2011年10月31日
黄色の構内で自己主張する紅葉
構内の秋の色の主流は、イチョウ並木の黄葉に代表される黄色である。並木でなくても構内にはイチョウの大木があって、秋には見事な黄色で見る人を楽しませてくれる。主流の黄葉に負けじと、紅葉も見事な紅色で自己主張である。クラーク会館の前に楓が土盛の上に植えられていて、早々と赤い衣装の披露である。ここが南端となり構内のメインストリートが北に延びる。ここから北に進むと、通りの西側に総合博物館があり、建物の前の楓が黄色から紅にお色直しの最中である。
黄構内 紅色添える 楓かな
黄色から お色直しの 紅衣装
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観葉客に加わる幼児の一団
北大構内は当然ながら学生や教職員が行き来する。他方、この構内は一般市民や観光客に散策の格好の場所を提供している。保育所や幼稚園の幼児達も、集団で黄葉の構内散策である。芝生の上を走ったり、落葉を拾ったりと楽しそうである。引率の保育士だろうか、幼児達が散らばらないように手をつながせて誘導している。大人の方は幼児達に注意が集中して、構内の見事な紅黄葉には目が行かないようである。大きくなったら、この学府で学びたいと思うには、若すぎる一団である。
引率者 紅葉よりは 子に目行き
未来には 学人なるか 幼き子
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パノラマ写真「ここはどこ」シリーズ12
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2011年10月30日
今日(10月30日)の花
パノラマ写真「ここはどこ」シリーズ11
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2011年10月29日
遠友夜学校のパノラマ写真
2011年10月28日
札幌市資料館裏庭のパノラマ写真
ここはどこかわかりますか
今日(10月28日)は頼まれてパノラマ写真の施設で講演予定である。演題は「爪句で巡る札幌の秘境」である。造語の爪句が馴染みのない言葉なので、演題に注が付いていて「爪句:写真と俳句の新しい表現法」としている。この施設はどこかわかりますか。
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2011年10月27日
今日(10月27日)の花
ここどこかわかりますか
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2011年10月26日
今日(10月26日)の花
都市秘境散策4回目
道新文化センターの都市秘境散策講座も4回目になる。今日(10月26日)は光塩学園調理製菓専門学校の見学から始まった。丁度10月10日に同校の新校舎が完成しており、好都合な見学会となる。
現在札幌市内で安田侃氏の野外彫刻展が開催されており、新校舎の1階ホールに同氏の「天秘」の作品が置かれてあって、これも上手い具合に見る機会を得ることになった。この作品名に因んで、このホールは「天秘ホール」と命名されている。2階からホールを見下ろすことができ、各種のイベントをこのホールで行っていく計画と説明を受けた。
新校舎内では、ガラス窓越しに学生が調理や製菓の講義を受けているのを見ることができる。
フランス料理、イタリア料理、中国料理、日本のソバ打ち、寿司の握りまで各国の調理法に分かれての実習が行えるように、それぞれの料理にあった調理場が設けられている。調理場では、調理服に身を固めた学生が先生の調理の手さばきを熱心に見ていた。
チョコレートの菓子作りのための調理室もあり、廊下にチョコレート菓子の材料の展示があった。授業で作るチョコレート菓子で、材料は高級なものを使い、値段に直せばかなり高価なものになるそうである。一つ食してみたかった。なお、同校でつくる菓子はチョコレートに限らず、同校の売店で不定期に販売されるそうであるそうで、その時は行列が出来、短時間で売れきれるそうである。
従来の校舎も案内してもらった。5階から見下ろした吹き抜けはホテル風であり、実際ホテルをイメージして造られている。レストラン、バー、茶室、ワインセラー等々、飲食が関係する場が設けられ、実習が行われている。レストランでは予約制で、ごく少数の外部客に学生の作ったフレンチなどが供されるそうであるけれど、予約を取るのが難しいとのことである。
同校から知事公館の庭に行く。ここにも安田侃氏の「意心帰」の作品が紅葉の下にあった。
最後の見学先は中国画廊で、一時期中国総領事館でもあった建物の3階にある中国人画家専門の画廊をみる。ここではお茶と菓子のサービスがあり、絵を見るより、お茶の方を楽しんだ。
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「ようこそさっぽろ」ブログ更新
札幌市の観光公式サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「北大イチョウ並木と伝統の学府内での秋の紅黄葉探勝」というタイトルで、見ごろを迎えた北大イチョウ並木と構内の紅黄葉の紹介を行っています。
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どこの神社かわかりますか
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2011年10月25日
この駅どこかわかりますか
このJRの駅はどこかわかりますか。長い跨線橋が彼方に見えているので、まあわかるでしょう。プラットホームに列車待ちの人が居ない時にパノラマ写真を撮るとなると、大きな駅では難しい。
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2011年10月24日
今日(10月24日)の花
中島公園キタラ前広場のパノラマ写真
中島公園にコンサートホール「キタラ」がある。「キタラ」とは、ギリシャ神話の音楽を司る神のアポロンが手にしている楽器(竪琴)の「キターラ」に由来している。建物に相対するように、安田侃の白大理石の「相饗」の作品が置かれている。
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2011年10月23日
今日(10月23日)の花
ここどこかわかりますか
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2011年10月22日
今日(10月22日)の花
2011年10月21日
今日(10月21日)の花
JR札幌駅北口地下通路のパノラマ写真
札幌の街角で世界旅行をする爪句プロジェクトを立ち上げているのだが、広く声を掛けている協力者(共著者)が足踏み状態である。海外の雰囲気の伝わる写真を撮り、爪句を捻り出し、短い説明文をつけるだけで、大した仕事でもないと思うのだが・・・ある程度の数が揃わねば豆本にならないので、パノラマ写真撮影のついでに外国に関係しそうなところを被写体に選んで、爪句の数を増やす努力をしている。
JR札幌駅北口の地下通路に、札幌市の姉妹5都市のパネルがあるので、ここのパノラマ写真を撮ってみる。
2011年10月20日
「ようこそさっぽろ」のブログ更新
札幌市の観光公式サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「秋深く閉園間近の北大植物園で楽しむ花と紅葉」というタイトルで、北大植物園をリポートしています。
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2011年10月19日
都市秘境散策講座の3回目
今日(19日)は10月開始の都市秘境散策講座の3回目である。集合場所は千歳線平和駅で、この島駅から長い跨線橋を歩いて平和地区側に出る。珍しく快晴の一日で、跨線橋が秋の青空の下にあった。
今日の訪問先の最初は福本工業で、社長の福本義隆さんと社員の山本修知さんが平和駅まで出迎えてくれて、跨線橋を背景にパノラマ写真撮影となる。集合写真は普通は横に並ぶのだが、パノラマ写真なので円形に並んでの撮影である。後で見せていただいたパノラマ写真には、皆さん360°にぐるりと円陣になって写っていた。
福本工業でパノラマ写真の最近のサンプル画像を見せてもらった。ビジネスにどのように役立つかの可能性についても説明があって、面白いデモンストレーションであった。写真のワイシャツ姿の手前が福本社長で、奥が山本さんである。
缶コーヒーやお茶のサービスまであって、福本社長が手にしているのは缶ビールである。缶ビールを薦められて飲んだ参加者はいたのかな。仕事中の筆者は勿論ビールは口にはせず、缶コーヒーしか飲まなかった(飲めなかった)。福本工業では今回の見学者のため、スリッパを参加者の数分新調で、見学のため出費をさせてしまった。帰りには全員「ワンワンの会社勤務」のシリーズ本のお土産である。福本工業の皆さん、参加者を代表して有難うございます。
福本工業からは道立精神保健福祉センターに行き、センターの業務等についてスライドによる説明を受ける。写真で説明しているのは同センター副部長の小島勝氏である。
最後の見学先は大谷地小学校の郷土資料室である。教頭の竹村匡史先生に対応していただいた。学校の資料や地域の市民からの寄贈品が資料室に並べられていたのを、駆け足で見て来た。帰りは南郷18丁目駅から地下鉄に乗る。
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NHKスタジオのパノラマ写真
NHKの「つながる@きたカフェ」のコーナー番組「さっぽろハコモノ探検」に生出演しているので、記念にスタジオのパノラマ写真を撮る。ハコモノ探検の担当プロデューサーのS氏が、スタジオで座っている目線でパノラマ写真を撮ると面白い、とコメントしてくれたので、自分の座っているところにカメラを据えてパノラマ写真を撮ってみる(座っているより立っている高さの目線)。出演者になってスタジオで座ると、周囲がこのように見えてくる、という状況を見る場合にも、パノラマ写真は威力を発揮する。
2011年10月18日
今日(10月18日)の花
さっぽろハコモノ探検生放送・札幌管区気象台
今日(18日)は「つながる@きたカフェ」の「さっぽろハコモノ探検」のコーナー番組に生出演である。番組のタイトルに札幌市の現在の様子の映像が出て、今日は曇りである。
番組のキャスターは、いつもの増子氏と新しく番組に加わった西尾さんである(藤井さんは長期休暇中)。今回は札幌管区気象台のバックヤード探検である。
気象予報室で予報官が仕事をしているところがビデオで流れる。いつもの通り、ビデオに合わせてコメントしてゆくのだが、何度経験してもこれには緊張するし、言い忘れた事に後で気づいたりする。
気象台の傍を通ると目につく塔がある。高さ50mの、かつての気象レーダのあった塔で、取材ということで登ってみた映像が放送された。塔の上で案内していただいたのは技術専門官の小松氏である。
塔の上にはGPSラジオゾンデからのデータを受信するアンテナの他、日射量を測定する機械も設置されている。この塔の上からの眺めは抜群であった。
爪句で今回の探検をまとめてみた。「のっぺらぼう」は最初「のっぺら坊」にしたのだが、Sプロデューサーが放送禁止用語になるかどうか調べて、無難な「のっぺらぼう」になった経緯がある。
2011年10月17日
NHK局舎前パノラマ写真
2011年10月16日
ちえりあのパノラマ写真
2011年10月15日
今日(10月15日)の花
2011年10月14日
雪虫のマクロ撮影
雪虫をマクロ撮りしようと思っていた。雪虫は何時現われるかと機会を窺っていたら、10月の半ばの暖かい日に雪虫が飛んでいる。空中に浮いているような飛び方なのだが、小さ過ぎて飛んでいるところは撮影が難しい。百日草に留まったところを撮ってみると、蕊程度の大きさである。下半身は白い毛で覆われている。この体毛のせいで、花後の綿毛の先に留まると、どこからが雪虫の身体か見分けがつかないほどである。雪の妖精のようなこの虫が飛び交うと、雪の季節は目前である。
雪虫は 飛び出し蕊(しべ)か 百日草
雪虫と 花後の雪球 雪予兆
石川啄木胸像パノラマ写真
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2011年10月13日
今日(10月13日)の花
2011年10月12日
今日(10月12日)の花
都市秘境散策講座10・12
今日の都市秘境散策講座は、札幌市博物館活動センター見学から始まる。同センターの学芸員の古沢仁氏から説明を受ける。北海道の成り立ちの概説の説明がある。丁度メムの企画展が開催中で、メムと札幌市の形成についての解説がある。
特別に収蔵庫も見せてもらう。特別収蔵庫内で、珍しい昆虫の標本が目の前に出される。
かつて札幌市に生息していて、今は絶滅したとされるテングチョウの標本もあり、標本箱の中に収まったものを撮影する。
センターの地下の部屋で化石のスクリーニングが行われていて、その様子を見学する。巨大な岩石からクジラの化石を取り出す作業で、これは根気の要る仕事である。スクリーニング後捨てられる岩石の破片から、植物の化石の残った小片を探し出しもらってくる。
博物館活動センターからはカデル27の地下通路を通ってみる。ここに、こんな立派な通路があるのは、参加者の誰も知らなかったようである。
クリックするとパノラマ写真動画になります。
赤れんが庁舎から、メムの名残といわれる庁舎前庭の池の横を通って札幌エスタ11階屋上の「空のガーデン」に行く。先月開園したばかりの、本道初の本格的屋上ガーデンである。監修はテレビドラマの舞台になった「風のガーデン」も手がけた上野砂由紀さんである。今回はここで散会となる。
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今朝(10月12日)の一枚
我先に 散る葉の舞いや 学府内
今日は都市秘境散策の講座日で、少し早めに出かけて北大構内の秋の様子を撮ってみる。本格的な黄葉はもう少し先ではあるけれど、十分に色付かない木の葉でも、朝日の中で我先にという感じで散っている。毎年繰り返される光景である。
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2011年10月11日
手稲山ロープウェイ駅のパノラマ写真
2011年10月10日
今日(10月10日)の花
クマの目撃された西野ひよこ公園パノラマ・レポート
ネットで新聞が配信されるようになると、新聞写真の多くはパノラマ写真になるのではないかと予想している。現在の新聞写真は、現場の一部分を切り取ったもので、その現場の全体像が見えてこない。この点、パノラマ写真では全体を見ることができ、読者が注目したい部分を拡大して見ることができる。テキスト情報の記事に書かれていないことでも、パノラマ写真から状況を読み取ることができる。
こうなると、事件の現場に駆けつけて、パノラマ写真を撮り、記事を書くフリーランスのジャーナリストがパノラマ写真で食べてゆける時代となるのだろう。
例として、この数日札幌市内でクマの目撃があいつで、どこそこの公園と報道されるけれど、その公園がどんな場所であるかの情報が充分でない。西野ひよこ公園も新聞報道で知名度が上がったけれど、実際どんな公園か知りたい人もいるに違いない。
そこで自称パノラマ写真記者に早変わりのブログ子が、この公園をパノラマ・レポートする。驚くなかれ自動車がビュンビュン走る北一条宮の沢通と西野屯田通の傍の写真の公園である。この車の流れを避けてクマがこの公園で遊んでいたとは、にわかには信じられない。と、まあこんな風になる。
2011年10月09日
パノラマ写真撮影と処理の一日
2011年10月08日
姉妹都市コーナーの瀋陽市故宮鳳凰楼
JR札幌駅の北口地下通路にある姉妹都市コーナーには、それぞれの都市を紹介する写真パネルが取り付けられている。瀋陽市は旧市街に保存されている故宮の鳳凰楼である。この故宮は、清王朝が北京に都を移す前の王宮であり、清の太宗(ホンタイジ)の時代に造られた。この故宮では最も高い建物で、当時は瀋陽市でも一番高い場所であった。皇帝はこの楼の最上階で酒宴を催し、月を眺めたといわれている。この写真が都市コーナーに置かれている様子をパノラマ写真で撮ってみる。
瀋陽市 地下に訪ねて 故宮なり
パノラマの 写真で寄りて 鳳凰楼
画像をクリックするとパノラマ写真になります。
農場とポプラ並木の秘景観
パノラマ写真を撮るようになってから、構内の主要な景観を物色して撮り歩いている。普通はカメラを平地に据えてパノラマ写真撮影のところ、高い建物の屋上からも撮ってみる。昔の職場の情報科学研究科棟は11階の上が屋上で、屋上から第一農場を見下ろしてパノラマ写真撮影である。丁度収穫期を迎えていて、農場の稲の黄金の絨毯が見える。その向こうに若木と老木の入り交じったポプラ並木が俯瞰できる。パノラマ写真では、マウス操作で景観をぐるりと回転させて見渡せる。
見下ろせば 学府景観 秘景なり
マウス持ち 景観回し 秋探し
画像をクリックすると動画になります。
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2011年10月07日
札幌気象台屋上でのパノラマ写真撮影
都会の小川「中の川」を遡るサケ
手稲山に水源を持つ中の川が、住んでいる場所近くを流れている。都会の住宅街を流れる川なので、小川でも護岸と河床の整備が、必要以上と思われるほどに施されている。ここに、秋になるとサケが遡上してくる。身体が紅色になっていて産卵が間近いことを知らせている。背ビレ、尾ビレは白くなって傷が目立つ。人の手によって造られた急流をサケは必死で遡る。淀みで一息ついては、また次の急流に挑戦である。最後の力を振り絞っての遡上に、心の中で掛け声が思わず出てくる。
淀みにて 休むサケの身 傷多し(十音句:居缓流 鲑鱼休身 遍体伤)
掛け声が 思わず出たり サケ登り(十音句:招呼声 不由自主 鲑鱼跃(躍))
2011年10月06日
札幌市博物館活動センター
「ようこそさっぽろ」ブログ更新
札幌市の観光公式サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「大都会の屋上で想像を膨らませる北海道の草原情景ー空のガーデン」というタイトルで、札幌エスタの屋上に9月23日に開園した「空のガーデン」をレポートしています。庭園の監修は旭川の園芸家上野砂由紀さんが行っています。
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2011年10月05日
都市秘境訪問の講座開始
本日(10月5日)から道新文化センターの都市秘境訪問講座の2011年秋のコースの開始である。まずは大通公園の安田侃野外彫刻展のところで集合記念撮影となる。2年ほど前、この講座に参加していて、ステージ4で療養生活に入っておられたT氏が、再び参加で、これには筆者のみならず、T氏を知っていた参加者は驚いていた。ともあれ、一緒に歩くことができるまで回復されたことにはおめでとうである。
訪問先はNHK札幌で、大きなスタジオを見学した。スタジオの天井にある大小の照明の数の多さには驚く。蛍光灯に代えて省電力を図っているけれど、LED照明はお金がかかるので、そこまで手が届かない話が印象に残った。
アナウンサーの里匠氏に、放送までの過程にどんなことが行われ、体験談を交えたアナウンサーの役目の話をしていただく。里氏は5月放送の「ホリホリX」で司会を務められていた番組で、筆者はゲスト出演で面識があった。
中継車の中も見学させてもらった。狭い車内に放送機械が並び、ここに人が詰まって作業するのを想像すると、なかなか大変そうである。写真にぶれて写っている男性は、「ハコモノ探検」でお世話になっているSプロデューサである。
Sプロデューサにシャッターを押してもらって、中継車の前で記念撮影である。S氏、説明役のお嬢さん、里氏、中継車の説明された技術の方々ありがとうございました。
NHKからは札幌市役所に行き、屋上の展望回廊から札幌市内を俯瞰する。今日は天気が良かったのでよい眺めであった。
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大都会の中の牧場
大都会と農村を一枚の写真に収めようとすれば、北大第一農場が第一の候補地である。JR札幌駅から10分も歩けば北大の構内の入口に達し、さらに10分ぐらいで農場を見渡せるところに着く。農場の北西側は放牧地になっており、牛が牧草を食んでいる景観が広がる。農場に接する桑園地区方向をバックにして写真を撮ると、桑園の高層マンション付近に牛が休んでいるように写る。住宅街の彼方の三角山も写ってくる。農村、都会、山並みと、大都会札幌を切り取る一枚が得られる。
秋の日に 牛食み居りて 住宅街
大都会 三角山と 牛を撮り
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2011年10月04日
今日(10月4日)の花
安田侃野外彫刻展の「真無」
安田侃野外彫刻展が大通公園や他の会場で行われている。大通公園4丁目のところには「真無」と題された作品があり、パネルの読みを見ると「MAMU」とある。この作家の作品名には「妙夢(みょうむ)」、とか「意心帰(いしんき)」とか妙なものが多い。作品は直方体の枠の中に球がはめ込まれている。同じ作品名のものが美唄の旧栄え小学校を彫刻公園にしたアルテピアッツア美唄にあり、同じ作品名でもデザインが少し異なっている。大通公園の作品のパノラマ写真を撮ってみる。
「真無(まむ)」とあり いかなる意味ぞ 作品名
パノラマで 写し撮りたり 野外展
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ノラニンジンの花後に居座るアカスジカメムシ
ノラニンジンの花には色々な虫が居座っている。なかでもよく見かけるのはカメムシで、アカスジカメムシが居る。このカメムシの名前の通り黒地に赤い筋が入っているので、一度覚えると次からは名前がすっと出てくる。ノラニンジンを餌にする虫なので、食料倉庫に居座っているようなものである。ノラニンジンの花後は丁度身を隠すのにも都合が良く、他のカメムシにもこの食料倉は人気がある。違った種類のカメムシが同居していたりして、過密状態になっているのを見かける。
カメムシは 食料倉(くら)に 居を構え
アカスジも ブチヒゲも居て 人気部屋
2011年10月03日
パノラマ写真で撮る楡影寮記念碑
楡影寮の記念碑は1983年に閉寮となってから20年後の1983年に建立されている。この記念碑の建立委員会の委員長の役目が回ってきて、大学当局と折衝して建立に漕ぎ付けた思い出がある。碑文には簡単に「ここに僕らの棲み家があった ここで学んだ 語った 歌った そして時が流れた 楡影の青春を偲んで オバンケルの息子たち」と記されている。オバンケルとは寮生の食事作りをしてくれていた賄婦の愛称で、ドイツ語のオンケル(おじさん)をもじった造語である。
オバンケル 碑文にあれど 死語となり
パノラマで 撮る記念碑は 動画なり
画像をクリックすると動画になります。
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- by 秘境探検隊長
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- in 爪句 ≫ 爪句@北大物語り(2014年:S23)
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頬髯に見るブチヒゲカメムシ
エノコログサにカメムシが張り付いている。カメムシの鞘翅部分を顔に見立てると、両脇の縁取りのブチ模様は髯に見えてくる。これがブチヒゲの名前の由来らしい。イネ科の害虫でもあるそうで、イネ科のエノコログサに取り付いているのは理にかなっている。時々見かけるカメムシで、ホオズキの実の上にも居た。雨上がりで、雨で濡れたホオズキの実が陽を反射して光っている。これがカメムシの足元のフットライトのようで、カメムシ全体が黄色く照明されたように見えてくる。
甲羅顔 ブチの髯見え 名の由来
カメムシを 鬼灯(ほおずき)照らし 黄に光り
2011年10月02日
「身近な都市秘境を歩いてみよう」講座の開始
第一農場の秋の収穫作業
北大のキャンパスは大都会札幌の商業地区や住宅地に囲まれてある。このキャンパスの大部分を第一農場が占めている。農場は哺場であり、実験のための農作物や家畜のための飼料作物が植えられている。秋にはこれらの作物の収穫が行われ、その風景は農村そのもので、大都会の中心部近くに広がる景観とは思えない。9月の終わりには一面の黄色の中で穂稲刈りが行われ、稲束が積まれている。農場にある北大の景観のシンボル的存在のポプラ並木が、伝統の農学の作業の横に控える。
学府内 黄金に染まり 哺場(ほじょう)なり
伝統は ポプラ並木と 農作業
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- by 秘境探検隊長
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- in 爪句 ≫ 爪句@北大物語り(2014年:S23)
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歌を口ずさんでしまうオケラ
「手のひらを太陽に」の歌詞の中に「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって」の一節がある。ここでミミズとオケラが並べられているのは自然である。どちらも土の中で暮らしているからである。秋に入って、猫の額ほどの畑を掘り起こしていたらオケラが出てきた。歌詞にあるオケラは通称で、ケラが種の名前でコオロギの仲間になる。翅があって、これを擦り合わせて発音器にし、コオロギと同様に鳴く。手の中に入れると、かなり強い力で指の間に潜り込もうとして面白い。
堀り出され 戸惑うケラを 間近撮り
楽師ケラ 楽器の翅(はね)の 披露なり
2011年10月01日
喫茶店マウニの丘のテラスで撮影したパノラマ写真
石狩の浜に異形を晒す無辜の民
本郷新は、札幌大通公園の「泉」の作家のイメージが強く、テーマが若い女性で具象的作品が代表作と思い込みがちである。しかし、反戦を半具象化した「無辜の民」シリーズとして15作品を制作している。その内の「虜われた人I」の小品を大きくしたものが「石狩」碑として石狩の浜に置かれている。ここでは、北海道の開拓で命を落としていった開拓民の鎮魂の意味を込めているようである。ススキが繁り人工物の無い荒涼とした砂浜は、この作品に相応しい舞台を提供している。
無辜の民 異形を晒し ススキ浜
石狩の 空海掴む 手が開き
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