観光客が訪れる。駅舎内にも喫茶店「ノロッコ&8001」があり、観光客が立ち寄っている。ホームは相対式の2面2線でホーム間には構内踏切がある。
駅舎内 茶店もありて 塘路駅
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カラス 4月28日(2015年)
撮る我を 見上げるカラス 怯え貌
路上にカラスが居て近づいても飛び上がろうとしない。身体のどこかが悪いみたいである。頭上に居て威嚇の鳴き声を発するカラスは憎たらしいが、飛べなくなったようなカラスには可哀想な感情が湧く。カラスの表情に何か怯えが見て取れる。
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シリーズ1843・「パノラマ写真」ここはどこ
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SN3釧路湿原を訪れる観光客が利用する細岡駅
自動車で細岡駅に行く場合、国道391号から折れて西に行く道を進み、達古武沼の岸に沿って駅に到達する。この道をさらに進むと釧路湿原駅となり道は終わる。細岡駅舎はそれほど年月の経っていないログハウスで、シーズンには列車で釧路湿原を訪れる観光客が利用する。駅の周囲にはこれといった施設はないけれど、観光地である証明のように観光案内の看板が目に付く。駅舎内には木製ベンチがあるだけで、丸太の壁の時刻表と料金表が駅舎であることを教えてくれる。トイレのドアには使用停止の貼り紙があった。
細岡は 客姿(きゃくすがた)無く オフシーズン
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2015年04月27日
SN2雪の中にひっそりと佇む釧路湿原駅舎
釧網本線が釧路湿原の縁を延び、北上する辺りでは、蛇行する釧路川に沿って東側に線路がある。湿原は川の西側に広がっている。釧路湿原駅は林の中にあり、車で行くと駅近くの駐車場から線路伝いの細い道を歩いてゆく。駅舎はログハウスの立派なものである。利用客はほとんど観光客で、雪の季節には乗降客の姿を見ない。駅舎内はベンチとテーブルがあるだけで、これといって目に留まるものはなく、丸太の印象だけが残る。シーズン中は列車の利用客はこの駅からあるいて展望まで行き、広大な湿原の景観を楽しむ。
看板の 墨痕鮮やか 湿原駅
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今日(4月27日・その2)の一枚
絵にならぬ 電線の上 キレンジャク
電線にキレンジャクが止まっている。電線というのがいただけない。木の枝なら絵になるのにと、電線に恨み言である。ただ、電線を下から見上げて撮るので、鳥の尾羽がはっきり写って、キレンジャの尾羽の先端の黄色い部分が確認できる。
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SN1洞爺駅と発音が紛らわしい遠矢駅
釧網本線は東釧路駅が起点で網走駅までとされている。東釧路駅は根室本線に含まれるので、重複を避けると、東釧路駅の隣駅の遠矢(とおや)駅からの取材となる。道内には似た発音の駅としては洞爺(とうや)駅がある。洞爺を「とおや」と発音する人も居て、これは紛らわしい。駅の西側は釧路市のベッドタウンの様相で、戸建ての住宅が並ぶ。駅の東側は森林地帯になっている。1面1線の駅ホームにワンマン列車の快速「しれとこ」が入ってくる。跨線橋があるのでここから写真を撮ると、白壁の駅舎が見えている。
「しれとこ」は ワンマン1両 釧網線
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2015年04月26日
N68納沙布岬のデザインの根室駅スタンプ
根室駅の駅舎内にスタンプ台があって駅スタンプが置いてある。押してみると「朝日が一番早い納沙布岬の街」の文字に朝日が水平線の上に現れ、納沙布岬灯台がある図柄である。水平線のところに見える平らな島影は水晶島のようである。納沙布岬の灯台下で珸瑶瑁水道の海を臨んでパノラマ写真を撮ってみる。洋上が霞んでいるせいか写真では水晶島が写っていない。灯台は白塗りの円形の塔とドームの造りである。霧信号所(ダイヤフラムホーン)ト無線方位信号所が併設されていたが、現在は廃止されている。
納沙布の 灯台認め 駅の印
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今日(4月26日)の一枚
日の出撮り 窓際族の 花出番
日の出を撮るのに出遅れると、窓越しで朝日を撮ることになる。窓際のゼラニウムにも一役買ってもらう。花にとっては、窓際族は良い位置を占めていてステータスが高い。花にフォーカスを合わせるので、屋根も電線もあまり気にならない。
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N68ホームでエトピリカが迎えてくれる根室駅
滝川駅を起点とすれば443.8 Kmが根室駅のキロ程となる。普通列車で滝川から釧路まで来て、釧路から花咲線の列車に乗り継ぐ列車の旅はさすがに長いだろう。有人駅では日本最東端の根室駅は、最果ての地に来た感じはそれほどしない。駅舎にはキオスクもあり、無人駅が続いていたので余計大きな駅の印象がある。ホームに出てみると、「ようこそ根室へ」の看板の大きな文字が見慣れない鳥のイラストと一緒に目に入る。根室市のユルリ島で繁殖するエトピリカだろう。釧路行きの列車が単式のホームに停車している。終着駅に着いた列車は折り返して始発の列車になる。まさにターミナルの駅である。
最果ての 駅にキオスク 大駅舎
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2015年04月25日
N67日本最東端の駅の東根室駅
東経145°35′50″にある東根室駅が日本最東端の駅となる。この記録を記した碑が駅ホーム前に建てられている。因みに日本最北端駅は稚内駅である。駅前広場があっても駅待合室は無く、少し高いホームがあるだけである。ホームは板張りの1面で、カーブして延びる線路に沿ってある。ホームは高いところにあり、ホームから根室市の住宅街を見下ろせる。線路を越えてホームの反対側に出ることはできない。線路に向かって右手方向の下り路線はホーム先でカーブし西に向かい、根室本線の終端の根室駅に達する。
碑に刻む 誇示する記録 最東端
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今日(4月25日・その2)の一枚
陰なれば 本来の色 ツツジ花
庭のツツジが満開である。朝日を浴びたツツジを撮ると、ツツジの花を輝かせる朝日の光彩に重点を置くか、ツツジの色そのものを前面に出すかで迷う。松の幹を利用して迷う対象を両方とも写真に撮ってみる。しばらくはツツジが楽しめる。
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N66「鼻先」の意味を「花咲」として地名にした花咲駅
地名の解説では、アイヌ語で大きな岬と呼ばれている地形が顎のように海に突き出ていて、その「鼻先」の部分に当たる場所に「花咲」の字を当てたのに由来するとある。確かに「鼻先」よりは「花咲」の方が感じがよい。釧路から根室までの花咲線の愛称が採られた駅である。待合室は車掌車のリサイクルで、以前は花咲漁港が近いこともあってか、簡単な魚のデザインが描かれていたのが、二色に塗り分けられたものになっている。1面1線のホームがあり、駅の周囲には人家も見えず、原野が広がっている。
停車する 列車ドア先 待合所
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2015年04月24日
今日(4月24日・その3)の一枚
シリーズ1698・「パノラマ写真」ここはどこ
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今日(4月24日・その2)の一枚
茜空 鳥の影絵の 滲みたり
朝焼けをバックにして枝に止る野鳥のシルエットを撮ってみる。焦点を鳥に合わせたいのだが、手前の枝に合ってしまい、鳥影は朝焼け空に滲んだように写ってしまう。鋭い嘴と長い尾羽が見え、ヒヨドリのようである。睡眠中なのか動かない。
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N65屯田兵の歴史を名に残す西和田駅
西和田駅の辺りで線路は道道142号と並んでいるので、駅は道道の傍にある。根室半島のこの地は和田屯田兵村が開拓を行った。和田とは屯田兵村の大隊長の姓である。兵村は西と東にあり、西和田駅の名前につながっている。駅の周辺は酪農家が点在するだけで見るべきものもない。ただ、駅の近くに和田屯田兵村の被服庫の建物が残っている。車掌車リサイクルの駅待合所が、乗降客の利用が期待できないような状況の中にある。以前は待合所の壁に簡単な絵が描かれていたけれど、それも塗りつぶされてしまっている。
駅名に 屯田兵村 歴史跡
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2015年04月23日
シリーズ12・これは何?
今日(4月23日・その2)の一枚
撮影は 下から目線 萼の花
宮丘公園の遊歩道にエンレイソウが咲き出した。花には花弁が無く、萼が花弁のように見える。下向きに咲くので花の中を撮るのが容易ではない。望遠レンズのカメラを低い位置に構えて撮ってみる。どうにかフォーカスを合わせた一枚である。
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今日(4月23日)の一枚
書き替わる 熊情報に 辺り見る
宮丘公園から西野市民の森への入口の所に熊出没注意の看板があり、新しい情報に書き替わっている。看板から続く道はたまに歩くこともあるので要注意である。ここら辺では鹿、狐、狸の動物には遭遇しているけれど熊に出合った事はない。
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N64昆布の語源を思い起こさせてくれる昆布盛駅
駅名はアイヌ語の「コンプ・モイ(昆布の採れる湾)」に由来する。すると昆布の名前はアイヌ語から来ていることになる。その真偽はともかくとして、昆布が盛り沢山あるという意味では、アイヌ語の音を漢字に直して意味も通じている。単式1面のホームと1線があり、ホーム近くに小さな待合所がある。駅の上り方向で昆布盛漁港に通じる道が線路を横切り、踏切が設置されている。踏切から下り方向を見るとホームは右側にあり、上り方向に向かう列車の車内からはホームが右側に見えることになる。
車内から これがホームと 昆布盛
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2015年04月22日
道新文化センター講座3回目
標記の街歩き講座の3回目は地下鉄東豊線札幌駅に集合して、エコ・モビリティ サッポロまで歩きました。このNPO法人代表の栗田敬子さんに、同法人が運営しているベロタクシーについて説明していただきました。参加者からの質問にあった「ベロ」というのはラテン語で自転車のことです。
札幌でのベロタクシー導入の経緯や、積雪のため年ほぼ6か月の営業である札幌における事業としての有利な点、不利な点、利用者は観光客ばかりかと思っていると、利用客のほぼ半数は札幌市民であるという意外な事実、高齢者の介護目的の利用等々の説明を栗田さんから聞きました。
実際にベロタクシーがどんなものか、乗り心地はどうかなどを車体に触れたり、乗ってみたりして体験です。4月25日(土)から今年の営業開始ということで、もうすぐ札幌の街にベロタクシーの姿を見ることができます。
ベロタクシーの駐輪場は卸売センターの一角にあります。パノラマ写真で駐輪中のベロタクシーを撮影しました。
エコ・モビリティ サッポロから歩いて次の訪問先、在札幌ドイツ連邦共和国名誉領事事務所に行きました。この訪問は同名誉領事のサッポロビール(株)北海道本社代表高島英也氏にお願いしてありましたが、高島氏はこの4月に東京本社の方に転勤になっています。同名誉領事館の事務を担当している伊藤泰子(ひろこ)さんより、同事務所開設の経緯、仕事の内容などを説明していただきました。札幌のドイツ名誉領事館が日本全国で一番歴史があり、専任の事務担当者が居るのは札幌だけである事などを知りました。札幌や道内に滞在しているドイツ人を相手にした面白いエピソードの披露などがありました。
ドイツ名誉領事館事務所での説明の後は近くのサッポロファクトリー内のビアケラーに移り、サッポロビール(株)北海道本社副代表でサッポロビール博物館館長も務められている小野寺哲也氏から日本(札幌)におけるビール醸造の歴史等をパワーポイントで説明していただきました。勉強になるお話でした。ビール工場を見学された天皇が座った椅子なども社内の倉庫に保管されているそうで、サッポロビールの歴史の重みを感じました。
ビアケラーの雰囲気がどんなものであるかパノラマ写真を撮影しました。
(ビアケラーでのビール試飲会・画像クリックでパノラマ写真・パワーポイントのためパソコンを操作しているのは同社副部長でビールアドバイザーの安藤達也氏)
講演を聞きながらビールとソフトドリンクを賞味しました。オードブルはサッポロビールのサービスということで、これには感謝です。
(開拓使ビール)
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N63下りで列車交換可能な最後の駅の落石駅
落石岬の付け根に落石湾が陸に食い込むようにしてある。落石はアイヌ語の「オク・チン(山の尾根のくぼみ)」で落石湾の周辺の地形を表している。湾には落石漁港があり、周辺に集落がある。落石駅は漁港の北東に位置し、駅の周囲には原野と林が広がっている。駅前通りには人家が見られても軒数は少ない。駅舎は古い駅舎を一部残して新しく建て替えたものである。ホームは構内踏切のある2面2線で、列車交換ができる駅となっている。当駅より東では列車交換はできず根室駅になる。
落石は 住宅風の 駅舎なり
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N62児童の絵が待合所の壁にある別当賀駅
北海道の駅名(地名)はアイヌ語の発音に漢字を当てはめたものがほとんどで、耳馴れないと奇妙な駅名が次々と出てくる。別当賀駅もその一つで、アイヌ語の「ペッ・ウッカ(川の瀬)」に漢字を当てはめている。駅の南側に道道があり、人家も見られるところにリサイクル駅舎がある。駅舎の壁には別当賀の自然をテーマにしたデザインである。海草や魚、エンレイソウのような花が厚床小学校の児童によって描かれている。列車交換が出来た駅のようで、パノラマ写真にその名残の線路跡が写っている。
待合所 全天候の 画廊なり
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今日(4月21日)の一枚
スイセンに 判断託す 降る降らぬ
雨が降るのか降らないのか、優柔不断の空模様である。こんな時の散歩は遠くに足を延ばさない。雨が降って来たらすぐ家に戻れるようにと家の近くをうろうろする。道端に咲いているスイセンも所々に雨粒を抱え、天気の行方を思案している。
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N61駅舎へのアクセスの難しい初田牛駅
衛星写真で根室本線を下っていくと原野と森林の中に初田牛駅がある。道道142号の根室浜中釧路線に沿って線路が延びており、初田牛駅は道路の北側にある。しかし、142号から小道を折れて初田牛駅に行くと、駅舎は線路の向こう側にある。この駅に行くには線路の北側の道を行くしかなく、アクセスの難しい駅で秘境駅の条件を満たしている。ホームから見る限り人家は目に入ってこない。周囲の状況から乗降客が居るとも思えない駅舎を写真に収める。駅名に付く「牛(「ウシ」」はアイヌ語の「…の所」の意味である。
待合所 線路の向こう 初田牛
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2015年04月20日
N60旧標津線の起点駅だった厚床駅
厚床駅は1989(平成元)年まで旧標津線の起点駅であった。駅ホームにその歴史を示す標識と説明が置かれてある。旧標津線は厚床から中標津経由で根室標津までと、標茶から中標津、根室標津までの路線で随分長い路線が無くなっている。旧標津線廃止後、バスが運行され、駅舎は建て替えられバスの待合所となっている。無人駅であるけれど、バスの乗車券を取り扱う窓口がある。標津線が無くなっても厚床駅はこの地方の交通の要衝である。ホームは2面2線で構内踏切がある。列車交換の出来る駅である。
標識に 駅史記されて 標津線
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今日(4月20日)の一枚
幹咲きが 枝咲き抜いて 梅の花
果樹園の梅の花が綻び始めた。北海道では梅と桜がほぼ同時に咲くのだが、幾分梅の方が早いみたいである。枝の花は未だ蕾なのに幹の花は既に開花している。幹の方が枝より開花の条件が先に整うためだろう。一両日に枝の花も開花である。
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N59三姉妹駅の一つの姉別駅
この駅名にも「別」の漢字がついていて、アイヌ語の「川」の入った地名に由来する。根室本線にはそっくりさんの駅があり、この姉別駅舎に新吉野駅舎と初田牛駅舎を加えると三兄弟の駅舎になる。多分造られた時期が同じで、同じ設計図が利用されたのだろう。駅の周囲に姉別の集落があるけれど、大きなものではない。駅舎内には浜中町の他の駅同様ルパン三世のキャラクターの看板がある。ホームに回ってみるとこの看板がはっきり認められる。ホームは1面で1線が上り下りに利用されている。
姉別と 姉妹駅あり 根室線
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2015年04月19日
シリーズ4・これは何?
キセキレイ(2015年4月19日)
求愛は 流れの中で キセキレイ
流れの中から鳥の鳴き声がする。頭から背にかけて灰色で、胸と長い尻尾の付け根部分が黄色い。キセキレイである。写真を拡大して見ると口を開けて鳴いている様が撮らえられている。春先なので、番になる相手を求めて鳴いているのだろう。
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今日(4月19日)の一枚
ドラミング 見上げる首の 痛さかな
頭上からドラミングの音がする。多分アカゲラだろうと見当はつくのだが、その姿を見つけるのに難儀する場合が多い。音はすれども姿は見えずで、見上げて鳥影を探す首が痛くなる。姿を捕えれば望遠レンズで拡大し、アカゲラを写真に納める。
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N58大楽毛駅と語源が同じの浜中駅
根室本線には大楽毛駅がある。大楽毛駅と浜中駅とは名前の上では何の共通性もないものと思っていた。しかし、両駅ともアイヌ語のオタノシケからの命名である。オタノシケの音に漢字を当てはめたのが前者、言葉の意味の「浜の中央」の意訳を用いたのが後者の浜中駅となっている。駅舎の切妻部分に景観絵のステンドグラスがあり、停止中の切符売場に「峰不二子」の絵があってチグハグな感じである。単式1面1線のホームの名所案内の横もルパン三世の看板があり、浜中町の見どころを説明しているようだ。
景観絵 アニメ絵に負け 駅舎内
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シリーズ1838・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月18日
シリーズ2・これは何?
今日(4月18日)の一枚
延齢草 開花準備の 蕾なり
西野市民の森から宮丘公園にかけての遊歩道のスプリングエフェメラルの咲き具合を見ながら歩いてみる。山道の雪はほぼ解けているものの、花が咲き出すのにはもう少し日にちが必要のようである。延齢草も蕾を閉じていて開花準備中である。
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HPFhito94:起業の原点が札幌にあるソフトブレーン創業者の宋文洲君
宋文洲君(学生時代から知っていて“君”付けて呼んでいたので)と会ったのは宋君が北大工学部の資源開発工学科の博士課程在学中である。1990年3月に博士課程修了で91年3月には同学科で博士号を取得しており、その頃が彼との出会いの最初の時期である。筆者はその頃「いんふぉうぇいぶ」なる小冊子を発行していて、同誌Vol.6,No.2(1991 April)に宋君に一文を寄稿してもらった。題は「A先生へ」でA先生とは筆者のことである。
宋君と一番最近に会ったのは2015年の4月、札幌のホテルでの経済界倶楽部の講演会である。講演のテーマは「今でも変だよ 日本の営業 ~日本の営業は未だ世界に通じない~」というものであった。肩書はソフトブレーン株式会社創業者とあり、経営の第一線からは退いていた。宋君に現在の職業を聞くと無職との答えで、強いて言えば経済評論家かな、と言っていた。
講演前に会場ロビーでパノラマ写真撮影となる。大学を離れて色々な事があったであろうが、四半世紀前の北大生時代や札幌で企業した頃の雰囲気と変わっていない感じである。宋君の札幌に関する感想は、四半世紀経っても街がほとんど変化していないというものである。中国では数年経つと、別の都市かと思われるほどの変わりようなのに、日本と中国のこの差が印象的であるとの感想は、筆者も同感である。
宋君は1963年生まれで、中国山東省栄成市出身である。瀋陽市の東北工学院(現東北大学)を卒業後、中国の公費留学生として北大の資源開発工学科大学院に進学している。博士論文の研究は有限要素法による地下の解析といったもので、研究で開発した手法をパッケージソフトにしたものを売る「ソフトブレーン」を大学院修了後札幌で創業している。宋君の企業人としての成功の原点は札幌にある。
講演では札幌での起業に際してのエピソードなどもふんだんに出てくる。起業の当初は入社希望者も居らず、どこにも就職できそうもない社員を雇った話など出てくる。これは話を面白くするためのところがあり、実際は筆者の研究室の修士課程修了者の七田真之君を入社させている。七田君は大手の企業に内定していたのに、宋君の勧誘で将来どうなるかわからない出来たばかりの会社に自分の将来を賭けたのだから、宋君の人心掌握術は大したものである。
七田君について補足的に書いておくと、彼はその後ソフトブレーンの中国展開に関連して中国に滞在したりして、宋君が会長になった時2代目の社長になっている。年月が流れてある時突然七田君が筆者の前に現れ、医者の道に進みたいと、相談のような話しになる。色々な医学部を受験して、現在は群馬大学大学院医学系研究科脳神経再生医学分野の学部生になっているのをネットでみつけた。IT企業の社長から医学の学生とは、これまた生き方の大転換である。
宋君は自分でも言うように営業が得意で、企業で責任ある立場にある北大の先輩たちを尋ねて、自社製品を売り込み、これが会社の発展につながっていく。2000年には東証マザーズに上場して、留学生が起こした企業では最初の上場企業となった。この頃、札幌は「サッポロバレー」と呼ばれ、札幌発のITベンチャー企業に全国からの注目が集まっていた時期と重なる。宋君の会社は2005年には東証1部に市場を変更している。宋君の企業家としての成功は、北海道の振興に関わるお役人や企業家の注目するところになり、講演依頼も相次いだ。そして企業家から評論家への下地が作られていったようである。
宋君の現在の経済評論家への転身のきっかけになっているのは2002年に日経BP企画から出版した「やっぱり変だよ日本の営業」で、日本を代表する企業の経営者からも評価を受けている。東証1部の上場後は経営から退き、2006年には取締役も退任している。経営者から身を引くのに反比例してメディアへの登場が増していく。札幌に居て、時々テレビ等に出ている宋君の顔を見ている。
2009年には息子の教育のためもあって、生活の場を北京に移している。2014年にはこれ又息子の教育のため日本に戻っている。その息子も2016年にはアメリカ留学ということで、宋君自身もアメリカに行くかも知れない、といった話をしていた。国境を越えて生活するのが普通の人に比べてそれほど苦にはならないようで、日本企業が外国人を雇用しても良く活用できていない弱点が見えてくるのかもしれない。
現在の趣味を聞くと、農作業だとの答えが返ってきたのは意外であった。東京の近郊で農作業を楽しんでいる話は、講演後に飛行機に乗る予定で時間がなかったので、詳しくは聞くことが出来なかった。札幌を訪れる別機会があれば今度はゆっくりと聞いてみたいものだと思っている。
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N57ルパン三世が駅前に立っている茶内駅
浜中町には茶内、浜中、姉別の三駅がある。これら三駅の共通点はルパン三世で、このアニメ(漫画)のキャラクターが駅舎内に描かれたり、立て看板になったりしている。これはこのアニメの作者のモンキー・パンチが浜中町出身であることによっている。茶内駅では駅舎の玄関横にルパン三世の看板が、ホーム側には銭形警部の看板がある。駅舎内にはオールスター勢ぞろいのポスターがある。駅の北西方向に市街地が広がっている。ホームは相対式2面で2線となっている。ホーム間には構内踏切がある。
駅舎壁 アニメのスター 勢ぞろい
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シリーズ1841・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月17日
N56従来駅舎が新駅舎に変わる糸魚沢駅
駅は国道44号に沿ってあり、駅近くに少しばかりの集落はあるものの、原野と林に囲まれた駅である。駅名にある「糸魚」とは巨大な淡水魚のイトウのことで、「糸のように細い魚」の表現は実体に合っていない。アイヌ語で「イトウのいる川」を和訳してこの名前になっている。駅舎は切妻で明り取りのために段差のある構造になっている。この駅舎は取り壊され、新駅舎に建て替えられる予定で、既に工事が始まっている。ホームは1面で1線が利用されている。線路が春先の荒涼とした原野の中に延びている。
糸魚とは イトウと知りて 駅名(えきな)かな
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今日(4月17日)の一枚
朝撮りを リスに見張られ この1枚
寒い朝である。庭に咲く草花を撮っていて、気がつくとリスが桜の木の根元でこちらを伺っている。リスに見張られていたか。カメラを向けると、撮る暇を与えず木の上に姿を隠してしまう。辛うじて1枚撮って、文字通り今日の1枚となる。
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N55駅員の姿が見える有人の厚岸駅
厚岸の町は厚岸湖と厚岸湾が狭い海水部分でつながる周囲の陸地に広がる。駅の南に歩いて行くとすぐ厚岸湾に出る。東側に行くと厚岸湖に達する。東西に長い造りの平屋の駅舎は大きく、有人駅である。駅舎内にはキオスクもある。駅スタンプを押すと厚岸湾を背景にカキとあやめが描かれ「カキとあやめの街」の文字がある。ホームに出てみると駅舎側の単式と島ホームを使った2線である。ホーム間に跨線橋がある。跨線橋と並行して駅の南北をつなぐ連絡橋もある。ホームの使われない部分に厚い雪があった。
島ホーム 雪を乗せたり 冬厚岸
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シリーズ1842・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月16日
今日(4月16日)の一枚
運動は これで足りるか カモ番(つがい)
朝散歩をしないとケータイの歩数計測は0から増えない。少々気が咎めるので、葉書を出しにポストまで歩く。ポストも少なくなって、最寄りのポストまで歩くと2千歩弱になる。橋の上からカモの番を撮る。雨は上がったけれどかなり寒い。
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N54喫茶店かと間違う造りの門静駅
門静駅は国道44号沿いにある。駅舎は2003年に建て替えられたもので新築の感じが残っている。角材を用いた茶店と間違いそうなこじんまりした建物で、以前の駅舎の写真と比べると全くの別物である。駅舎は段差と車椅子対応の緩やかなスロープがあり、待合室に入らなくてもすぐホームに出られる造りになっている。ホームは1面1線である。海に近い駅であるけれど、駅からは海は見えない。衛星写真では線路に接して駅の南側に整備された広い広場があるけれど、耕作地でもなさそうで疑問が残った。
門静は 茶店風なり 小駅舎
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N53楽しい絵の描かれたリサイクル駅舎の尾幌駅
花咲線を下り方向に行くと最初に出合う車掌車のリサイクル駅舎が尾幌駅である。リサイクル駅舎は駅周辺にほとんど人家がないところに置かれるケースが多いのだが、尾幌駅の南側にはまとまった集落がある。このリサイクル駅舎には動物や家畜の絵が描かれている。ウサギ、キツネ、タヌキに乳牛も交じっている。なかなか楽しい絵柄で、リサイクル駅舎では花咲線で一番見応えのあるものである。ホームは1面1線であり、長いホームで1両のワンマン列車が停まるところを表示した立看板がある。
殺風景 駅舎の壁絵 救いたり
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2015年04月15日
道新文化センター講座2回目
今日の都市秘境探訪講座はアメリカ総領事館である。地下鉄円山公園駅に集合して、小雨がぱらつく中を歩いて領事館まで行く。領事館に入るセキュリティチェックが厳しく、ケータイやスマホはOffにして預け、館内に持ち込めない。カメラも持ち込めない。カメラが無いので写真付きの記事が書けない。
首席領事のジョエレン・ゴーグ(JoEllen Gorg)さんや広報担当官の寺下ヤス子さんらが出迎えてくれる。領事館内でゴーグさんの写真を撮れないので、以前領事館近くのギャラリーRetaraで撮ったゴーグさんのパノラマ写真を載せておく。
(ギャラリーRetaraでの駐札幌米国首席総領事J.ゴーグさん・パノラマ写真)
領事館での主要な仕事を担当官から説明を受ける。ビザの発給やアメリカ人の出生証明書の発行などを行っている。ここでこの出生証明書がアメリカ人の一生に関わる重要なものであることがわかる。アメリカには戸籍が無いのである。日本の戸籍は役所で請求に応じて発行してくれるので、自分に関わる何かの証明にこれを用いる。戸籍のないアメリカでは戸籍に代るものが出生証明書なのである。その原本を各自が大切に保管し、何かの証明に使う場合はコピーを用いるのだそうである。
アメリカの政府発行の書籍等の図書室があり、必要に応じて閲覧させてもらえる。特にアメリカ留学のための情報に対しては、担当官が色々アドバイスをしてくれる。かつて日本からのアメリカ留学の若者は年間4万ほど居たのに、現在はその半数以下の1万9千人程度まで減少して、日米関係の今後の発展に支障をきたすとアメリカ政府も懸念していて、アメリカへの日本の若者の留学推進を総領事館の重要な仕事にしているそうである。
セキュリティ担当官から、安全な日本においてどうしてこれほどの高いレベルのセキュリティ対策が必要なのかの説明もあった。
最後に講堂でゴーグさんからアメリカについての紹介があり、質問形式で領事館やアメリカについての知識を新たにするお話であった。参加者からも色々質問があり、アメリカと日本の国の成り立ちの違いについて考えさせられるお話であった。1時間の予定が1時間半に延長となる。
アメリカ総領事館を辞してから、円山公園に接した札幌市長公邸のあった場所に設置されているナンドール作の「母子の像」の彫刻を見る。これは後日講座のコースとしてナンドール財団訪問を予定しているので、その下準備でもある。
彫刻を見てからアメリカ領事館のすぐ傍にあるギャラリーRetaraでの干場良光展「残片に聞く」を見る。新聞等に折り込まれてくるチラシを集めて、会場で飾り付けを行う手法で創り出された芸術作品(?)であり、ギャラリーで見ると意表を突かれる。作家の干場氏は講義の都合で会場には来られないとのことで、ギャラリーの関係者が作品について解説を行ってくれた。参加者が説明を聞いているところでパノラマ写真を撮る。
(ギャラリーRetaraでの干場良光展「残片に聞く」・パノラマ写真)
ギャラリーからの帰り道、アメリカ総領事館を入れて参加者の後ろ姿を撮る。総領事館の建物を撮ることも禁止されているので、これは苦肉の策である。
(アメリカ総領事館前の道を歩いて帰る参加者)
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N52駅舎内に駅の模型が置かれている上尾幌駅
上尾幌駅は尾幌川の上流にあることから名づけられており、駅の所在地の厚岸町大字苫多村に尾幌の地名は含まれていない。上尾幌駅の周辺には集落があり、かつては炭鉱の町として栄えた歴史がある。駅舎は大きく、一部が待合室として使われている。この待合室内に駅舎全体の模型が置かれている。2面2線の単式と島ホームがあり構内踏切で行き来する。駅の北側には厚岸町の「きのこ菌床センター」の建物があり、生椎茸栽培用の菌床の供給販売が行われている。線路を越えてこのセンターに抜ける道はない。
駅舎内 駅を縮めた 模型あり
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N51アイヌ語で「小川」を意味する“別保”駅
別保とは耳慣れない地名である。これもアイヌ語が語源で「ペッ(川)ポ(小)」で別保川を指している。別保駅は国道44号沿いにあり、外壁が白く、駅舎内は黒い壁になっている。窓が多く内に居ても開放感のある駅舎である。壁に「別保駅」という歌詞が額入りで飾ってある。地元のバンドが歌っている歌で、歌詞の中には「釧路駅から210円」がリフレインになっている。今は消費税アップで220円となる。ホームに出てみると、1面1線である。駅の南北をつなぐ連絡橋がホームの頭上にあり、錆が目立つ。
白壁に ゴシック文字で 駅舎かな
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シリーズ1834・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月14日
今日(4月14日)の一枚
齢の差は 学生と我 半世紀
この4月から北海道科学大学の客員教授を委嘱され、年数回の講義をするということで、その初回を行ってくる。三橋龍一教授が世話役で、マイコン時代から現在までのコンピュータ技術の変遷とサッポロバレーの勃興史みたいな講義となる。(パノラマ写真)
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N50花咲線を遠望できる連絡橋のある武佐駅
釧路のベッドタウンにある武佐駅に車で行くと迷う。国道44号から離れ、武佐川と別保川が合流する複雑な地形に団地が形成され、その外れに駅がある。目印になる建物は駅前の集合住宅ぐらいである。駅待合所は無く、高床のホームに階段で上り、片持ち式屋根の所で乗客は列車を待つ。1面1線である。駅の上り方向に住宅地を結ぶ連絡橋があるので、橋の上で写真を撮ると丁度1両の釧路駅に向かう上りのワンマン列車が入ってくる。駅の北側と東側は原野と武佐の森緑地と呼ばれる林地帯が広がっている。
ワンマンカー 近づくホームに 人の見え
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N49根室本線と釧網本線が乗り入れる東釧路駅
東釧路駅には根室本線と釧網本線の二線路が乗り入れている。駅の所属はこの2路線の内根室本線であるけれど、釧網本線の起点駅となっている。複数の路線が接続する駅としては日本最東端となる。島ホームの2面2線が利用されていて、駅舎から構内踏切でホームに渡る。釧路駅方向に連絡橋があり、この上から前記2路線が分岐して行く方向を眺めてみる。線路を跨ぐ道路があり、その下を通過した線路が北と東に分かれていく。駅の北側にスーパーマーケットがあり、大きな駐車場が駅に隣接してある。
二路線の 乗り入れ駅が 橋の下
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2015年04月13日
N48 SL冬の湿原号の始終点駅の釧路駅
北海道の路線では鉄道ファンや観光客ためにSLの臨時列車を走らせてきた。SL函館大沼号、SLはこだてクリスマスファンタジー号、SLニセコ号は人気があったが、北海道新幹線開業準備のため、これらのSL臨時列車は2014年で廃止された。唯一残ったのがSL冬の湿原号である。この臨時列車は釧路-標茶駅・川湯温泉駅間を往復する。2014年はSLが二台連結した最後の重連であった。朝釧路駅を出発し、途中摩周駅で石炭と水を補給して釧路に戻ってきた。釧路駅では雪の降る中、鉄道ファンが集まって写真を撮っていた。
雪の中 ホームにファンの カメラ列
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遊ぶアカゲラ(2015年4月13日)
アカゲラが 幹に二羽居て 隠れん坊
アカゲラが2羽近づいたり離れたりして遊んでいるようである。両方とも雄なので番ではない。アカゲラは群れない鳥なので、2羽が木の幹で隠れん坊をやっている様子は写真に撮っていて面白い。両者が顔を合わせているのをどうにか撮れた。
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N48ホームに湿原の鐘のある釧路駅
滝川-釧路間が普通列車で行ける道内最長路線である。根室本線は釧路-根室区間もあり、こちらは花咲線の愛称で呼ばれている。釧路から網走に向かう釧網本線も釧路駅発となる。釧路駅の2番線ホームにはSL冬の湿原号運行に合わせて湿原の鐘が設置された。半円形に曲げられたレールに鐘が吊り下げられている。同ホームには釧路沖約6 Km、海面下-600 mで掘り出された太平洋炭礦の海底炭塊が展示されている。同炭鉱は釧路コールマインに引き継がれ、現在でも石炭が掘られ、太平洋石炭販売輸送臨港線で運ばれている。
鐘鳴らし 出発SL 湿原号
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シリーズ1832・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月12日
N47道東で富士山を連想する名の新富士駅
駅名を聞くと静岡県富士市あたりの駅を連想する。事実、JR東海の東海道新幹線の駅として同名の駅がある。同じ名前の駅で不都合ではないかと思うけれど、JR北海道とJR東海は別会社なので問題は無いのだろう。北海道の方の駅名は大正期に創業した「富士製紙(現日本製紙釧路工場)」に由来している。駅舎は無く、道路に面した跨線橋に駅名が掲げられている。跨線橋を通ってホームに出てみると待合室がある。釧路貨物駅と共用の構内は広く、コンテナが置かれ、コンテナ車が長いホームに待機している。
道東に 富士の名の駅 コンテナ車
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今日(4月12日・その3)の一枚
番(つがい)カモ 雌は何処か 探したり
星置緑地の水芭蕉群生地の木道に番のカモが居る。人間が近づくとさすがにカモも逃げる素振りをみせる。さらに近づくと木道から雪解け水の中に入っていく。雄はその派手な色で目立つが、雌の方は枯草色で枯れた葦の中に入ると目立たない。(パノラマ写真)
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今日(4月12日)の一枚
フキノトウ 朝日(ひ)を照明に 今朝主役
今朝も写真になる日の出を撮り逃がした。見晴らしの良いところに歩いて行った頃に陽はまともに撮ることを拒否する輝きになっている。道端にあるフキノトウに出演願うことにして、朝日を照明にし、大都会を背景にした朝の寸劇を撮影する。
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N46釧路近郊の新興地にある新大楽毛駅
大楽毛駅から東に1.8 Km 行くと新大楽毛駅となる。この辺りは住宅や専門学校、自動車教習場などがあり、釧路の郊外の新開発地域である。駅待合所は無く、片持ち屋根のあるホームが待合所の役目をしている。ホームは1面の1線のみで上下線として共用されている。コンクリート製のホームは長く、上り方向の端から踏切のある道路に降りて行ける。大楽毛から新大楽毛に至る線路の近くを国道38号が並行しており、道東の交通の大動脈が走る地域となっている。駅から南に少し行くと釧路の海に出る。
列車撮る ホームの鏡 我が姿
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シリーズ1746・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月11日
N45駅前に釧路種の馬の像のある大楽毛駅
大楽毛の駅名を「おたのしけ」と正確に読むのは、最初は無理だろう。この駅名(地名)はアイヌ語の浜(オタ)の中央(ノシケ)に漢字を当てはめている。駅舎と施設がつながった建物の中央部分が待合所で、向かって右側が釧路市の支所、左側が食堂となっている。無人駅でも駅待合室は広い。駅前に釧路種の銘板のある馬のブロンズ像があり、これは戦前この地で軍馬が育成され、駅から運ばれたことによっている。ホームに出てみると跨線橋があり、島ホームにつながっていて、このホームが利用されている。
釧路種の 軍馬像あり 大楽毛
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シリーズ1826・「パノラマ写真」ここはどこ
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N44直線線路が東に延びる庶路駅
駅前に駅の由来が記された石碑がある。碑文を読むと、アイヌ語で滝(ソ)に向かっている道「ソオロル」から庶路と名付けられ、明治期には馬産地として知られた。釧路線の工事として明治期に釧路、大楽毛、白糠の各駅と同時に完成した。駅前を走る国道38号より少し高いところに駅舎があり、階段がついている。ホームは単式1面1線で、島式ホームへの跨線橋があるが、これはホームに行くためのものではなく駅の南北の連絡橋となっている。庶路駅から下り方向の隣駅大楽毛駅に直線の線路が東に延びている。
駅名標 壁飾りにし 小駅舎
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2015年04月10日
N43ホームにキロ程看板のある西庶路駅
西庶路駅は屋根の構造が複雑で、屋根も緩い勾配で、多雪・豪雪地帯では見られない。この辺りでは雪が少ないのでこのような造りとなったのだろう。駅前に公衆電話ボックスがあるけれど、これはほとんど使われないのではなかろうか。以前は簡易委託駅であったが、現在は無人駅である。島式ホーム1面2線が使われていて、屋根無し跨線橋で島ホームに渡る。跨線橋とは別に連絡橋もあり、これは白糠駅と同じ配置である。ホームに「289」のキロ程の看板があり、起点の滝川駅から289 Km来たことを示している。
複雑な 屋根構造や 少雪地
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ホオジロ 4月10日(2015年)
ホオジロを 初撮影で 撮り得感
カメラを抱えての散歩では、これまでお目にかかっていない野鳥に出合うと得をした気分になる。スズメに似た鳥が遠くの枝に止っている。拡大して見るとホオジロのようである。ホオジロはこれまでも目にしているのだろうが、初撮影である。
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今日(4月10日)の一枚
隈取や 歌舞伎役者の ヒレンジャク
冠羽のある鳥が止まってこちらを見ている。ヒレンジャクかキレンジャクのようである。地上に降りたところを撮った写真では、羽の黒白の格子模様に尾羽の先が赤いので前者だろう。隈取をした面構えのよい鳥で、歌舞伎の役者にも見える。
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N42駒踊りデザインの駅スタンプのある白糠駅
白糠について聞かれても「白糠は知らぬかった」と駄洒落を返す程度が精いっぱいである。有人駅で駅員が詰めている。駅スタンプには白糠駒踊りがデザインされていて、これは白糠村に開設されていた陸軍軍馬補充部釧路支部が発祥といわれている。駅舎内は広く、3月中旬の訪問時には大きな石油ストーブがあった。たこ焼の店「駅の家ハッピー」はシャッターを下ろしていた。ホームに出てみると島式・単式2面3線で、ホーム間の跨線橋が上り方向にある。下り方向には駅の南北をつなぐ人道橋が見える。
たこ焼きは 閉店日なり 食べ損ね
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2015年04月09日
N41 上り下りのホームが異常に遠い古瀬駅
海沿いの線路が内陸部に入ったところに古瀬駅がある。車で探して行くのにはすんなりと辿り着かない古瀬駅の第一印象は、この駅を利用する乗降客が居るのだろうか、というものである。この秘境駅の不思議な点は、二面あるホームが異常に離れている事である。斜め対面ホームどころではなく、片方のホームの先から相手のホームが遠くに見える。ホーム間は線路に沿った小道を歩いて、ホーム間にある踏切を利用する。ホーム近くに信号所の建物があるだけで、待合所はない。運賃表はホームにあり駅舎の機能を兼ねている。
警笛を 鳴らし特急 瞬時去り
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今日(4月9日)の一枚
陽の火事や 火柱立ちて 日の出時
声で起こされ朝焼けの空を撮るため外に出る。陽の火事場撮影に又遅れてしまった。写真に邪魔な電線を避けようにも短時間では甲斐無しである。日の出の空に陽光柱が現われ、火柱のようにも見える。消火作業に遅れた消防員の気持ちである。
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N40貨車用の長いホームのある音別駅
釧路市と飛び地合併をする前の音別町の玄関駅で、現在も有人駅で近隣の駅では最も規模が大きい。2面2線の相対式ホームで構内踏切がある。この駅は貨物駅でもあるので、構内は広く、比較的ながい連絡橋が線路を跨いである。旅客駅の南側のコンテナホームは全長約200 m と長いもので、パノラマ写真撮影時にもコンテナ列車が停まっていた。JR北海道の子会社がデータ捏造の大きな記事が新聞第1面記事になり、地図入りで音別駅が出ていた。取材した時のパノラマ写真を見てこの駅の記憶を新たにした。
ワンマン車 釧路方面 向かいたり
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2015年04月08日
道新文化センター2015年春第1回目
2007年の秋から開始した道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」
の講座は今回で12回目を数える。よく続いているものだと自分ながら感心する。
今日(4月8日)は通算12回目の講座の初日で、講座参加者24名(1名欠席)を
連れて先ず大通西5丁目のところにある「R&Bパーク大通サテライト」を訪問する。
HiNTの略称で呼ばれるこの施設の設立目的や活動について、
同施設の佐々木皇美氏から説明を受ける。
佐々木氏は所属している産業技術総合研究所北海道センターの植物
分子工学研究グループの研究紹介を行ってくれる。犬の歯周病治療薬となる
インターフェロンをイチゴに組み込み、イチゴから大量抽出する研究などの
最新製薬技術を説明してくれる。イチゴと犬の歯周病がつながっている
とは、研究とは想像もつかないことが行われている。
(生物プロセス研究部門のパンフレットで説明する佐々木皇美氏)
HiNTから日本銀行札幌支店に行く。札幌支店に赴任して
2年半ほどになる支店長の曽我野秀彦氏から日本銀行
全般や北海道の経済状況についてお話を伺う。アベノミクスの恩恵を
受けているのは、実は北海道である、といった話も出てくる。
質問にどのようにすると支店長までなれるのか、といった
のが出て、曽我野氏は真面目に仕事をすることだ、といった
応答を行っていた。
日銀札幌支店の市民に公開している部屋にはお札に関する展示物があって、
一億円の札束の大きさや重さを手で実感できる。使い古したお札は
シュレッダーにかけられ、その一部はお土産として来訪者に配られていて、
参加者にも配られた。日本銀行は企業や個人が口座を開設することが
出来ないので一般市民から遠い存在で都市秘境ともいえる。
初めてここを訪れる参加者には都市秘境を垣間見た感じがしただろう。
日本銀行から近くの北海道医師会館に入居している「札幌がんセミナー」を
尋ねる。同セミナーの理事長で北大名誉教授の小林博先生からがんに関する
お話を伺う。先生自身が肺がんに罹って、現在もお元気で活動している秘訣の
披露があった。全員に配られた、『「運動」は「くすり」に勝るーがん・心筋梗塞・
ロコモ・認知症の予防に』にその秘訣がありそうなので後で一読の
予定である。
話の終わりに、生きるのにあたって「健康」、「お金」、「愛」の三つから一つ
選ぶとしたらどれを選ぶか、という問題が提示され、今晩にでも考えてみたら
とのことだった。さて、どれを選んだらよいか、難問である。
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今日(4月8日)の一枚
生き方の 話になりて がん研究
道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」の2015年度の講座の初日である。講座参加者24名を連れて歩き、最後は「札幌がんセミナー」を訪問し、理事長の小林博北大名誉教授のお話を聞く。88歳になられた先生はお元気である。(パノラマ写真)
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N39尺別鉄道の資料が掲示されている尺別駅舎
下り方向に直別、尺別、音別と「別」三兄弟駅が続く。「別」はアイヌ語の「ペツ(川)」に漢字を当てており、道内には「別」のつく駅名(地名)は多い。駅周辺は人家も少なく寂れた感じである。尺別駅は運炭のための雄別炭礦尺別炭礦鉄道から尺別鉄道となった路線の起点駅でもあった。据え付け椅子があるだけで、他になにもない駅舎内の壁に、尺別鉄道の写真や説明が壁に張ってある。相対式ホームがあり跨線橋で連絡である。屋根なし跨線橋の上からは海が見える。ホームでは作業員が除雪作業を行っていた。
駅名板 「別」の三駅 表示あり
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N38近くにキナシベツ湿原のある直別駅
山小屋風の直別駅舎の横にベンチがある。ベンチにキナシベツ湿原の文字があり、近くに湿原が広がっているのを教えてくれる。地図では駅は直別原野にあり、付近にキナシベツの文字があるので、駅の周囲がもう湿原になっているのかも知れない。ホームに出て見ると斜め対面のホームで、2線が利用されている。ホーム間に屋根なし跨線橋が架かっている。直別駅は釧路市音別町の駅で、浦幌町との境界にある。音別町は白糠町が間に挟まって飛び地で釧路市と合併したため、尺別、音別と釧路市の駅が続き白糠町に入る。
駅舎横 ベンチ文字あり キナシベツ
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シリーズ1840・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月07日
N37跨線橋から海の見える厚内駅
滝川駅を出発して内陸部を通って来た下り方向の根室本線は、浦幌町厚内駅で海が見え出す。駅舎は赤いトタン屋根で、閉鎖されたレストランがあったこともあり、建物は大きい。対面式ホームで3線が利用されていて、跨線橋がある。この跨線橋から下り方向を見ると水平線が姿を現している。線路と海岸の間に厚内の集落が重なって見えていて、集落の先には厚内漁港がある。ここは釣のスポットで釣り人がやってくるところである。下り方向の線路はカーブにはいり、その後は海沿いの路線となる。
カーブして 海沿い路線 続きたり
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ヒヨドリ(2015年4月7日)
ヒヨドリが 花芽啄む 柳枝
ヒヨドリが枝で何かを啄んでいる。良く見るとバッコヤナギの花芽を食べている。野山に野鳥の餌になるものが次々と出てくる季節になってきた。地上には依然雪が残り、野の花が咲くのには未だ日数を要するだろうけれど、それもすぐである。
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N36時間が止まってしまったような上厚内駅
上厚内駅に着いた時は陽が落ちかかっていたことも手伝って秘境駅の雰囲気である。駅周辺の民家は廃屋の無残な姿を晒している。駅舎は道路から少し高いところにあり、緩やかな坂を登っていく。ここに客姿があるのを想像できない駅舎内を通ってホームに出る。対面式ホームで2線ある。列車交換のためなのだろう、ホームは長い。青空跨線橋でホームを行き来する。沈みゆく陽に照らされた木造駅舎は、もう見ることの少なくなったかつての典型的駅舎のようで、ここでは時間が止まってしまったかと錯覚する。
沈みゆく 陽にシルエット 秘境駅
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2015年04月06日
N35ホームにランプ用油貯蔵庫の残る浦幌駅
浦幌駅前は再開発が行われ、ロータリが囲むコスミック広場と銘打たれた広場があり、駅前通が延びている。通りに面し町の多目的施設のコスミックホールがある。駅は有人で駅舎はこの辺りでは規模が大きい。対面式のホームがあり跨線橋でつながっている。豊幌町、音別町、白糠町を通る根室本線はおおまかに東西に延びる路線であるけれど、浦幌駅では南北に線路が延びる。ホームにはレンガ造りの小屋があり、明治時代に建てられた、灯りためのランプ用油を貯蔵していたもので、パノラマ写真に写っている。
駅名の 赤文字映える 駅舎なり
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N34吉野桜の名前を採った新吉野駅
新吉野駅は広い畑が広がる平野部に位置している。線路と国道38号間に集落があるけれど、衛星写真で見るとこの集落も畑の一画という感じである。吉野桜からの命名の駅の待合所が線路脇にある。外壁を塗り直しているようで、ネット等に載っている以前の駅舎の庇や柱部分が赤茶色であったものが、鶯色になっている。駅舎前のホームの他に島式ホームがあり2面2線の構成である。島ホームへの構内踏切でパノラマ写真を撮ってみると、上り方向には直線線路が下り方向は線路先がカーブしている。
桜花名に 鶯色と 色合わせ
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2015年04月05日
N33人道橋の迂回路で島ホームに行く豊頃駅
豊頃の名前を聞いても思い出すものがない。町の地勢は東西に浦幌町と大樹町があり、海にも面し丘陵地帯が広がっている。豊頃町を通過する根室本線は東隣の浦幌町厚内駅で海と出合う。二宮尊徳の孫の尊親が豊頃町の開拓の祖であるけれど、駅を訪れただけではその歴史に触れるものは無い。駅舎の壁に「2番ホームでご乗車の方は、必ず人道橋を渡りお乗りください。」の注意看板がある。駅舎に入ってホームに出てみると、確かに島式ホームの2番線に行く構内踏切が無く、人道橋を利用して迂回するしかない。
駅舎壁 ホーム道順 指示のあり
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今日(4月5日)の一枚
石垣と 雪垣並ぶ 浅き春
久しぶりに中の川の散歩コースを歩いてみる。「春は名のみの風の冷たさ」の通りの朝で、小川沿いの道は大方雪が解けている。所々に大きな雪の塊があるのは、冬の間に雪捨て場になったところだろう。解け出した雪水で川の流れに勢いがある。
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N32十ドル紙幣の看板のある十弗駅
駅ホームの看板の印象が強く、後々まで記憶に残った。すぐ10ドル紙幣を連想するデザインに「十弗は10$駅」の文字と列車アニメキャラが描かれ、十弗駅を含む根室本線の路線図もある。漢字の「弗」の字形が「$」に似ていることからドル記号の代用にされたのを援用しているが、「弗」は本来元素の弗素を意味している。駅の地名は豊頃町十弗宝町とこちらも縁起の良さそうな地名である。JR北海道の釧路支社がアイディアを出したようで、ルパン三世ラッピングトレインも同支社が手掛けている。
10ドルの 印象強く 十弗駅
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シリーズ1767・「パノラマ写真」ここはどこ
海鳥も 訪問客で 1漢字(じ)駅(1767・森駅)
跨線橋でつながる単式と島式の2面のホームに3線がある。乗り入れ路線が2線あるが同じ路線名の本線と支線で、この駅の上り方向で分岐する。山側の線路が本線で、海側を行くのが支線の扱いである。駅ホームから海と駅東方向に港が見える。
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2015年04月04日
今日(4月4日・その3)の一枚
今日(4月4日・その2)の一枚
絶景の 余市一望 頂白山
頂白山(480 m)登山である。JR南小樽駅集合で札幌からは案内役のSU氏とF氏、N氏に小樽からSA氏が加わり、SA氏の車で登山口まで行く。かんじきを履いて体力のない登山でかなりの難儀。天気も良く頂上の抜群の眺望をパノラマ写真に撮る。(パノラマ写真)
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- by 秘境探検隊長
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N31ワイン色を駅舎に取り込んだ池田駅
池田町は何といってもワインである。町営のブドウ畑とワイン城醸造所があり、全国的に知られた観光施設のワイン城がある。ワイン観光の影響は駅舎にも及び、駅舎はワイン・レッドで縁取りされ、屋根も同色である。駅横のオブジェは巨大なワインのコルク抜きである。コルク抜きの螺旋の方向が普通のものと逆になっていて、これは左利き用のものであるとの結論に至った。池田駅と北見駅を結ぶ池北線を引き継いで、北海道ちほく高原鉄道が運営していた「ふるさと銀河線」は2006年に廃止された。
駅前の オブジェに映る 我を撮り
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N30市街地と畑地の境目にある利別駅
駅の南側の広場から池田町利別の市街地が続いていて、駅北側には畑地が広がっている。緩い勾配屋根の駅舎の一部が駅待合室になっている。閑散とした待合室で、壁のところに木製のベンチが据え付けられている。駅の案内関連のポスターの他には指名手配の顔写真のポスターが目に付く程度で殺風景な駅舎内である。島式ホームで2面2線があり、ホームには構内踏切で渡る。ホームに立って見渡すと、雪で覆われた畑地が広がっているのが一望にでき、雪が解ければ農業王国十勝の春の農作業が始まる。
ホームから 雪の畑地の 一望撮
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シリーズ1828・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月03日
今日(4月3日・その2)の一枚
N29パークゴルフ発祥の地の幕別駅
幕別駅前の空き地にクラブを振って遊んでいる人のブロンズ像が残雪の中にある。幕別町が発祥のパークゴルフに興じている姿の像である。北海道発祥のスポーツとしては芽室町のゲートボールもあり、半年近く雪で覆われるグリーンの上でのスポーツが十勝の地で生まれ、全国に広まったとは驚きである。有人の駅舎内にはストーブがあって、客がストーブの近くに座っている。駅ホームに出てみると、単式と島式のホームがあり、3線が利用されているようだ。島式ホームから「パークゴルフのまち幕別町」の看板が見える。
興ずるは パークゴルフなり 雪の上
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N28荒廃が極度に進んだ駅舎残骸のある稲士別駅
根室本線と並行で走る町道幕別札内線に面して稲士別駅のホームがある。ホームは道路より高いところにあり、板で出来たスロープを登ると板敷のホームになる。ホームからみると真っ直ぐな単線が延びている。ホームに待合室はない。ホームの下の道路横に駅舎の残骸があるけれど、雪解け水の溜まった室内は荒れ果て、時刻表も料金表も掲示されていないので、待合室でもない。費用の問題そのままにしてあるようだ。木製の長椅子のところに駅ノートが置かれてあり、秘境駅の雰囲気を感じたい鉄道ファンが寄るようである。
秘境駅 駅舎残骸 加勢なり
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シリーズ1839・「パノラマ写真」ここはどこ
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2015年04月02日
今日(4月2日・その2)の一枚
一番咲き 花種の日替わり 気持ち急く
今年の雪解けは早い。その分花が咲き出すのも早い。庭のクロッカスが花弁を広げている。庭では一番咲きである。これからは、種類別で一番咲きの花が日替わりで咲き出しそうである。それを写真に撮らねばと気持ちが急かされる季節である。
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N27連絡橋と構内踏切が上下にある札内駅
駅名の漢字を知らずに「さつない」と聞くと「札無い」を連想するのは懐に余裕が無いせいか。「さつあり」の駅名だったら縁起物で乗車券が売れただろう。帯広駅の隣駅であるけれど、駅は幕別町にある。十勝の農業地帯にあり、駅前にはJAのオフィスのある建物が見え、駅前通りの商店街が延びている。駅のホームからも馬鈴薯集荷貯蔵所の建物が見え、かつては農産物の貨物が運ばれた。現在は日本貨物鉄道の駅が廃止され、貨物の取り扱いはなくなった。ホーム間に構内踏切があり、線路を跨ぐ連絡橋もある。
駅広場 陽の低くなり 駅舎影
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N26彫刻の鹿が遊ぶ帯広駅前北口広場
帯広駅の北口は彫刻やオブジェが配置されている。坂坦道の群像彫刻「大地」は駅が高架になる以前からあった。駅が高架になり駅前が整備された時に置かれたオブジェに「夢つむぐ3つの手」がある。彫刻の鹿が3頭遊んでいる。これは米国の女性彫刻家グイン・メリルさん制作のものである。同じ彫刻家による鹿の像が他に4体市内に置かれている。駅舎の北口は高架のホーム部分がガラス張りになっていて、横に広がりのある空間を演出している。駅南口もあり、こちらには彫刻やオブジェは見られない。
雪の中 遊ぶ鹿撮り 駅取材
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2015年04月01日
今日(4月1日・その2)の一枚
ナニワズの 咲く庭演技 4月馬鹿
毎年のようにエプリルフールでは家人を嘘の罠にひっかけている。今年は雪の解けた庭の桜の木に、茶色のウエストポーチを丸めて置いて、リスがカラスにやられてしまったというのを演出する。さりげない演技で今年もまんまと成功である。
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ヤマガラ 4月1日(2015年)
明ける空 影絵ヤマガラ 写したり
野鳥と日の出を重ねて撮ってみたいと思っていても、なかなか難しい。朝日が強いと野鳥はシルエットにしかならない。野鳥にフォーカスを合わせると背景色は飛ぶ。少し明るくなった明空に影絵のように写っているのはヤマガラのようである。
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N26乗降客を避けて撮る帯広駅舎内
帯広駅の現駅舎は4代目で、出入り口は北口と南口がある。南北の出口をつなぐコンコースは東と西にあり、両コンコースを結ぶ通路がある。改札口はこの連絡通路の中央部にあり、乗り場のホームは2階部分にある高架式になっている。ホームは島式の2面4線がある。ホームの部分がガラス張りになっていて、開放感がある。現在は根室本線だけの駅であるが、かつては帯広-広尾間の広尾線、帯広-十勝三股間の士幌線が帯広を始点駅としていた。駅舎内一階のコンコースや通路に面して商店や各種施設がある。
人通り 避けて撮りたり 駅舎朝
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- by 秘境探検隊長
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- in 爪句 ≫ 爪句@北海道の駅-根室本線・釧網本線:S25
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N25乗降機能だけの都会の駅の柏林台駅
柏林台駅は外観だけを見ると大きな駅舎かと見間違う。高架の駅でホームへの階段部分とホームが駅となる。待合所のようなところはなく、乗降機能だけの駅である。ホームは1面のみの単線で、遮音壁があって視界を遮り殺風景である。駅名は地名からのもので、柏林というからには昔は柏の林があっての命名かな、と思う。線路と並行に走る国道38号脇に街路樹が植えられているけれど、大木になる柏とも思えない。駅前の空き地に何も無い駅周囲を少しでも飾るためのような花壇があり、丁度コスモスが咲いていた。
コスモスが 招く階段 駅舎なり
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- by 秘境探検隊長
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シリーズ1825・「パノラマ写真」ここはどこ
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- by 秘境探検隊長
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