駅を訪ねて歩く鉄道マニアの間で秘境駅の全国ランキングがあり、第一位に室蘭本線の豊浦町小幌駅があがっている。秘境駅の評価の条件にはアクセスが困難なことがある。小幌駅に通じる道路がなく、停車する本数の少ない普通列車で行くのを除けば、沢道や崖道を歩くしかない。雪が少し降った11月の下旬に冬山登山かと思われる雰囲気の中をやっとの思いで小幌駅まで徒歩で行ってみた。ホームには鉄道マニアのカップルが列車待ちである。
礼文華（れぶんげ）の トンネル抜けて 秘境駅
（画像クリックでパノラマ写真）
ホームには 鉄ちゃん鉄子 小幌駅
comments
流石の鉄道ファンも列車でなく崖を降りて行った秘境探検隊長さんの行動に驚きを隠せません（笑）
ここで一句失礼いまします。
仙人の 伝説ありし 小幌駅
コメントに誤字がありました。
誤）ここで一句失礼いまします。
↓
正）ここで一句失礼いたします。
大変失礼いたしました。
あの肝を冷やすような小幌駅行は、
長く記憶に残りそうです。
仙人伝説も、さも有りなん、
と思う程でした。
かつて上り線ホーム下の海岸へ向かう通路に待合室がありました。夏は木々を組んだ住居(?)に冬は待合室で生活する謎の人が住んでいました。ここを訪ねた秘境駅ファンや釣り人の多くが遭遇しています。いつしか「小幌太郎」と呼ばれていました。秘境駅探訪家の牛山隆信さんもここを訪れた時の様子をご自身のブログに書かれています。
食料をどのように調達していたのかが鉄道マニアの間でも謎とされていました。
ある日衰弱した姿をこの駅を利用した釣り人に発見されヘリコプターによる救出劇が展開され、その様子がテレビ中継されました。
その後その人は亡くなり待合室も撤去されてしまいました。
今ではそのことがこの駅の伝説として語り継がれています。
「都市伝説」ならぬ「駅伝説」というのもあるのですね。小幌駅伝説は知りませんでした。