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2016年11月03日

文化の日のさっぽろ菊まつり

 「さっぽろ菊まつり」は今年(2016年)で54回目となる。自著の「さっぽろ花散歩」(北海道新聞社、2010年4月)では地下街のポールタウンが会場になっている菊まつりの写真がある。「チ・カ・ホ」が出来てからメイン会場はこちらに移り、オーロラタウンに一部展示場所がある。新聞報道によれば、10月後半の降雪と寒さで今年の出展作品数は大幅に減少した。オーロラプラザの総合花壇のパノラマ写真を撮る。菊はやはり花に近づいての写真が良く、「チ・カ・ホ」に展示の懸崖仕立てを撮る。(2016.11.3)

年配者 立ち見若者 通過なり


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(パノラマ写真)

壁のキャラ 懸崖仕立て 目を丸め

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2014年初回開催のフラワーカーペット

 札幌のフラワーカーペットは札幌市北3条広場(アカプラ)のオープニング記念として2014年8月に第1回目が開催されている。世界的にはベルギーの首都ブルッセルで行われる2年に1度の大きな祭典が有名である。札幌初のこのイベントは北海道マラソンとも重なり、片や走者の動きを望遠レンズで追いかけ、一方のフラワーカーペットはレンガの地面に展開された花弁の造形をパノラマ写真に撮ってみる。花弁は風があると飛び散るので、スタッフが常時飛び散った花弁を回収していた。(2014.8.31撮影)

アカプラは 花の絨毯 新行事


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(パノラマ写真 2014.8.31撮影)

庁舎より 花に目が行く 新広場
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2016年10月30日

北大構内の新行事の金葉(こんよう)祭

 「金葉祭」と銘打って北大構内の北13条通のポプラ並木のライトアップを行う行事は2012年に始まり、今年(2016年)は5回目になる。5回目といっても未だこの行事の知名度はそれほど高くなく、北大の新行事といってもよいだろう。イチョウ並木の黄葉の見頃の週の土、日の夕刻からライトアップが始まる。見物客が並木に沿った歩道や車道の思い思いの場所で、緑葉から黄葉に変化の途中のイチョウのライトアップを見上げ、写真を撮る。ハロウィンの飾りのあるテント屋台も店開きする。

金葉祭 今年5年目 続くなり


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(パノラマ写真)

屋台横 お化けカボチャが 客を呼び

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2016年10月16日

大きなイベントに育つかプレ開催のNoMaps

 札幌国際短編映画祭は2016年で11回目を迎える。この映画祭を柱の一つにして、音楽イベント、新しいメディア技術やIT技術の展示等を行う「NoMaps」が2017年の本格開催に向けてプレ開催された。初音ミクの生みの親のクリプトン・フューチャー・メディアがこのイベントの企画企業の一つで、都心部での企業展示会にブースが設けられた。「南平岸」のネット配信が復活し、「北海道マイクロコンピュータ研究会」40周年、「札幌エレクトロニクスセンター」30周年を振り返る番組が流された。

初音ミク 生みの会社の ブースなり


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(パノラマ写真)

復活の ネット配信 中休み


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(パノラマ写真)

2016年10月13日

行事格上げの北大イチョウ並木鑑賞

 実行団体により毎年企画に従って行われる行事とは異なるけれど、多くの市民が参加し、その時を心待ちにしている、企画の無い行事に北大のイチョウ並木鑑賞がある。近年多くの見物客が訪れるため、大学側も10月下旬から11月上旬の日曜日を一般公開日に指定して、北13条の構内車道を歩行者天国にする。最近はイチョウ並木のライトアップも行われていて「北大金葉祭」と名付けられている。早い雪が降ると、黄色のイチョウの雪景色が出現する。写真愛好家には逃せない行事である。(2012・11・5 撮影)

撮り人や 金葉狙い 愛機向け


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(パノラマ写真)

紅黄葉 幼児喜ぶ 乳母車


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(パノラマ写真)

花畑が出現したような中島公園園芸市

 五月に入れば中島公園では一か月近く園芸市が開かれる。北国の春は戸外での花はやっと咲き始める時期なのに、公園の一画が花畑の様相を呈する。花のポットには花名と値段札がある。知っている花もあれば、初めて目にする花もある。ついつい手が出て買ってしまいそうになる。しかし、家の庭にもそれなりの種類の花があり、これ以上増やす必要もないかと、手に取った花ポットを戻す。多肉植物バイキングと銘打った売り場もある。ここは北国ではなく、乾いた大地の南国である。

手に取りて また戻したり 花ポット


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(パノラマ写真)

多肉種が バイキング売り 春公園


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(パノラマ写真)

2016年10月12日

暗くなって賑わうミュンヘン・クリスマス市

 雪がちらつく北国の冬は午後4時台でも暗くなる。暗くなれば照明で明るくなるミュンヘン・クリスマス市の出店に客が寄ってくる。飲食のために設けられたテントの内も客で賑わう。暗くなっても電飾木は4時台では点灯されない。5時台になると電飾木に通電されるようで、パノラマ写真に写っているテレビ塔の時計でわかる。毎年同じ光景のクリスマス市ではあるけれど、12月に入って同じ日でも年によっては雪があったり、雪が無かったりする。クリスマス市での定点観測も面白い。(2012・12・11、2013・12・11撮影)

4時台で 明り入る市 賑いぬ


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(パノラマ写真)

年により クリスマス市 雪の消え


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(パノラマ写真)

10回目を迎えた札幌のミュンヘン・クリスマス市

 大通公園2丁目で毎年開催されるミュンヘン・クリスマス市は札幌とミュンヘン市との姉妹都市提携30周年を記念して始まっており、2011年は10回目となる。クリスマス市の本家のドイツを連想させる店が並び、飲食が楽しめる。クリスマスに因んだ土産物も並べられる。午前中から客が居て品定めである。しかし、賑わうのは暗くなってからで、昼間はイルミネーションツリーも所在無げである。市は11月下旬から始まり、ホワイトイルミネーションと合同開催でクリスマスまで1か月続く。

ドイツから クリスマス市 出前なり


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(パノラマ写真)

電飾木 昼間市では 所在無げ


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(パノラマ写真)

2016年10月11日

40周年を迎えた札幌地下街での菊祭

 菊祭が行われている札幌地下街は、1970年に着工し71年に完成し、2011年で40周年を迎えた。地下街は南北に延びるポールタウンと東西のオーロラタウンで構成される。地下街ができるまでは大通公園で行われていた秋のイベント菊祭は、地下街を会場にして行われるようになった。さらに2011年に地下歩道空間(チ・カ・ホ)が完成するとチ・カ・ホでも行われるようになっている。地下空間でのイベントは天候に左右されず、愛好家の丹精込めた作品が会期中通行人の目を楽しませてくれる。(2011年10月31日 撮影)

地下街の 節目の年を 菊祝い


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(パノラマ写真)

チ・カ・ホでは 三本仕立て 見事なり


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(パノラマ写真)

パノラマ写真で見返す道展

 10月は芸術の秋。2015年の道展は90周年の節目の年に当たり、知り合いの道展会員のNさんから招待状が届き、会場の札幌市民ギャラリーに観に行く。圧倒される点数の絵画、彫刻、造形が並んでいる。一つひとつ観ていては一日仕事になりそうなので、写真顔負けの写実的なNさんの作品の前でパノラマ写真を撮り、後は各展示室を歩いてお終いにする。後日展覧会のパノラマ写真を合成して、会場に居る臨場感で作品を見返すことができるというパノラマ写真の利用価値を再確認する。

お目当ては 写真のような 絵画なり


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(パノラマ写真)

連れ合いの 顔が小さく 美術展


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(パノラマ写真)

2016年10月10日

雪の無いホワイトイルミネーション

 2015年は12月の半ばだというのに都心部では雪が解けて毎年の冬景色から様変わりである。この時期大通公園と駅前通を中心にホワイトイルミネーションの最中で、雪が無いのでこのイベントの趣が減じてしまっている。大通公園の4丁目のところでは緑の芝生が現れ、舗道には枯葉がこびりついたようにしてある。雪の中にある電飾が作り出す雰囲気を記憶から手繰ってみる。赤れんが庁舎前の北3条広場(アカプラ)にも見事にまで雪はなく、赤レンガの広場が人通りもなく延びている。(2015・12・16 撮影)

雪の無く 光の行事 減趣なり


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(パノラマ写真)

レンガ色 赤味増したり 雪無き夜


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(パノラマ写真)

2016年09月24日

食べ物が誘う祭りの境内の屋台

 祭りの屋台には色々な食べ物が並ぶ。焼きそば、焼き鳥、クレープ等は定番である。生ビールは大人用、幼い子にはかき氷や綿あめか。若者にはフランクやポテトチップスが好まれるようである。「イタリアンスパボー」なるものがあった。この食べ物はわからなくてネットで調べると、スパゲッティを油でいためたもので、スパゲッティの棒を縮めたものだそうである。親子連れもカップルも、一人歩きで写真を撮っている筆者も屋台の食べ物の品定めをしながら、祭りを楽しんでいる。

食べ物の 屋台の並ぶ 大社なり


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(パノラマ写真)

スパボーは スパゲッティ棒 新知識


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(パノラマ写真)

食べ物が誘う祭りの境内の屋台

 祭りの屋台には色々な食べ物が並ぶ。焼きそば、焼き鳥、クレープ等は定番である。生ビールは大人用、幼い子にはかき氷や綿あめか。若者にはフランクやポテトチップスが好まれるようである。「イタリアンスパボー」なるものがあった。この食べ物はわからなくてネットで調べると、スパゲッティを油でいためたもので、スパゲッティの棒を縮めたものだそうである。親子連れもカップルも、一人歩きで写真を撮っている筆者も屋台の食べ物の品定めをしながら、祭りを楽しんでいる。

食べ物の 屋台の並ぶ 大社なり


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(パノラマ写真)

スパボーは スパゲッティ棒 新知識


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(パノラマ写真)

2016年09月23日

北海道神宮境内の猿回し

 例大祭の行われている北海道神宮の境内で猿回しの見世物が行われている。子ども達や親が見守る円陣の内で芸を披露する。猿も場馴れしていて、猿使いの指示で演技から次の演技の間合いを上手く取ったり、時には観客の笑いを誘ったりもする。竹馬なんかも上手く乗りこなす。最近の子どもは竹馬に乗って遊ぶことはないだろうから、猿回しを見て竹馬の存在を知ることになるのかも知れない。面白がって見ていると、最後には見物料を要求されるから、適当なところで場を離れる。

演技間 馴れた様子の 間合い取り

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竹馬は 危なげなくて 得意技

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旗振りが主役に見えてくる迫力(2013.6.9)

 よさこいソーランの祭りの主役は言うまでもなく踊り手の集団である。チームの最後尾で旗振り役は脇役である。しかし、旗が巨大になると旗振りが主役に見えてくる。垂直に立てると十メートルは超えるのではなかろうかと思われる旗を持ち上げて振るには、力とコツがいる。拍子を取って旗竿を持ち上げ、風に乗せるようにして旗を振る。旗振りはチームの特別な存在で、全員が揃った動作で踊る最後尾で、異質な踊り手に見える旗振り役が、踊り全体を引き締めている演出である。

旗振りが 主役に見える 力技

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集団を 離れて踊る 旗振り手

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2016年09月21日

赤フンで踊る北大チーム「縁」の休憩パノラマ写真

 YOSAKOソーラン祭りで、集団で踊っている状態を見物席からパノラマ写真に撮るのは難しい。踊りの合間にチームが休息を取っているところなら比較的容易に撮ることができる。「縁」と染め抜いた法被を羽織ったチームを見かける。北大のチームで女子学生も交じっている。このチームの見せ所は最後に赤フンになって踊る場面である。多分恵迪寮生の伝統の赤フン姿でのストームにヒントを得た演出だろう。2016年はファイナル審査まで行って、優秀賞を獲得している。

女子学生 「縁」のチームに 交じりたり


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(パノラマ写真)

法被着て 赤フン集団 準備なり


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(パノラマ写真)

2016年09月20日

大通公園の景観とライラック

  「ライラックまつり」のライラックの花と祭りの雰囲気の両方を写真に収めるのが難しい。祭りの会場が大通公園なので、ライラックを主役に大通公園の景観を脇役にして写真を撮ってみる。公園の西4丁目には噴水があり、噴水を背景にライラックの花房にピントを合わせる。噴き上がる噴水と下に垂れる花房が好対称である。西8丁目にはイサム・ノグチ制作のブラック・スライド・マントラが公園の中央にあり、この彫刻はぼかし、祭りの主役のライラックの花を引き立たせてみる。

噴水に 垂れる花房 祭りなり


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彫刻の 滑り台見て リラの花


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2016年09月19日

骨董市も出店のライラックまつり

 ライラックの祭りなら園芸市が並ぶかと思っていると骨董市となると、少々場違いの感じもする。それも洋服やサンダルが並べられ「骨董市」の幟と一緒では古着市のようでもある。どうしてここに骨董市なのかの違和感をよそに、客の方はそれなりに足を止めて品定めをして行く。祭りなので何でもありなのだろう。肝心のライラックは満開状態でも木をしげしげと見る人もいない。白っぽいライラックの横を颯爽と歩いて行く女性に骨董市のワンピースを着せても似合いそうである。

花祭り 骨董市が 店開き


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(パノラマ写真)

白色で 色合わせたり 花と人

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花より団子のさっぽろライラックまつり

 さっぽろライラックまつりは大通公園と川下公園を会場にして行われる。大通公園にはライラックの木が約400本ほどあるけれど、広い公園なのでライラックの並木や林を見る感じにはならない。多種類の開花時期をずらしてライラックの花を見るには下川公園がよいのだが、交通の便が良くない。祭りの期間中は大通公園にはインターナショナルフードコートも開設され、祭りの気分を盛り上げる。花より団子は桜に限ったことではない。午前中の早い時間に大通会場でパノラマ写真を撮る。

ポスターの 祭り回数 五十四

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リラ祭り 花より団子 食屋台


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(パノラマ写真)

2016年09月18日

上手稲神社の初日の出(2014.1.1)

 元日は札幌市内の神社は初詣で賑わう。どこの神社でも初詣は出来ても、境内から初日の出が見られるところは多くはない。西区の西野屯田通に面した上手稲神社は初日の出を拝み写真に撮る絶好の場所である。境内が道路より高いところにあり、東向きに鳥居が建ち、東側に大きな建物が無い。毎年この境内に出向き初日の出の写真を撮る。2014年の元日は晴れていて、太陽が鳥居の中心に昇ってくるところを写真に撮ることができた。日の出前のパノラマ写真には東空を見る人の姿がある。

しめ飾り 帽子の如く 初日の出

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日の出待つ 視線の先は 東空


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(パノラマ写真)

2016年09月16日

国旗で国を当てながら品定めの世界の食の広場

 大通公園11丁目には札幌の姉妹都市ドイツ・ミュンヘン市から贈られたマイバウムが設置されていて、中国の姉妹都市瀋陽市の広場もあり、イベントでは世界がテーマになるものが集められる。「さっぽろオータムフェスト」でも「ワールド・フード・パーク」の会場となり、各国の料理が供されている。国ごとの国旗が看板に描かれているので、国旗からどこの国か当ててみる。名前を良く知っている国でも案外と国旗を知らない場合も多い。その国の食べ物に至ってはなおさらである。(2016年9月14日撮影)

マイバウム 世界演出 食広場


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国旗見て 国と料理の 理解なり


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2016年09月15日

北海道の食を楽しめる「さっぽろオータムフェスト」

 「さっぽろオータムフェスト」は札幌大通公園を会場にした北海道食の祭典で道内各地の味覚が楽しめる。2016年は9月9日から10月1日までの約3週間で、200万人の来場者を見込む道都の秋の一大イベントである。パノラマ写真を撮るため、人の混雑を避けて開場早々に出掛ける。大通6丁目は「はーべすとキッチン」の店舗が並ぶ。店先の売り子はこれからが勝負と真剣な眼差しである。大通公園7丁目バーと銘打った一画にビールや道産ワインの店が開店で、午前中から飲む人の姿がある。(2016年9月14日撮影)

これからが 勝負どころと 売り子立ち


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ちらほらと 飲み人の居て 開店時


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2016年09月05日

大道芸の祭典「だい・どん・でん」

 札幌の行事は9月はメジャーなものがない。それでも大道芸の祭典と銘打って「だい・どん・でん」が土日の2日間、札幌駅前通と南1条通の歩行者天国の車道ステージで行われる。2001年から開催されていて、16回目(2016年)に初めて見に行く。主催者のHPに「大(だい)道芸で、まちをどん(どん)でん(でん)返しする2日間」と説明がある。アクロバティック、ジャグリング、パントマイム、三味線、フラダンスと車道のステージに観衆を集めてパーフォーマーが演技を披露する。

演技者は 緊張すると 前口上


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市電音 三味線の音(ね)に 席譲り


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2016年09月01日

2016年北海道マラソンの優勝者

 マラソンの優勝者の走る姿を撮るのはフィニッシュ地点に近い方がよい。しかし、そのような場所は人で混み合っていて上手く写せるかどうかわからない。フィニッシュ地点から3 km余りある北大構内の入口のところで優勝者を予測して撮る。男子の優勝者は木滑良(三菱日立パワーシステムズ)選手で2位以下を引き離して走っていく。優勝の確信をもって写す。女子は吉田香織(IEAM RxL)選手で、二番目で通過していった。表情から優勝者になりそうなので撮っておき、当たりとなる。

学府口 警備員居て 走者待ち


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優勝者 予想しながら 走者撮り

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(2016年8月28日撮影)

2016年08月31日

のんびり走る2016年北海道マラソンショートコース

 北海道マラソンの北大コースから外れ、平成のポプラ並木から石山通方向に目を向けると、遠くにランナーが見える。望遠レンズで撮ってみると、走っているランナーと並んでいるランナーが居る。走っているのはわかるとして、行列を作っているランナーが解せない。何かと近づいてみると簡易トイレに次々とランナーが並ぶ。11.5キロのショートコースの「ファンラン」の走者で、スタートから未だ30分は経っていないのに、もうトイレタイムかと、こののんびり走りに意表を突かれる。(2016年8月28日撮影)

走る人 並ぶ人居て 不思議なり

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気楽さは トイレに並ぶ ファンラン


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(パノラマ写真)

30回目の節目大会の2016年北海道マラソン

 今年(2016年)の北海道マラソンは30回目の節目の大会である。天気にも恵まれ、スタート地点の大通公園4丁目はランナーで埋め尽くされている。フルマラソンは1万6千人余り、11.5キロのファンランには3千人が走り、車イスマラソンも同時開催である。少し早目にスタート地点に行ってランナーが走るのを待っているところをパノラマ写真に撮る。記念撮影をする人、お互いの健闘を握手で示す人、地面に座ってスタートを待つ人、1枚のパノラマ写真にマラソンを楽しむ人の姿がある。(2016年8月28日撮影)

スタート前 影で加わる 我も居り


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0キロで 座るランナー 溢れたり


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2016年08月05日

2009年宮様スキー大会

 次の爪句集(30集目)は「札幌の行事」のテーマで
出版しようと考えていて、これまで撮ったこのテーマに
入りそうな写真を整理している。

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 風景印のデザインに関する取材で白旗山競技場に行く。丁度第80回宮様スキー大会国際競技会のプログラムのうちの宮様スキーパレードの競技が行われるところを見学する。全日本スキー連盟の伊藤義郎会長の挨拶と寛仁(ともひと)親王の挨拶とスタートの合図で、5km、10km、15kmの組に分かれて競技が開始された。好天に恵まれ、時間を競うというより、歩くスキーを楽しむといった雰囲気である。遅れてスタートした5km組みの上位の走者が、時間を余りおかずに戻って来た。(2009年3月15日)

宮様は ハイテクの声 ご挨拶

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低き山 市民楽しむ スキー行

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2016年08月04日

2016年北大祭で賑わう大学構内

 札幌市民に親しまれている行事で、十指に入るものに北大祭がある。祭期間中は広い構内は市民で賑わう。北大の象徴的建物の古河記念講堂やクラーク像は祭に訪れる人のお目当てではない。構内の南北に延びるメインストリートに人が集まる。通りの両側に模擬店が並び、留学生がお国自慢の食べ物を作って客を呼ぶ。留学生は家族総出で祭に参加しているようで、テントの後ろで外国人の子ども達が遊んでいる。日本人の学生達も模擬店を出し、初夏の構内で若さを発散させている。

学府祭 観光名所 主役降り


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(パノラマ写真 2016年6月5日撮影)

留学生 家族総出の 学府祭


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(パノラマ写真 2016年6月5日撮影)
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2016年08月03日

ホテルの玄関先に退避する花火大会の客

 花火大会を豊平川河川敷の会場で見物しようとして集まった客は、激しい雨で会場近くのパークホテルの屋根付き玄関前に退避する。浴衣姿の若い男女も居て、楽しみにしていたイベント参加に文字通り水を差された。主催者もこの悪天候でイベントを行うかどうか判断に苦しんだだろうが、雨の方が小降りになり、開始予定時刻には遅れたものの、花火は打ち上げられた。ホテルの玄関前に雨宿りをしていた人は玄関前の広場に集まり、空に一瞬咲く閃光の花を見上げて歓声の声も挙がる。

雨宿り スマホ出番の ホテル前


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(パノラマ写真)

エンブレム 花火に映えて ホテルなり

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2016年雨に見舞われた道新・UHB花火大会

 札幌の夏の風物詩の道新・UHB花火大会は開催が3日間延期で8月2日に開催されることになる。花火大会の会場である豊平川河川敷の近くの地下鉄駅に向かう見物客で地下鉄は混み合う。当初の予定の土曜日だったら、この混雑はさらに増えただろう。豊平川の土手の自動車道路は交通止めで、人の列が埋めている。花火大会の1時間ほど前から雨が降り始め、次第に強まって雨具を用意していなかった人が帰り始める。傘やカッパの人にも強い雨は容赦なく降り、花火大会は台無しである。

不安定 大気気まぐれ 雨花火


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(パノラマ写真)

花火客 雨に打たれて 風物詩

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2016年07月29日

2016サイエンスパーク

 夏休みに入った子ども達を対象にした「サイエンスパーク」と銘打った催しが2013年よりチ・カ・ホで行われていて、科学のイベントとして定着したようだ。主催は北海道と道総合研究機構(道総研)である。たまたまチ・カ・ホを歩いていて、体験コーナーや展示コーナーに立ち寄る。大人が見ても面白いものがある。化石のレプリカを作るコーナーとか雪の結晶作りも行われている。道総研所属の各研究所が主体のイベントであるけれど、工業高専や企業、その他の団体からの参加もある。

大人でも 作りたくなる 化石かな


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(パノラマ写真)

子の未来 科学支えて 展示会


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(パノラマ写真)

2016年07月22日

夏本番を実感するビアガーデン

 2016年のさっぽろ夏まつりのビアガーデンが始まったとの新聞記事を見た翌日、月一で行っている勉強会に出席の道すがら、大通公園の会場を歩く。西10丁目は「世界のビール広場」でギネス(アイルランド)、レーベンブロイ(ドイツ)、カールスバーグ(デンマーク)等のビールが味わえるとあるが、開店前で客の姿は無い。西8丁目はサッポロビールの大テントが設営され、仕事の時間に縛られないビール好きで早い時間から席が埋まっている。札幌はビアガーデンで夏本番である。(2016年7月21日撮影)

開店前 明治の偉人 店見張り


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(パノラマ写真)

銘柄を 示す星あり 大テント


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(パノラマ写真)

2016年07月17日

完走率の高かった2015年北海道マラソン

 北海道マラソンは国内では唯一夏のフルマラソンである。この年は1万4千人を超す出走者がいて、この数の走者がスタート地点の大通西4丁目の東西南北の道路に集結してスタートを待つ光景は圧巻である。スタートを待つ走者の中に入ってパノラマ写真を撮ることもできず、選手を取り巻く見物人の背後からの撮影となる。2015年の大会は快晴で、日差しが厳しいので完走率が下がるかと思っていたら、過去6番目に高い80%を超える完走率で、1万2千人近く走者がゴールに着いている。(2015年8月30日撮影)

夏マラソン 戦う相手 気温なり


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スタート時 車に代わり 走者列


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2016年07月16日

2014マレーシア広場の雪ステージでの踊り

 この年の雪まつりの最大の雪像はHBCマレーシア広場の「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」である。首都クアルンプールのムルデカ広場にある。雪像の大きさは高さ18 m、奥行き20 m、横幅28 mにもなる。大雪像の前は雪のステージになっていて各種のイベントが行われる。マレーシアの民族衣装をまとったダンサーがステージで踊りを披露していた。白い雪の舞台だと踊り手のカラフルな衣装が目立つ。雪の無い国から来たダンサー達に雪まつりの感想を聞いてみたいものだと思った。(2014_2_5撮影)

建物に スルタン住みしか 大宮殿


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(パノラマ写真)

踊り子の 衣装映えたリ 雪舞台

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2016年07月15日

2013年雪まつり会場に姿を現したミニSL

 雪まつりの大通会場にミニSL「ヌードル号」が出現し見物客を喜ばせている。サイズは小さくとも石炭を焚いて蒸気で走る本格派である。蒸気の白煙をあげ、旧国鉄のSLで使われた汽笛を鳴らして走る。運転手がミニSLにまたがり、客車部分に乗客が座って乗る。これは子どものみならず大人でも乗ってみたい。事実、乗客には童心に返った大人も交じる。このSL走行をパノラマ写真に撮って、動いていくSLをつなぎ合わせられず、SLの後を別のSLが追いかけるパノラマ写真になっている。(2013_2_6撮影)

野球帽 童夢文字あり 運転手

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カメラ前 通過SL 二重撮り


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(パノラマ写真)

2016年07月14日

2015年来客で引っ張り出される雪まつり

 長いこと札幌市民であると、雪まつりから足が遠のく。この年は中国から研究室の卒業生徐軍君一家が雪まつり見物に来札で、それに合わせて雪まつりの会場を見て歩く。赤れんが庁舎前には毎年大きな雪だるまがお出ましで、観光客の写真撮影のモデルになっている。暗くなってから大通会場を歩いてみる。西8丁目の会場でパノラマ写真を撮ると、春日大社・中門の大雪像が写っている。近年プロジェクションマッピングが雪まつりでも採用され、この大雪像も夜にはスクリーンとなる。

モデル顔 常時笑顔で 雪だるま


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明明と 春日大社の 大雪像


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2016年07月13日

2012年写真のつなぎ処理で苦労する祭列パノラマ写真

 行進している祭列の全球パノラマ写真を撮ると不都合な事が起こる。パノラマ写真は幾枚かの写真を貼り合わせて全視野の写真を合成するため、個々の写真を撮る時間ずれが生じる。この短い時間にも祭列はどんどん移動しているので、写真を貼り合わせる時に、動く祭列の写真は厳密にはつながらない。そこで動かない背景等に区切りを入れてつなぎ合わせるため、祭列はある瞬間の全体写真にはなっていない。それでも動かない建物等がつながっているので誤魔化しが効くことになる。(2012.6.16撮影)

つなぎ処理 ドラム奏者が 二重なり


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女子衆(おなごしゅう) ここの場所かと 処理進め


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2013年神輿渡御で歩く人祭列を見る人

 神輿渡御の祭列は大きな通りの車道の片側1車線分を占有して行進して行く。残りの車線を自動車が行き来する。神輿を中心に隊列を組んで歩く人も、それを追い越す車も、さらに交通整理を行う係りも、当事者達は大変そうである。祭列の後ろから望遠で撮る。一方、沿道で見ている人は思い思いの場所で行進していく祭列を見守る。大鳥居の付近でパノラマ写真を撮ると見物客の後ろ姿ばかりが写り、祭列は遮られる。見物客より高い幟が見え、幟が行進していく様子が写ることになる。(2013.6.16撮影)

祭列を 追いこす車 初夏の街

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人垣に 幟の行進 大鳥居


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2016年07月12日

2014年神輿渡御の行進を待つ祭列

 神輿渡御の祭列の出発時刻が迫る。装束で身を固めた神輿の担ぎ手、旗持ち、飾り盾持ちとそれぞれの分担に分かれ、出発を待っている。行列の人の足元を見ると、地下足袋、草鞋、草履、運動靴と様々である。スニーカーで神輿渡御の祭列参加は少しばかり興趣を欠く。馬車に乗る神職者や人力車に乗る氏子代表者も出発待ちである。白馬に牽かれた馬車に目をやると、御者が女性である事が確認できる。馬車に乗っている神職者が携帯電話を使っているのも現代の祭と言えば言える。(2014.6.16撮影)

祭神の お供の人の スニーカー


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白馬牽く 祭列の馬車 女性御者


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2015年神輿渡御の出発前

 神輿渡御は、特別の事がなければ北海道神宮から神輿が近くの北一条通の大鳥居前まで運ばれ、ここで隊列を整えて出発する。神宮の境内の大鳥居前には4祭神の神輿が置かれる台が用意され、祭列に加わる関係者が白装束で待機している。手にはスマホがあって、待ち時間にスマホ操作に余念が無い。北一条の大鳥居のところには人力車が並び、これに載って神輿渡御に加わる宮司らが装束姿で出発を待っている。さすがに宮司らの手にスマホは無い。沿道に見物客が集まって来ている。(2015.6.16撮影)

スマホ見る 足元に箱 渡御募金


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車夫待機 宮司休みて 神輿渡御


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2016年07月11日

2016年北海道神宮宵宮祭

 北海道神宮の例大祭は毎年6月14日~16日に行われる。期間中に多くの市民が境内を訪れる。境内入口の大鳥居から神門まで広い参道が続き、参詣者が歩を進める。近年は外国人観光客の姿も見かける。祭の最終日の16日は祭神の神輿を中心に隊列を組んで市内を行進する神輿渡御が行われる。祭神は大国魂神、大那牟遅神、少彦名神、明治天皇の4神である。祭の期間中、神輿は境内のテント内に鎮座して、参拝客が自由に見ることができる。撮ったパノラマ写真に半月の月が写っている。(2016.6.14撮影)

参道や 灯りの点り 宵宮祭


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半月や 祭神神輿 テント内


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2016年07月10日

2015年雨の花フェスタ

 花フェスタの会期は1週間以上になるので、期間中雨にもなる。開幕の翌日は時折の小雨である。この程度の雨ならパノラマ写真撮影にもそれほど支障がなかろうと会場に出向く。晴れていた方がイベントにも写真撮影にも良いにきまっているけれど、花が相手なので多少の雨なら気にならない。雨模様の中でも訪れた花好きは熱心に買い求める花の品定めをしている。ただ、天気の良い時なら子ども達が素足になって遊ぶ円形のなだらかな壁泉に人影はなく写真撮影の点が物足りない。(2015.6.28日撮影)

小雨日も 訪れる客あり 花フェスタ

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壁泉に 遊ぶ子ら無く 花行事


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(パノラマ写真)

2016年07月08日

ガーデニングの技を競う高校生

 花フェスタでは道内の高校生が活躍する。「北海道農業高校生ガーデニングコンテスト」があり、各高校からの作品が並ぶ。コンセプトを決めて花や付属の飾りで掲げたコンセプトを表現するのをガーデニング技で競っている。入賞した作品かどうかは2の次にして、高校生の感性溢れる作品はいずれも見応えがある。アルパカが大通公園に現れても、「絵本の里けんぶち」なら絵本の世界で何の違和感も無い。成功しているかは別問題で、異空間の体験の場のコンセプトの作品もある。

アルパカは 絵本の里の 来訪者


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(パノラマ写真)

公園に 花と鏡の 異空間


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(パノラマ写真)


2016年定着したイベントのフラワーカーペット

 フラワーカーペットも3回目となれば定着したイベントになってきた。花絨毯の中央に英字の「AKAPLA」が読み取れる。一般公募で2014年に採用された、赤れんが庁舎前の北3条広場の愛称である。「赤れんがプラザ」を縮めたもので、「アカプラ」と呼んでいる。風で花弁が混じり合わないように、スタッフが常に回って歩いて、火挟みのようなもので花絨毯の形を整えている。花絨毯を作るのも、出来上がったものをケアするのもボランティアでその強力無しではイベントは立ち行かない。(2016.6.19撮影)

AKAPLA(アカプラ)の 文字も見えたり 花絨毯


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(パノラマ写真)

火挟みで 花の熾火(おきび)を 摘まみたり

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2016年07月07日

2015年花フェスタに合わせて開催のフラワーカーペット

 第1回目のフラワーカーペットは北海道マラソンに合わせたスケジュールであったけれど、2回目からは「札幌花フェスタ」の期間中に行われるようになる。この方が両イベントで訪れる人が重なり合う。市民ボランティアが用意された花束から花弁を摘み取り、下絵に添って並べていく。花弁の数が膨大になり多数のボランティアによる大作業のようである。花弁カーペットにはアイヌの模様も加えられ、北海道のイベントを演出している。訪れた日は小雨で傘を差す人の姿もあった。(2015.6.28撮影)

花弁(はなびら)が 明るさ補い 小雨空


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(パノラマ写真)

花絨毯 アイヌ模様や 道都なり

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2014年初回開催のフラワーカーペット

 札幌のフラワーカーペットは札幌市北3条広場(アカプラ)のオープニング記念として2014年8月に第1回目が開催されている。世界的にはベルギーの首都ブルッセルで行われる2年に1度の大きな祭典が有名である。札幌初のこのイベントは北海道マラソンとも重なり、片や走者の動きを望遠レンズで追いかけ、一方のフラワーカーペットはレンガの地面に展開された花弁の造形をパノラマ写真に撮ってみる。花弁は風があると飛び散るので、スタッフが常時飛び散った花弁を回収していた。(2014.8.31撮影)

アカプラは 花の絨毯 新行事


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(パノラマ写真)

庁舎より 花に目が行く 新広場

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2016年06月27日

初夏行事として定着した札幌花フェスタ

 六月の下旬から7月上旬にかけて開催される札幌花フェスタは、今年で24回目となり札幌の行事として定着している。札幌の初夏の風物詩の一つとしてパノラマ写真に記録しておかなければ、と出掛ける。花フェスタでは出店の花に目が行くが、この時期大通公園のユリノキも花を咲かせている。パノラマ写真では花が小さく写って、写真を拡大して辛うじて花の存在が認められる。ここはやはり望遠レンズに頼るしかない。拡大して撮ったユリノキの花は名前の通りユリの形をしている。

初夏行事 定着したり 花フェスタ


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(パノラマ写真)

花フェスタ 花屋の上に ユリ木花

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2016年06月21日

夕闇が迫る北海道神宮境内の例祭夜店

 夕闇が迫る中、北海道神宮例大祭の夜店の様子をパノラマ写真に撮る目的で神宮の境内に歩を運ぶ。人混みと暗くなり始めた周囲の状況でパノラマ写真撮影には条件が良くない。それでも幾枚か撮ってみる。普通の写真はその場で写り具合を確かめられるけれど、全球パノラマ写真では、パソコンで写真の貼り合わせを行ってみないと、上手く撮れているかどうかわからない。その点が不便であるけれど、写真の合わせがジグソーパズルをやっている感覚もあって、面白いと言えば面白い。

人多く ジグソーパズル 夜店景


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(パノラマ写真)

夕闇と 屋台明るさ 反比例
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2016年06月20日

地方車が消えたパノラマ写真

 YOSAKOソーラン祭りの各チームは、チームの櫓となって歌い手を乗せ、踊りの先導役となる地方車(じかたしゃ)と呼ばれるトラックを用意する。パノラマ写真撮影では、撮影時間の異なる写真を貼り合わせて一枚の写真にするため、動く対象は位置関係がずれる。周囲の観客を除いて踊りが写るようにする写真の貼り合わせ細工もあって、実際には写っているはずの地方車が全球パノラマ写真から消されている。画面に写っているカメラマンは、地方車の後を追って走り踊りを撮影する。

地方車は 踊り先導 櫓なり
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カメラマン 消えた地方車 追い走る


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(パノラマ写真)

2016年02月08日

雪まつり会場で見た氷の花の製作パフォーマンス

 雪まつり会場で人だかりがする。氷の中に閉じ込められた花が並べられている。初めは本物の花が氷に閉じ込められたものかと思っていると、氷の塊を相手に氷の花を作製するパフォーマンスが進行しているようだ。実際に出来ていく過程を最後まで見る。特殊な刃先のドリルで氷の表面から内部に花弁の模様を作っていく。立体的に花弁を配置するようにドリルを操作していく。これに絵具を浸み込ませると色のついた花が氷の中に咲く。うまいものである。パフォーマンスの様子を背後からパノラマ写真に撮ってみる。(2016.2.5 撮影)

氷花 ドリル絵具で 咲かせたり 
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魅せられて 氷の芸に 人だかり


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(パノラマ写真)
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2015年06月20日

集団による踊りの高揚感

 自己の表現欲求は個人的なものに根差している。絵でも音楽でも、と書き出して音楽は異なる楽器の奏者が集まっての集団表現もあり、必ずしも独奏ばかりではない。演劇もそうか。個人では表現しきれないものを集団で表現し、集団の中の自分の持ち場で全力表現する。YOSAKOIソーラン祭りの踊りも、個人の踊りたい気持ちを集団表現している。集団なればこそ人前でも踊ってみせることができるのか。大道での一人踊りはギリヤーク尼ケ崎でもなければできない。

指先に 高揚感込め 空放ち

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高揚感 両手で空に 放ち上げ

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2015年06月19日

踊りの舞台回しの女性

 YOSAKOIソーラン祭りでは舞台回し役がいる。舞台回しは歌を歌ったり、掛け声をかけたり、地方車の上で身振りをしたりで、踊るチームを引っ張っていく。地方車は化粧を施し、音響装置を積み込み、車の屋根に踊りを盛り上げる役の者を乗せる。この舞台回し役は何と呼ばれているのかわからないけれど、踊り手に劣らず難しい役どころである。地方車の上で舞台回し役が一息ついている。本番でマイクを握れば、ここぞとばかりチームの踊りを歌で統率し、その表情に自信が表れる。

休憩で 何を思案の 地方車上

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歌い手の マイク握る手 力入り

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2015年06月17日

踊る若者の揃った笑顔

 踊る若者の笑顔を見ていると、はちきれんばかりの笑顔とはこの状況を言っているのだと思う。笑っているのは顔ばかりではなく、身体全体が笑っているようである。笑いは健康に良いといわれるが、健康だから笑いが湧き出してくるような感じである。笑顔も踊りの動作もごく短い時間に変化していく。その一瞬が写真に固定されるので面白い。笑顔は踊りの動作と同期するので、全員揃った笑顔の瞬間がある。揃った笑顔の写真を狙って、ここぞという時にシャッターを押してみる。

若ければ 顔も身体(からだ)も 笑いたり

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身体の 動き笑顔の 同期取り

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2014年06月17日

客の居ない北海道神宮例大祭露店

蝦夷梅雨(つゆ)や 祭湿らせ 露店(みせ)寂し

 北海道神宮例大祭のハイライトは6月16日に行われる神輿渡御である。行列の出発点は年によって変わるけれど今年(2014年)は北一条の神宮の大鳥居前からである。行列が出発した後に神宮境内に寄ってみる。参拝客はそれほど多くはない。露店も出ているけれど、月曜日の午前中ということもあり、客影が無い。天気も蝦夷梅雨の空模様で、祭も湿った感じである。パノラマ写真を撮るのには人通りがなく撮り易いけれど、祭の賑やかさの伝わらない写真になっている。(2014・6・16)


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2012年06月29日

札幌花フェスタのラン売り子

 札幌花フェスタの蘭パビリオンには、蘭コンテストへの出展作品とランの即売ブースが対面で配置されている。どちらも見物や買い物客で混雑して、写真を撮るのも難儀なほどである。ラン人気は大したもので、手ごろな値段であれば買ってもみたくなる。しかし、ここは見て写真を撮るだけにする。展示されているランは見事であるけれど、ランを売る女性もランに負けてはいない。花の方は近くで何枚も写真を撮れるけれど、人間の方は離れたところから1,2枚撮るだけである。

ラン主役 売り子脇役 ぼかし撮り

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行く客に 気合の売り子 ランの店

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2012年06月20日

赤、白、黒の祭りの色

 北海道神宮例大祭の色は紅白と黒である。巫女の装束は紅白で、これに髪の色の黒が加わる。巫女が髪を染めて茶色になると、これは祭りの色からの逸脱である。赤い狩衣(かりぎぬ)に黒い冠の装束で身を固める神主も居る。巫女の髪飾りや祭具は、黄色や金色となり、祭りの脇役の色である。神輿渡御に行列の部分を構成する鼓笛隊の衣装は黒に白の鉢巻や襷で、こちらは黒白が基本の色となっている。笛を吹く女隊士の横に、交通整理役が居て、羽織った目印の色は黄色である。

巫女神官 紅白と黒 基調色

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白黒の 衣装ひき立て 鼓笛隊

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歩く女衆(おなごし)

 神輿渡御で花笠を背負って歩く女衆の役目と由来が良くわからない。しかし、若い娘が行列に加わると華やかである。現代生活では長距離を歩くことが少なくなったので、終日の徒歩行進は疲れるのではなかろうか。沿道の観客に笑顔を見せて行進するパレードとは異なるので、表情は乏しくなるのは仕方がない。写真では手に持つ錫杖が写っておらず、重いので持つのを止めたのかと思ったがそれはなく、身体に隠れてある。行列に加わる女衆でも髪は現代風で茶髪に染められている。

錫杖を 身体(からだ)で消して 手品見せ

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現代風 女衆(おなごし)髪は 茶髪なり

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祭りの風景の中の母子

 子供にとって後々まで記憶に残る祭りの思い出とは何なのだろうか。選ばれて幼い兄妹で稚児行列に参加してくたびれたことだろうか。その際、母親が膝の上であやしてくれた感触が意識の下に蓄積するのかも知れない。屋台で、売り子のお姉さんに客扱いを受け、初めての体験となる金魚掬いもあるだろう。傍には母親が控え、金魚の品定めを手伝ってくれる。どんな思い出でも傍に母親が居た事実が記憶を補強してくれる。祭りは、子供にとっては母親との絆を強める機会である。

思い出は 母の膝上 稚児の役

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金魚掬い 母の言葉で 品定め

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2012年06月19日

親孝行の稚児行列

 神輿渡御の行列には稚児行列が加わる。長時間の行進となるので、稚児とその親は人力車に乗って行く。沿道に見物客がつながっていれば緊張感も増し、人力車に乗っていても疲れるだろう。居酒屋の「親不孝」の逆さ看板を視界に入れて行列は通過して行く。看板の心は、親不孝が逆になっているので、親孝行である。稚児たちも行列を見ている子供たちも、子供であるだけで看板の設置通り親孝行である。子供の時代を過ぎると、看板が回転して親不孝に近づく回転角度が気になる。

子が話し 親が声かけ 稚児の列

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稚児と親 逆さ看板 視界外

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神輿渡御を見守る石の動物

 神社や神社と混交したような寺の境内に睨みを効かしている定番の動物は狛犬である。稲荷神社では狐となる。しかし、ライオンの石像が寺の境内にあったりすると意表を衝かれる。豊平区の浄土真宗の慧林時の境内には4匹のライオンが背中合わせになった石像があり、北海道神宮の例大祭の神輿渡御の行列が寺門の前を通過していくのを見守っている。神輿の行列は頓宮で昼休みとなり、一時安置された4神の神輿を、お洒落な巻き毛の狛犬が、古い軟石製の狛犬と一緒に護っている。

寺門(じもん)外 ライオンも見て 神輿渡御

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お洒落犬 休む神輿を 護りたり

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2012年02月14日

さっぽろ雪まつりの大雪像の解体作業

 来場の客に見せるために一生懸命造っても、祭りの翌日には雪祭り会場の大小の雪像は解体されていく。特に、大雪像の解体は重機を動かしての大仕事になる。雪像は次第に出来上がっていく面白さの反面、一気に解体するところを見ると、もったいないという気持ちの一方で、これで終わったかという安堵感みたいなものがある。破壊には一種のカタルシスがあるようで、解体作業の写真を飽かず撮っている。写真にはケプロンや黒田清隆の銅像が解体を免れたかのように写っている。

アニメキャラ 崩し作業は 後祭(あとまつ)り

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ブロンズで 明治の偉人 残るなり

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2012年01月15日

初詣後の赤色の目立つ神社

 松の内も終わりに近づいた頃、平和の滝の帰り道西野神社に寄ってみる。初詣客が残していった絵馬や結んだお御籤が人出の多かったことを物語っている。縁結びの絵馬が赤地なので、赤が目立っている。神社グッズの売り場の巫女姿も赤い袴である。古くなったお札やしめ飾りを焼却するために集めている場所があって、手渡している赤いマントの人はさながらサンタクロースの後姿である。稲荷神社ではない境内で赤が目立ち、白い雪との対比が、正月の華やいだ余韻を残している。

縁結び 絵馬から伸びて 赤き糸

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赤マント サンタクロースが 札納め

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2012年01月08日

絵馬掛けに絵馬を見る初詣客

 神社では絵馬が売られている。購入して願い事を書いてから絵馬掛けに掛ける。初詣のときには、この絵馬掛けのところに絵馬を奉納する人、絵馬を読む人が集まる。今まで絵馬は絵馬でしかなかったけれど、どうして絵馬なのか調べてみる。元々は神社に奉納したものは生きた馬であったのが、庶民には負担で代わりに絵に描いた馬になり、さらに馬の描かれた小板なった。板の形が5角形のものは家を表している。この齢になるまで知らなかったことは多々あるものだと思い知った。

願い事 我が身と合わせ 絵馬を読む

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絵馬掛けに 奉納馬が 並びおり

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2012年01月07日

初詣の定番屋台

 北海道神宮のような大社ともなれば、初詣の参拝客は長い列をつくる。この人出を見込んで境内には屋台が並ぶ。屋台には定番のものがあり、その中でもビニール袋詰めの綿飴はいかにも祭りの雰囲気である。初詣が祭りなのかどうか疑問でもあるけれど、厳粛な神事と賑やかな商売の俗事が、広い境内で住み分けている。お御籤は紙切れ一枚で、これに満足しなければ屋台のくじ引きがある。屋台に景品が並べられ、子供よりも若者が品定めをしている。初詣の風景の1コマである。

綿飴は 祭りの定番 初詣

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くじ引きは 俗事の御籤 品定め

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2012年01月06日

初詣のお御籤結び

 初詣では神社本殿での参拝とお賽銭入れがワンセットになっている。お御籤引きとお御籤結びもワンセットである。お御籤引きはわかるとしても、結ぶ方はゴミで捨ててしまうのは神様に失礼なので、その捨て場所かと思っていた。しかし、結ぶという行為には霊的なものがあるそうで、その語源が「ムスヒ」で「ムス」は産み育てること、「ヒ」は霊で、産霊とも表記すると知った。お御籤結びをしている女性を見て、女性は占い好きのせいにしていたけれど、深い意味があると知る。

結びには 霊力のあり 魅せ力(みせぢから)

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結び棚 枝に広がり 初詣

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2011年11月28日

2011年のミュンヘンクリスマス市

 今年(2011年)も恒例のミュンヘンクリスマス市がクリスマスの一月前の11月の下旬から開かれている。ポスターを見るともう10回目を迎えている師走の行事である。ミュンヘン市が札幌の姉妹都市である縁で始まった経緯がある。会場は大通公園2丁目で、丁度テレビ塔を見上げる場所になり、ドイツの雰囲気に触れることのできる屋台が並ぶ。キリスト教徒のわずかなこの国で、クリスマス商戦は華々しい。北国の冬を楽しむためには、他国の行事を取り込むのもアイディアである。

看板に 数字デザイン 10周年

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恒例の 降誕市を 撮り歩き

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2011年08月29日

北大構内で見る女子ランナーの戦い

 女子の走者で一番先に北大の構内に現われたのは、森本友選手(天満屋)である。大柄な選手で、2008年の北京五輪では補欠選手であった。今回の優勝をバネに来年のロンドン五輪を目指している。二位は嶋原清子選手(セカンドウィンドAC)、三位は渋井陽子選手(三井住友海上)である。北大構内では渋井選手の直ぐ後ろに嶋原選手が迫っていて、この後両者の順位が入れ替わったことになる。嶋原選手は2009年に女子で優勝しているベテランで、渋井選手はこの大会初挑戦であった。

札幌で ロンドン五輪 見据えたり

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この後で 二位と三位の 入れ替わり

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北大構内を駆け抜けて行く北海道マラソンの優勝者

 北海道マラソンのコースになっている北大構内の古河記念講堂の付近では、ほぼ40km地点となるので、競り合っていない限り、ここでの順位が最終的順位になる。最初にこの地点を駆け抜けていったのはケニヤ人のアルン・ジョロゲ選手(小森コーポレーション)である。地を蹴る力強い走りで25回目の今年(2011年)の優勝者となった。二位で走り抜けて行ったのは日本人小林誠治選手(三菱重工業長崎)で、最終順位は変わらなかった。三位は高田千春選手(JR東日本)であった。

地を蹴って 優勝目指す ケニア人

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二位、三位 僅差で通過 学府内

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マラソン走者を待つ北大構内

 北海道マラソンのコースに北大構内が組み込まれるようになってから、マラソンの撮影は構内のメインストリートに決めている。南北に真直ぐ伸びる道路の両脇に、応援する市民や学生が並んでいる。最初のランナーが到着するまでの間に、この学内路の中央に出て写真を撮る者も居る。道路はクラーク像のところで折れ曲がってゆき、その近くに座ると、走って来た走者が向きを変えて行くので、写真が撮り易い。クラーク像の近くに、今や遅しと最初の走者を待つ人たちがいる。

学府路で 走者待つ間の 写真撮り

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クラークも 市民と共に 走者待ち

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2011年08月22日

恐竜化石発掘遊びの砂場

 恐竜展の会場に、砂場を設け恐竜の骨の化石のレプリカを置いて子供達の遊びのコーナーが設けられている。恐竜の化石発掘現場を模擬した砂場で、恐竜化石発掘の模擬体験をしてもらおうというものらしい。子供達にとっては、ただ見るだけの展示より、触って遊べる展示の方が何倍も魅力的で、人気のコーナーである。この場所にカメラが入って、子供を相手のインタビューが行われていた。NHKではなかろうか。主催者の団体の一つはNHKだし、会期末で一押しの取材だろう。

発掘の 現場の模擬の 砂場なり

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会期末 子供相手の 取材なり

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恐竜展での大小の恐竜

 恐竜展を見ていて予想外だったのは、想像ははるかに超えて、小さな恐竜が居た事実である。恐竜というからには大きなものしか頭になかったけれど、トカゲを少し大きくしたような恐竜の骨格レプリカが展示されている。大きな恐竜と並べられていて、その大きさの違いが強調されている。このぐらいの小さな恐竜が現代に生存していれば、ペットとして売買の対象になったのではなかろうか。恐竜展の見せ所はやはり大きな恐竜の骨格標本で、近寄ってみるとなかなかの迫力である。

初知見 ペットサイズの 小恐竜

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大きさが 迫力出して 恐竜展

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2011年08月21日

恐竜展での写真撮影

 恐竜展のチケットをもらっていて、ほぼ2ヶ月の会期が残り1週間になって見に行く。会場は豊平区月寒東にある北翔クロテック月寒ドームである。会場内は写真撮影が許可されているのだが、フラッシュ撮影や三脚使用が禁止されていて、薄暗い会場で巨大な恐竜のレプリカを、手持ちのカメラで撮影するのが難しい。恐竜の骨格と建物の骨格を重ねて撮ってみる。鏡面になったステージに恐竜のレプリカや、さらにその上のドームの天井が映っていて、不明のカメラアングルである。

恐竜と ドームの骨格 重ね撮り

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アングルは 下に向けての 鏡撮り

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2011年07月31日

写真撮影の練習の場の旭山記念公園

 旭山音楽祭と豊平川の花火大会は写真の題材として格好なものである。しかし、この二つを組み合わせて見応えのある写真を撮るとなると、プロの技が必要のようである。音楽祭のステージは近くにあり、照明で光輝いている。一方、花火の上がる豊平川は遥か彼方にあり、花火の光量は多いものではない。花火は瞬間に上がり、その瞬間を捉えねばならない。公園と豊平川の間にある夜景も入れるとなると、これまた問題が加わる。もうこうなるとカメラ任せで、出たとこ勝負となる。

光量の 計算カメラに 任せたり

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花火撮り 時間空間 相対論

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テント内で演奏するオーケストラ

 さっぽろ旭山音楽祭は合唱や独唱、独奏が主体であったところ、今年(2011年)はオーケストラが加わった。オーケストラ(オケラ)は2003年に生まれた「HARUKA」である。オケラの野外演奏は、雨天の事もあり難しそうである。音楽祭は小雨決行とあるから、楽器が濡れないようにステージにテントが張られ、その中で演奏していた。オペラのカルメンが演じられ、カルメン役は韓国から来札の李娥景さんで、熱唱していた。よく耳にする曲なので楽しめた。指揮は三河正典氏である。

小雨でも テントが護る オケラなり

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熱唱の カルメンの居て オペラなり

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2011年07月30日

打上げ花火撮影の難しさ

 打上げ花火を遠くから撮るのは難しい。旭山記念公園から花火が打上げられている豊平川の上空に狙いを定めて写真を撮る。カメラを手持ちにすると、花火の光の軌跡が流れて写る。失敗作ではあるけれど、花火の流れ画像も面白い。カメラを三脚に固定した撮影では、ほとんど試みてもいないシャッター速度をマニュアルで合わせ、撮ってみる。このぐらいの速度かと適当な設定であるせいか、満足ゆく写真は撮れない。でも、夜空に上がる花火が大輪の花を咲かせたのは記録できた。

流れるは 花火と夜景 手振れなり

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大輪の 瞬時の花が 夜空咲き

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公園の芝生テラスから撮る音楽祭

 札幌の夏の風物詩になっている「さっぽろ旭山音楽祭」は、旭山記念公園のテラスをステージにして行われる。市民団体が主催で、今年(2011年)で24回目を数えている。芝生のテラスからステージに勢ぞろいしたオーケストラと合唱団、陸上自衛隊の音楽隊を見下ろし、開演である。開演時の札幌の空は未だ明るく、空の下に少し夕日色になった札幌のビル街が見えている。演目が消化されていくと、空は夕日の色が濃くなり、ステージの照明も次第に明るさを増し、夜の演奏会に入る。

開演時 空明るくて ファンファーレ

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演目が 進み照明 目立ち出し

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旭山音楽祭で見る打上げ花火

 旭山音楽祭に行く目的の一つは、音楽祭と重ねて豊平川での打上げ花火を見ることにある。当然、これは天候にも左右される。今年(2011年)は天気も良く、音楽祭と花火の両方を楽しめた。ただ、写真を撮ることに一生懸命で、音楽を聴くこと、花火を眺めること、どれかに集中して楽しんだか、となると疑問符がつく。花火はまあまあ写っている。音楽祭のテントの横の木が緑や赤で写っているけれど、音楽祭のテントの照明を変えていて、これが木の色に反映しているためである。

木の緑 闇に浮き出て 花火見え

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テント横 木も赤くなり 赤花火

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2011年07月24日

さっぽろ夏まつりのビアガーデン

 今年(2011年)の「さっぽろ夏まつり」は7月21日から始まった。初日に出向いてみると、夕方の開店を待ちかねていたかのように、席がどんどん埋まっていく。最近は家飲みなる言葉がはやりで、外で飲む人が減ってきていると言われている。しかし、ビアガーデンで飲む雰囲気は家では味わえない。広場にはケヤキの大木があり、日陰を作ってくれ、その下でのビールの味は格別だろう。ビール飲みの夏祭りは1ヶ月間続く。それが終われば、札幌の季節は急速に秋へと移っていく。

夏祭り ビール祭りの 初日なり

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外飲みの 天然日傘 ケヤキの木

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2011年07月18日

処女航海の叶わなかったイカダ船

 今日(7月18日)の朝刊に、昨日の豊平川のイカダ下りが中止になった記事が載っている。川下りの中止で、イカダの出来栄えのコンテストに切り替わった。参加チームの談話が載っている。1ヶ月以上かけて作った海賊船のイカダで、川下りができず残念とのコメントである。確かに力作の海賊船の処女航海が出来なかったのは心残りだろう。4人の中国人グループの帆船のイカダも、川に浮かべたらどんな具合の処女航海になったろうかと、見ることの出来なかった場面を想像する。

処女航海 叶わぬイカダ 海賊船

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帆船は 増水の川 出番無し

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2011年07月17日

今年も中止の豊平川イカダ下り

 豊平川のイカダ下りを一度見てみたかった。この夏のイベントは1975年から始まって、今年で37回目となる。こんなに続いているイベントなのに、一度も現地で見たことがない。昨年(2010年)は中止だったので、今年こそはと幌平橋の近くの河川敷に出向いてみる。参加のイカダが並んでイカダ乗りチームの方は集まっているけれど、見物客はまばらである。開会式が始まって、主催者から豊平川の増水により中止の発表である。イカダを作ってこの日に備えていた参加者には気の毒である。

刀抜く 見せどころ無く 中止なり

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見せ損ね 父兄親父の 底力

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道警本部での交通安全啓蒙展示

 道警本部での市民へのデモや展示は、交通安全が前面に出る。交通管制の様子を窓越しに見ることができる。大型のモニタ画面があり、道路の車の流れが写し出される。我が車も写し出されているかもしれない。車信号機も近くで見ると、思った以上に大きい。信号機がランプからLEDに替わり、冬季に付着する雪がランプの熱で溶けていたのが、LEDでは溶けず、雪落としの作業が増えたとの話が記憶に残った。運転シミュレータがあって、子供たちは実物の信号機も見ず操作に夢中である。

我が車 モニタされてか 管制室

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模擬運転 実物信号 目に入(い)らず

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2011年07月16日

耐震対策に問題のある道議会議場

 カルチャーナイトで同議会議場に入ってみる。築後60年経っている建物で、建替えの計画も策定されたけれど、道の財政難で計画は凍結されている。雪の六華をデザインした天井は吊天井になっている。案内の人の説明では、耐震対策が行われていないので、震度5以上の地震がくると議場の吊天井は落ちるだろう、とのことである。これには議場に座っている議員も心配だろうが、事前に質問答弁のすり合わせを行っていて、学芸会みたいだと批判されている方がより気掛かりだろう。

学芸会 審議批判の 議場なり

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六華見え 落ちる懸念の 吊天井

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音を聞いていないSAPPORO CITY JAZZ

 この夏のイベントは2007年に始まっている。大通公園や札幌芸術の森のステージで1ヶ月半近くにわたって開催されている。大通公園西2丁目のところにはホワイトロックと呼ばれる球状大型テント内にステージが設けられている。音楽ファンでも、ましてジャズファンでもないので、このイベントの音のカケラも耳にしていない。多分、ステージでは撮影禁止と思われるので、テントの入口のところを撮っただけである。同時進行の恒例のPMFの音楽イベントも足を向けたことがない。

ジャズ世界 異界に入る 人並び

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看板に アーティスト居て 夏興行

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カルチャーナイト道警音楽隊コンサート

 カルチャーナイトでは、普段入ることの出来ない場所を選んで行ってみる。北海道警察本部の1階のロビーでは道警音楽隊のミニコンサートが行われている。見学に来ている子供たちへのサービスで、アニメのアンパンマンのテーマソングなども演奏されていた。音楽隊が聴衆の聴覚を楽しませるのに対して、視覚に訴えるものとしてカラーガード隊があり、両隊が一緒になって演奏を盛り上げる。カラーガード隊のコスチュームに身を固めた女性隊員が音楽に合わせて演技を行っていた。

音楽隊 カルチャーナイトの 主役なり

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カラーガード 女性隊員 華を添え

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2011年07月12日

大道芸の踊りに加わる観客

 ギリヤーク尼ヶ崎は一人で踊る大道芸人である。しかし、踊りを披露する各地には、サポーターがいるようである。サポーターが公演前に場所の設定とか、ビラ配りとかをしている。踊りの合間に声が掛かり、この声の主もサポーターのようである。幕間に相当するところで、踊りに引き出される観客が居て、すんなりと踊りに加わっている。最初に踊りに加わるのは、どうもサポーターのようである。若い女性がギリヤーク尼ヶ崎と踊っていると、老若、男女の対比が際立って見える。

バラの花 踊り小道具 客が持ち

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幕間に 老若の顔 並びたり

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2011年07月11日

満身創痍の大道芸人

 ギリヤーク尼ヶ崎は、今年(2011年)80歳である。本人からも紹介があったけれど、満身創痍の状態で踊りを続けている。膝の半月板は磨り減ってサポータを巻き、椎間板ヘルニアは折れ、ペースメーカを胸に埋め込んだ体で踊っている。見方によっては、高齢の病人を大道で踊らせているようなものである。加えて、踊りには冷水を頭から被って、地面に倒れて動き回る演出もある。踊りの終了後に、本人の口から、88歳まで踊りを続けたいと語られると、期せずして観客から拍手が起こっていた。

膝当てで なだめ踊るか 半月板

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水被り 満身創痍 地で踊り

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祈りの大道芸

 歩行者天国になった道路や広場で演じられる大道芸は、観客を楽しませるのを第一の目的としている。この点、ギリヤーク尼ヶ崎の大道芸は楽しませることを第一義にしていない。自己の祈りの表現を観客に見てもらうことが芸の本質になっている。従って公演は無料で、祈りに共感した観客の御捻りのお布施で大道芸人として生きている。数珠を手にした踊りの最中に見せる表情は、演技というより、激情に突き動かされた祈りの表情と所作である。見る人を楽しませる芸とはほど遠い。

宣言は 大道芸の 祈りなり

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祈りとは かくも激しき 歪む顔

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2011年07月10日

ギリヤーク尼ヶ崎の公演

 札幌都心部の歩行者天国で、ギリヤーク尼ヶ崎の公演があるというので見にゆく。夏になると、北海道の各都市での公演案内が新聞等に出ているのだが、見にゆくのはこれが最初である。尼ヶ崎は本名で、ギリヤークは樺太の少数民族で、この民族に似ていることからの芸名である。公演時間になると円陣になった観客に囲まれ準備をする。十八番の「念仏じょんがら」を地蔵(と思われる)の衣装で踊る。踊りのため歯を抜いて入れ歯にした口を開け、内なる情念を吐き出して踊る。

演目の 念仏じょんがら 十八番なり

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魂の 叫び吐き出て 歯無き口

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2011年07月01日

花フェスタで見かけたスモークツリー

 スモークツリーは文字通り煙のように見える木である。花が散った後に花柄に伸びてくる細い茎状のものが重なって、遠目に煙(スモーク)のように見える。ウルシ科の木であるけれど、かぶれることもなく、庭木などに用いられる。花フェスタではこのスモークツリーが目についた。本当の煙なら写真を撮っても焦点が合わないだろうに、木の場合には焦点が合う。この木だけなら芸がないかと、傍の小物の置物も撮ってみる。ネズミの置物で、こちらは金属の表面がはっきりしている。

煙の木 透かした背後 人の居り

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金属の 質感強め 煙の木

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2011年06月29日

花フェスタの店で出会った顔

 花フェスタでは被写体は当然花となる。花は動かないので撮るのには都合がよいけれど、花の店に出入りする人の動きがあると、人の方が被写体としては面白い。しかし、混雑しているので撮りにくい。花の店では売り手が客に対応している。遠くから撮っているので、話の内容はわからない。多分売り手と買い手のよく交わされる会話なのだろう。店先に居ても客に微笑むだけの店員がいる。この定員に話しかける客はいないけれど、売り物の花に交じって店の雰囲気を盛り上げている。

花フェスタ 花髪飾り 売り子なり

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微笑みが 店先交わす 会話なり

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2011年06月28日

舞台上の司会者と演奏者

 大通公園の西6丁目に野外ステージがある。公園で行われるイベントではこのステージが利用される。花フェスタではステージで花の活け方のデモが行われていて、マイクを持った司会者が作品を紹介している。ステージの壁には花を手にしたマスコットキャラクターが描かれている。名前があるとしても、マイナーなキャラで名前を聞いたことがない。別の日時に、ステージの上でエレクトローンの演奏が行われていた。演奏者は楽譜も見ないで、聴衆の方に顔を向けて演奏していた。

手にするは マイクと花で 舞台上

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隠れ手は キーボードの上 演奏者

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2011年06月19日

祭列と道端の花

 祭列と道端に咲く花を重ねて撮ろうとするのだが、うまく組み合わせて撮れない。花にフォーカスを合わせると、祭列の方のぼけが強調されて、背景にどんなものがあるかわからなくなる。当然、両方が鮮明に写るようにもできるのだが、これでは写真に味が出ない。花が鮮明で、背景の祭列がある程度わかる写真をと何枚か試みる。道端に咲く花で、写真向きの草丈のあるものはジャーマンアイリスがある。爪句にするとドイツアヤメの別名が字余りになるので、独アヤメとしている。

祭列の 馬も休みて 独アヤメ

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山車の行く 道端咲いて 独アヤメ

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祭列を彩る顔

 祭りは神事と娯楽の両面を持っている。これは女性の顔の化粧にも現われる。神事に携わり、神の方に顔を向ける巫女は素顔に近い。なまじ化粧をしたとろで、神様の前では誤魔化しが効かないといったところか。山車のきれいどころは厚化粧で、髪飾りも巫女に比べると格段に派手である。大衆に顔を向けているから、化粧や衣装で祭りの雰囲気を盛り上げようとするサービスである。この類の化粧は、顔を様式美に作り直す作業であるから、祭りを彩っても、本来の表情から遠くなる。

巫女なれば 素顔に近く 薄化粧

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白粉の 下に固定の 様式美

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2011年06月18日

祭りで見られる想像上の動物

 祭りの神輿や山車に、想像上の動物を探すのも面白い。昼休みで頓宮の拝殿前に安置されている北海道神宮の4祭神の神輿の屋根の上で羽根を広げ、金色に輝いているのは鳳凰である。北海道随一の大社の神輿であるから、金無垢の豪華で手の込んだ造りである。山車には獅子と獏が並んでいる。獅子は目にする機会は多いけれど、短い象の鼻に牙を持った獏はあまり見る機会がない。獏は人の夢を食って生きる動物で、悪夢を獏に食ってもらうために、祭りの山車に取り付けられている。

金無垢で 飛び立てるのか 身の重さ

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獏(ばく)の居て 山車で食う夢 白昼夢

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錫杖を持って歩く女子衆

 祭列にひたすら歩く女子衆が加わる。女性なのに手に錫杖を持っている。錫杖は修験僧の持ち物で、女性に錫杖は最初奇異な感じがする。修験僧は仏教で神社の祭りにはお客である。これは神仏習合の名残なのだろう。修験仏教は役(えんの)行者に始まり、明治政府の神仏分離と修験の廃止で、修験仏教の一部は神道に吸収され、それが神社のお祭りに顔を出しているのだろう。女性に錫杖を持たせ歩かせるようになった経緯はわからない。錫杖は軽そうに見え、杖代わりなのだろう。

錫杖は 祭列用具 見慣れたり

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錫杖を 杖の代わりに 女子衆

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稚児行列

 神輿渡御には稚児行列も加わる。稚児たちは人力車に乗っていて、年長の稚児は一人で、幼い方は母親と一緒である。男の子であれば着物に袴、頭には烏帽子で、女の子では頭に冠をつけている。沿道に同年程度の園児たちが見ていると、手を振り合ったりしている。稚児は神社に関係の深い氏子の家庭から選ばれるのだろうか。あるいは公募で抽選なのだろうか、聞いてみたことがないのでわからない。幼い稚児の中には疲れたか飽きたかで、行列の途中で眠ってしまうものもいる。

一人稚児 手振りサービス 堂に入り

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おずおずと 手を振る先に 園児居り

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2011年06月17日

山車に乗る人

 祭りの行列を盛り上げる山車に乗るのは女性が多い。これらの女性は踊りとお囃子を受け持っていて、狭い山車の中で演じる。動きの少ない日本舞踊はこの状況に合っている。言い方が逆で、狭い空間で洗練されてきた踊りなので、畳半畳で踊って見せることができる、と言うべきかもしれない。鉦に太鼓は賑やかである。節回しはあっても、メロディーから遠い音曲で、原始的と言えばいえる。祭りのような場所で演奏される音曲は、原始的なものの方が景気付けになり、合っている。

鉦太鼓 踊りも披露 山車世界

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お囃子に 鳳凰の目の 睨みかな

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頓宮での巫女の舞

 神輿渡御の行列は頓宮で昼休みとなる。北海道神宮の4祭神の神輿もしばし休息である。この昼休みの間に神事が行われ、神事の締めのように巫女の舞いがある。舞いといっても動作は緩慢で、扇子をかざしてゆっくりと回ったりする動作を繰り返す。多分、祭りのために募集した巫女と思われるけれど、舞う姿は様になっている。写真を撮るお目当てはこの巫女たちで、動作がゆっくりで、表情を撮るのが容易である。ただ、観客が多く、神事の最中でもあるので、遠慮して撮っている。

巫女並び 神事の締めの 出番なり

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頓宮で 神輿休みて 巫女が舞い

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2011年06月16日

円形歩道橋から見た祭りの山車(だし)

 北海道神宮例大祭の最終日を飾る行事として神輿渡御がある。いつもの年は北海道神宮を出発して、同神宮に戻る。今年(2011年)の神輿渡御は、白石区の大規模商業施設の前出発し、神宮に戻るコースが選ばれた。途中円形歩道橋を通過するので、円形歩道橋に上って見ていると、山車が車の上の人形を歩道橋とぶつからないように、車内に取り込みながら歩道橋の下を通過していく。行列は南郷通を水穂大橋の方に向かって進む。その後、札幌夕張線に折れ一条大橋で豊平川を渡る。

橋脚は 水穂大橋 山車の先

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歩道橋 見下ろす山車の 華やかさ

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2011年06月14日

踊りの表情

 写真は森羅万象を切り撮って表現する。被写体は人それぞれの好みがある。花鳥風月あたりが最も人気がある写真の対象のようである。人の表情も面白いものである。しかし、断りもなく表情の写真を撮るのは、祭りの参加者ぐらいがギリギリのところだろう。それも良い表情のものでなければ撮る方も撮られる方も気分は優れない。祭りでの踊り手の表情は良いものが撮れる。しかし、表情は一瞬で変化するし、写真のために踊っている訳でもないので、表情を固定させるのは難しい。

よさこいを 子どもミュージカル 演じたり

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動き止め 踊りの決めは 笑顔なり

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2011年06月13日

勇壮な旗振り

 よさこいソーランは、観客の目を惹きつける仕掛けとして衣装と踊りの振り付けがあり、これは毎年新しくして工夫を凝らす。これに対して、工夫にはあまりこだわらず、多分毎年同じと思われる旗が、踊りの最後尾で振られている。大きな旗の旗振りは、力持ちの男性が受け持つことになる。「クワザワグループ」の文字の染め抜かれた旗を、バランスを取りながら持ち上げ、振っている。迫力がある。風神、雷神が描かれているのは「屯田舞道神」の旗で、こちらも大きなものである。

拍子取り 持ち上げる旗 重きかな

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風神と 雷神踊る 旗の中

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踊りの同期取り

 チームでの踊りは同期が求められる。練習の大部分はこの同期取りに費やされるのだろう。進行方向に並んだ場合は、目の前の踊り手の動作に合わせるとよいので、後ろの者は比較的楽なのだろう。ただし、先頭は自分の動作が踊りの全体の流れを決めることになるから、責任が重い。小雨が降っているけれど、踊り手は自分の動作の方が気になり、雨のことなど、あまり気にならないだろう。同期がうまく取れ、全体が一つの動作のようにみえると、踊り手も観客も充実感を感じる。

練習の 成果の披露 同期見せ

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小雨中 同期の動作 見せ場なり

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地方車(じかたしゃ)の上

 大型トラックに、お立ち台や音響装置を設けた地方車が踊りのチームを先導する。地方車のお立ち台には踊りの紹介者や歌い手が並ぶ。祭りの、きれいどころや音曲の演奏者が山車(だし)の上に並ぶ流れを踏襲しているのだろう。地方車に並ぶきれいどころは踊りのチームと衣装やメークを合わせるのが一般的である。チームの名前なのだろうか「蛍」の文字のフェースペインティングが女性の顔にみえる。踊りの始まる前に掛け合いの語りがあり、観衆へのサービスと景気付けである。

きれいどころ 顔にペイント チーム名

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掛け合いの 語り踊りの 前座なり

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女性の祭りでの力仕事

 最近草食系男子の言葉を聞く。その対語で肉食系女子までは行かなくとも、草食系男子に代わって、祭りでの力仕事をしている女性がいる。踊りの集団の後尾に控え、雰囲気を盛り上げる巨大旗を振り回す役目を女性が受け持っている。旗竿を両手で持ち、気合を入れて旗を持ち上げる女性の全身の力強さにはほれぼれする。テレビ局の女性カメラマン(ウーマンか)が重そうなカメラを持って踊りの集団を追いかけている。カメラマンは男性の仕事と思っていた先入観念が吹き飛ぶ。

巨大旗 振る筋肉に バラ絵なり

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踊り追う カメラに覆い 小雨なり

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2011年06月12日

大学生グループの旗と女子学生の旗振り

 よさこいソーラン踊りでは、踊り手が主役である。脇役として旗振りがいる。しかし、この旗振りは脇役にしては体力と技量が要求される。旗が大きいので生半可な力では旗を持ち上げることも、まして振ることもできない。長崎大学の「突風」と「瞬」と大書された旗を振っている一人は、女子学生であったのには驚いた。全国の大学からの参加グループも増えたようで、東京理科大の踊り手グループの旗は龍を染め抜いた立派なものである。衣装の方も龍の文字をあしらっている。

さらし巻き 旗の振り手は 女学生

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理科大は 龍も踊りて 旗衣装

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祭りで黒子の彫刻

 大通公園6丁目のところに峯孝の「奉仕の道」の作品がある。彫刻のある辺りで、踊り手たちが一休みである。彫刻の梟や鹿が、法被の一団を見守っているかのようである。大通8丁目には踊りのステージが設けられ、入れ替わり立ち代りで参加チームが踊りを披露する。8丁目と9丁目の境にイサム・ノグチのブラック・スライド・マントラの作品があり、丁度舞台の背景になって見えている。よさこいソーラン祭りの期間中は、主役の踊り手に対して、彫刻は黒子のように控えている。

動物が 法被見守り 奉仕なり

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巨匠作 背景にして 踊るなり

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子供たちのよさこいソーラン祭り

 人数は多くはないけれど、子供たちもよさこいソーラン祭りで踊りを披露する。大人たちの中に交じって踊りに加わると、観客の目は子供に集まる。カメラも子供の仕草や表情を追う。子供とは言え、踊る表情には真剣さが溢れている。大勢の観客中で踊るのだから、上手に踊らねば、の意識が子供の心を大きく占領しているのだろう。口を開いて、何か声を発しながら踊っている。年齢が少し加わると、余裕が表情に出ているのが見られる。子供なりに踊りを楽しんでいるようである。

口開き 心の中の 声の漏れ

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表情に 余裕の見えて 年長児

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2011年06月11日

踊りの動と静

 よさこいソーランのような動きの激しい踊りの瞬間をカメラで捉えるのは難しい。動作を見て瞬間的にシャッターを押しているつもりでも遅れがあって、踊りの方は次の動作に移っている。齢で反応速度が遅くなっているせいもある。何枚も撮ってみて、やっと動きを捉えた写真が得られている。デジカメのお陰で、無駄撮り写真が増えても気にならない。踊りの動作には切れ目があり、この時には動きが止まる。この静止状態を狙って撮ると、目で見ている状態と写真は一致している。

飛び跳ねる 瞬間捉え 希少例

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狙い撮り 動作の止まる 切れ目時

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こぼれる第一級の笑顔

 踊っていて楽しいのだろうな、と確信できるのは踊り子の笑顔からである。こんな第一級の笑顔はそう見られるものではない。演舞の最中は表情も引き締まる。笑顔は踊りの段落のところで見られので、この瞬間を撮る必要がある。そのタイミングを捉え損ねると、笑顔は飛んでしまう。笑顔を撮るのもなかなか難しい。しかし、良い笑顔を撮れるとこちらの顔も少し笑っている。踊りの合間に見る笑顔を、言葉で表現するとなると良い表現が思い浮かばない。精々こぼれる笑顔ぐらいか。

撮り得たり 第一級の 笑顔なり

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楽しさは こぼれる笑顔 札都初夏

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2011年05月23日

創成川公園ふれあいフェスタ

 5月も下旬に入る日曜日に、新しく創成川公園がオープンしたことを記念したイベントがあり出かけてみる。本当の目的はこの新公園に植栽されたライラックの花の写真を撮ることであったけれど、花は未だ蕾であった。南2条のところのイベント会場にあるステージを裏側から覗く格好で写真を撮る。時間が早かったので、まばらな客に向かって女性の司会者が話しかけていた。ステージで披露する大道芸人が着る衣装が、テントの横に置かれていて、これからがイベントの本番である。

イベントの まばらな客に 声の飛び

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大道芸 出番控える 衣装なり

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2011年02月19日

大雪像が変身した滑り台

 雪まつりには膨大な量の雪が会場となる大通公園に運ばれる。祭りが終った翌日には、大雪像は取り壊され、ただの雪山になってしまう。この雪山を放っておいて、春になって解けるまで待っているのも芸のないことだと、子供用の雪の滑り台を設ける試みがなされている。雪山といっても、高さは知れたものである。しかし、子供たちにとっては巨大な滑り台である。幼稚園の子供たちだろうか、子供の一団が来ている。ドーナッツ状のゴム製のソリに乗って、ソリ滑りに興じていた。

祭り去り 子らの足元 大雪像

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表情が スリルで弾け 祭り跡

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2011年02月14日

雪まつりの宴の後の雪像取り壊し

 雪まつりが終わった日の翌日の朝から雪像壊しが始まる。造るは壊しの始めなり、である。サザエさんの雪像もショベルカーで解体されていく。造る時は、何百人が何十日もかけただろうに、壊す時はショベルカー1台で、半日もあればただの雪の山に変わってしまう。この雪像壊しも結構人気のイベントであるらしく、作業を見守ったり、写真を撮ったりする人が集まっている。テレビ局のカメラも回っている。人間、造るのと壊すのと、どちらが面白いと思うのだろうかと自問である。

造るのは 壊しの始め 宴後(うたげあと)

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壊すのも イベントメニュー 雪まつり

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2011年02月13日

スライダーが宙に舞うスノーボード競技

 雪まつりの会場に雪のジャンプ台が作られ、アトラクションとしてスノーボードの競技が披露される。本番の競技前に公式練習もあり、スライダーが次々と滑って技を披露している。宙返りの技を披露するスライダーも居て、この時は観客から歓声があがる。スライダーが空中にある瞬間を写真に撮る。時々スライダーが画面の外に出た状態でシャッターを押している。それにしても、競技者はスノーボードに足を固定されたままで、空中で身を捻ってからよく着地するものだと感心する。

空中の 一瞬広告 ボード裏

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宙に浮く 身を立て直し 着地なり

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2011年02月12日

すすきので氷像デビューの雪ミク

 雪まつりのすすきの会場には氷像が並ぶ。今年(2011年)は雪ミクの氷像が初登場である。札幌生まれのボーカロイド・キャラクター初音ミクを札幌市が応援していて、その雪まつり用のキャラクターである。雪まつりの人気のキャラクターに成長していて、大雪像をはじめ、雪像は年毎に異なったものが造られるのに対して、雪ミクは毎年同じキャラクターが作られ続ければ、雪まつりの看板キャラクターに成長しそうである。氷で出来た雪ミク(氷ミクか)は照明に透き通っていた。

すすきので 初デビューなり 氷ミク

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雪ミクを ケータイ狙い 人気なり

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追記と雑感:

 ブログ子の、いつもの定型的なブログは原稿なのである。後での手直しが面倒なので、写真2枚、文字数220字程度にまとめてある。よって、余分な写真も載せなければ、冗長な感想も書かない。しかし、雪ミクについては少々感想を書きたくなった。
 追記最後に載せた写真は何だと思いますか。繁華街のビルの周りを人の行列ができている。商業ビルは開店(「かいてん」と入力してかな漢字変換が「かい」と「てん」から漢字を選ばなければならない馬鹿げた状況でワードを使っている。このパソコンもどこかがおかしくなっている)前である。祝日とはいえ、開店が11時なのである。多分夜中までやっているからこの開店時間なのであろう。夜昼がかなりずれた世界である。
 本題の戻って、この行列、雪ミクの印刷された札幌地下鉄の乗車カードを買う行列なのである。他にもフィギュアの販売もあるらしい。小学生の子供でもあるまいし、キャラクターの人形を並んで買いたがる気持ちがわからない。
 何でまたそんな現場に行って写真を撮っているかというと、白状すれば新聞に案内の出ていたこの地下鉄乗車カードを、最初買いたかったこともある(ブログネタにもなるし)。しかし、この行列を見て、さらに同じ日に見たNHKのスペシャル番組「無縁社会」を見て、一言書きたくなった。
 雪ミク(これは民間生まれの人気のキャラクターに便乗した行政の観光・産業政策の一環である)の行列が出来ないようにする方法はある。充分な数のカードを通年発行すれば、行列なんかあっという間になくなる。しかし、行列を作らせるようにするところが・・・。人気(というこの訳のわからないもの)を作りあげるところにビジネスの要点がある。雪ミクは初音ミクの人気の投影である。初音ミクの人気は、消費者(利用者)が自分がメディアの創造者(との思い込みの部分もあるけれど)になりうる仕組みが受け入れられたこと(用語ではConsumer Generated Media)にある。電子書籍の出版に通じるものがある。
 この現象を裏返せば、PC相手にネットの世界でボーカロイド(ロボット歌手)を操作したり、そのCG画像を描いたりする素人(素人と玄人の境目がなくなっているのも技術を介して世界で起こっている現象ではあるけれど)の人口がかくも増えているのである。PCやデジカメを売っている大型販売店を見ていると、あの規模の店を維持できるほどの人口の消費者が居るのかな、と疑問に思うけれど、やはり居るのである。世の中は変化している。
 前述のテレビ番組では、世間とのつながりをインターネットのみに頼って(頼らざるを得なくて)、なかには四六時中カメラで自分の個室をネットに動画で流して、自らをネットのつながりの監視のなかに置いている人もいる。寝るとき、百人の見ず知らずの相手とネットで「お休み」の言葉を交わす。ブログ子だけでなく、この異常さに驚いた視聴者は多かったと思われる。
 この異常さと隣り合わせで、雪ミクが描かれた乗車カードを買い求める行列ができる。物事は見方である。この行列を見て、技術で生み出され、世に受け入れられた人気製品の成功的派生効果と見るか、消費社会・無縁社会に内在する病理と断じるか、認識者の立場による。
 見方=関数(立場)の式が成り立つ。立場という変数で、関数値である見方が変わる。ブログ子だって、乗車カードが直ぐに買えたら、民間生まれの技術が、敷居の高い市(交通局)を動かして乗車カードをつくらせるまでになった、とコメントするかもしれない。最初から買うのをあきらめさせるような行列を見れば、この長い感想にもなる。
 それにしても、頭に浮かぶことを次々の書くと、このぐらいの記事にはなる。これは220文字に限定して書くのに比べると、えらくエネルギーを必要とすると思われるかも知れない。しかし、落書きみたいなものであるので、それほどでもない。読む方がこの長さを見て、最初から読む気をなくすることはあっても。

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2011年02月11日

陽に輝く氷の恐竜

 新聞社がスポンサーの氷の広場があって、氷の恐竜が並んでいる。恐竜のなかには、1986年にアルゼンチンで発掘された世界最古の恐竜とされる、フレングエリサウルスがモデルのものもある。脊椎が帆のようなったディメトロドンもお目見えである。会場は高い建物で囲まれていて、高くなった陽がようやく建物の上から、氷の恐竜に差してくる。陽に氷が透けて、身体の内部が見えている。当然ながら透けた体内には骨格がなく、もし骨格を埋め込んだ氷像が作れたらこれは面白い。

陽に透けて 氷恐竜 無骨なり

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帆脊椎(せきつい) 陽に輝いて 雪まつり

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国際雪像コンクール優勝はリトアニア

 バルト海に面するバルト三国は、北からエストニア、ラトビア、リトアニアの配置で並んでいる。このうち一番面積の大きな国がリトアニアである。1990年にソ連邦から独立している。国土は北海道の8割、人口は6割の小国である。この国から雪像製作チームが札幌までやってきているとは意外であった。雪像のテーマは「世界はミツバチの巣、責任を持とう」ということで、ミツバチの巣とミツバチが雪で作られている。優勝に値する出来栄えである。国旗を手に優勝披露に臨んでいた。

リトアニア 蜂、巣で喚起 エコ世界

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優勝を 空から祝う マイバウム

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2011年02月10日

食の国際交流コーナーのロシア人女性

 毎年、雪まつりの国際雪像コンクールが大通会場の西11丁目のところで行われる。このコンクールとペアのエベントに仕立てたかのように、食の国際交流コーナーが雪像作りの傍に設けられている。各国のお国自慢の食べ物が並べられ、客が品定めをしている。マトリョーシカやチェブラーシカが並ぶロシアの店には、民族衣装をまとったロシア人女性が売り子になっている。写真を撮っているのがわかると、サービスなのだろう、こちらに顔を向け、ちょっと硬い笑顔を見せてくれる。

売り子着る 民族衣装 ロシアなり

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マトリョーシカ 背後大物 売り子なり

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2011年02月09日

祈年殿大雪像をバックにした女性アナウンサー

 大通西7丁目の大雪像は北京広場ということで、世界文化遺産にも登録されている、北京天壇公園の祈年殿の大雪像である。20年以上も昔、最初に実物を見たことのある建物で懐かしい。大雪像をバックにして、女性アナウンサーがマイクを握って放送の準備中である。この広場のスポンサーが放送会社であるので、同社関係のアナウンサーらしい。見物客は皆雪像の方を向いているのに、アナウンサーの方は雪像に背を向けている。大雪像の舞台では次々と歌や演技の披露が続いている。

放送の 北京広場の 打ち合わせ

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オンエア前 演技の続く 祈年殿

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雪まつり会場の人気ミニSL

 毎年雪まつりの大通会場にはミニSLが登場して、子供たちを乗せるサービスを行っている。滑り台と並んで、体験型の遊びのコーナーで人気がある。ミニSLにはヌードル号の名前がついている。これはスポンサーがヌードル(カップ麺)を製造する大手食品会社のためらしい。大人の運転手が一人やっと腰かけられる大きさのSLに牽かれた客車に、子供たちが乗って敷設された軌道を一周する。蒸気で走り、白煙を上げる演出までする。SLに興味の無い大人でも、これは見ていて楽しい。

ミニSL 母子も乗りて 人気なり

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運転手 腕見せどころ 真顔なり

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2011年02月08日

仲間の増えた雪ミクの雪像

 昨年の雪ミクは一人の雪像だったのが、今年は同僚のボーカロイドの鏡音(かがみね)リンとレンが両脇を固めている。雪ミクの元のキャラクター初音ミクを含め、いずれのキャラクターも札幌のクリプトン・フューチャー・メディア社が生まれの実家となる。実家は大通公園に面しており、雪像の場所からほど近い。昨年同様、今年もこの雪像の前での記念撮影がひきもきらない。初音ミクそのものの雪像もお目見えである。こちらの雪像は某アニメーション学院が制作元になっている。

鏡音の リン、レン控え 雪のミク

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初音ミク 実家の傍で 雪変身

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2011年02月07日

各地の美の親善大使の集合

 雪まつりの会場に、各地から何とかミスが集合するイベントがあったとは知らなかった。美の親善大使が、紹介される順番で、大雪像をバックにした舞台に出ていく。舞台に出る前の待機状態のところには見物客も集まっていないので、写真が撮り易い。ただ、横からの写真で、横向きの姿しか撮ることができない。なかには愛嬌のあるミスもいて、手を振ったり、笑いかけてきたりする娘もいる。これに応えて撮らない手はない。雪像撮影よりは、やはり表情のある人間の撮影が面白い。

振袖で 寒くないかと 会話なり

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ミス達に 声掛け返事 笑顔なり

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大雪像前の女性警備士

 警備士は男性の職業かと思っていたら、うら若き女性の警備士もいたのが意外だった。雪まつりのような会場では、男性よりは女性の警備士の方が、写真の被写体にもなるので適役かもしれない。実際、観光客からこちらを向いてほしいと注文が出ていたから、大雪像の脇役として、警備以上の仕事をしていたようである。それにしてもこの警備士美形であった。雪まつりのイベントの一つで、各地のミス何とかが雪像前の舞台に並んでいたけれど、ミス警備士で出場して遜色はない。

雪像の 前で決めたり 警備役

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警備士に こちら向いてと 声かかり

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サザエさんの大雪像前のサザエさん

 大通会場の西10丁目は、昨年はちびまる子とその仲間たちのキャラクターの大雪像であった。これが今年はサザエさん一家となった。サザエさんは生誕65周年だそうで、自分の歳とあまり変わらないことに驚く。当然サザエさんもその家族も、歳は止まったままである。サザエさんが後期高齢者になったらどんな顔になるのだろうか。サザエさんのメークをした女性が子供たちに囲まれて、テレビ番組の録画撮りを行っていた。大雪像と比べるまでもなく、髪型でこれはサザエさんである。

サザエさん 子供が囲み 録画撮り

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雪像と モデルを撮りて サザエさん

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2011年01月07日

北海道神宮の売り子巫女

 北海道神宮の回廊には、神社グッズの売り場が設けられている。初詣期間ともなれば、この売り場に縁起物が並び、アルバイトの売り子が並んでいる。売り子は神社で仕事をしているので、巫女と呼んでよいのだろうか。神楽を舞うような本来の巫女ではないので、さしずめ売り子巫女とでも呼んでおく。巫女であることの指導を受けているのだろうか、髪は染めず、日本女性本来の黒髪である。現場主任らしい巫女の装束は、売り子の白装束と異なってピンク色で、髪飾りをつけている。

伝統で 黒髪並び 売り子巫女

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髪飾り 売り場で目立ち 主任なり

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2011年01月06日

元日の三吉神社境内に咲くみくじ花

 三吉神社は都心に近いところにあるので、元日には多くの人が初詣に行っているかと思って寄ってみる。確かに参拝者は居るものの、予想したほどの人出ではなかった。おみくじ結びを行っている初詣の人が居るのは、正月の他の神社と変わらない。この神社には金属製の狛犬が居て、阿形の狛犬の大きく開いた口の上あごに4本、下あごに2本の牙が見える。これが吽形の狛犬の閉じた口には6本の牙が全部上あごから出ていて、これが気になって、元日の狛犬の写真の初撮影である。

元日の 棚に咲きたり みくじ花

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狛犬の 牙確かめて 初撮影

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行列を成す琴似神社の初詣

 札幌市内の神社の元日の風景を写真に撮ろうと出かけてみる。琴似神社の境内には屯田兵屋が保存されているので、元日の兵屋の写真を撮ることを考えていた。しかし、兵屋に通じる門には施錠がしてあって、入れない。これは誤算であったけれど、予想をしていなかった別の風景に出合った。初詣客が、鳥居から拝殿まで、長蛇の列を作っているのである。元日の神社に人が集まることは想定していても、この人の列には驚いた。雪を背負った狛犬が、並んだ参拝者を見つめていた。

人の列 歩みの遅々と 初詣

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狛犬も 防寒衣服 雪コート

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2011年01月03日

絵馬を見る人、書く人

 絵馬棚は幸福の掲示板である。不幸を願うことを書いた絵馬なんてなく、全部幸福の願いが手書きにされて架かっている。世の中そうはうまくは行かないとしても、見ず知らずの人の願い事が溢れて、自分の願いと重ねて見ている。大学の合格や仕事がうまくゆくことなど、目前の願い事であったり、好きな人といつまでも一緒に居られるように、あるいは好きな人ができるようにと、未来にわたる願い事もある。絵馬の記入台があり、願い事を書いている姿には、真剣さが溢れている。

見つけたり 同じ願いの 絵馬のあり

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願い込め 書くうさぎ絵馬 卯年なり

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2011年01月02日

おみくじ結び

 おみくじによるご宣託は当たらないものだと了解しているので、参拝者は気軽におみくじを引く。初詣ともなれば、おみくじ代を奮発する気分にもなる。おみくじに吉とあれば持ち帰り、凶と出れば境内のおみくじ結び棚に結んで、都合のよくないご宣託と縁を切るのが作法のようである。しかし、凶と出るおみくじはほとんどないと聞いているのに、これほど沢山のおみくじが結ばれているところを見ると、おみくじ結びはおみくじ引きと一体になった作法に変化しているようである。

凶結び 吉も結ぶか 真顔なり

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吉と出る ケータイ結ぶ みくじなり

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2010年11月04日

サッポロファクトリーのクリスマスツリー点灯式

 文化の日に、サッポロファクトリーのアトリウム内に飾られた巨大クリスマスツリーの点灯式があるというので見にゆく。この催しは今年(2010年)で18回目で、ノールウェーから国内唯一のサンタランドに認定されている広尾町から贈られた、高さ15m、樹齢40年のトドマツがイルミネーションで飾られている。点灯の瞬間をみようと大勢の客がアトリウムに詰めかけていて、声を合わせてのカウントダウンでツリーが点灯されると、ケータイやカメラでの撮影が一斉に始まる。

群衆の カウントダウン 灯の点り

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見上げれば 光の乱舞 アトリウム

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2010年02月19日

赤れんが庁舎前の雪だるま

 さっぽろ雪まつりに合わせて、赤れんが庁舎前の広場に、例年大きな雪だるまが姿を現す。典型的な正統雪だるまである。昔、単純に雪だるまを作ると、その目と口には炭を用いた記憶がある。庁舎前の雪だるまの目と口には、炭ではなく、黒く塗った木がはめ込まれているようである。この大きさの雪だるまの目と口に合う炭は手に入らないだろうけれど、工夫して炭で目と口にした雪だるまを製作して、訪れる観光客に伝統雪だるまの姿を見せるのも、意義のあることではなかろうか。

今年また 正統だるま 庁舎前

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炭目口 伝統だるま 想像し

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2010年02月13日

氷彫刻コンクール

 さっぽろ雪まつりは今年(2010年)で61回目となる。会場は、大通、つどーむ、ススキノで、ススキノ会場は氷像の展示場となっている。これは氷彫刻のコンクールの氷像で、ホテルの調理師たちが包丁を鑿に持ち換え、氷彫刻に腕をふるっている。これらの作品から投票により優勝者が決まる。今年の最優勝作品は「神々の戯れ」と題された作品で、竜と鳳凰の戯れる姿が氷で表現されている。プロ野球球団のファイターズのマスコットキャラクターも、氷の像でお目見えである。

神々の 戯れ姿 最優秀

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球団の 人気のキャラが 氷像

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スノーボード競技

 雪祭り会場には毎年スノーボードのジャンプ台が出来て、参加選手が腕前(足前か)を披露している。この競技のスポンサーは「白い恋人」の菓子メーカーで、菓子名は雪から採られている。ジャンプ台の一番上から選手が次々と空中を舞って降りてくる。スキーのジャンプを撮るほど難しくはないけれど、それでも急に空中に飛び出してくる選手を一瞬でカメラに捕らえるのは、狙っていても撮り損なう。それにしても、トンボ返りまでしてよく着地するものだ、と感心しきりである。

空に舞う 白い恋人 競技人(びと)

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鳥人を 狙う一瞬 指託し

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2010年02月12日

祭り会場のミニチュアSL

 雪まつり会場の参加形体験コーナーにミニチュアSL試乗というのがある。大通の祭り会場に円形に線路を敷いて走る。石炭を燃料にして、蒸気まで吹き上げるサービスのある本格派のSLで、子供なら20人ぐらいを乗せることができる。運転手は大人で、運転席に乗るどころか、かろうじてSLから落ちないようにSLに覆い被さるようにしての運転である。子供たちが喜ぶのは当然としても、大人も子供に混じって乗っている。祭りは子供と大人の境目を消してしまうようである。

体験は SL乗車 滑り台

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大人まで ミニチュアLS 客となり

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ちびまる子-さっぽろ雪まつり2010

 今年(2010年)のさっぽろ雪まつりの大雪像の一つに、ちびまる子とその仲間たちが並んだものがある。北海道新聞朝刊に毎日ちびまる子の4コマ漫画が連載されているので、この大雪像は同紙がスポンサーになっている。新聞漫画の方はどうでもよい場面の絵が並んでいるだけのものが多いけれど、テレビや漫画誌に登場するこのキャラクターたちは、今や国民的人気がある。雪像に20年記念の文字があるけれど、これはこのキャラクターが誕生してからもう20年になるのである。

ちびまる子 声のかかりて 人気キャラ

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二十年 まる子変わらず 小学生

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2010年02月11日

雪像と蘭陵王のレリーフ

 大通西5丁目には聖恩碑が立っている。夏に、その口から噴水を吐き出す蘭陵王のレリーフも、雪祭りには目立たない背景でしかない。蘭陵王は美男の武将であったため、部下の戦意を奮い立たせるために恐ろしげな面をつけた、という故事の持ち主である。「雄叫び」ツートップと題された雪像はサッカー選手を象っていて、その背後に、雄叫びを上げている蘭陵王の面が重なっている。しかし、雪像がアニメのトトロの、のんびりキャラクターとくれば、蘭陵王の戦意も失せてしまう。

雄叫びは サッカー選手と 蘭陵王

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トトロでは 蘭陵王も 戦意失せ

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2009年06月17日

沿道の幼児達

 祭列が行く沿道に保母さんに連れられた幼児達が見物している。歩くのがおぼつかない幼児達は、集団乳母車とでもいうのか、手押し車に乗っている。幼児達は次々と現れる祭りの行列についてお互いコメントをし合っている。稚児さんになりたいとか、大きくなったら行列に加わりたいとかの会話が交わされているのかも知れない。日常にはないハレの日の出来事にぶつかって、それを何でも記憶する時代の頭脳に貯め込んでいる。幼児期の原風景がこうして作られていくのだろう。

保母達も 幼児の目線 神輿見る

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行列を 記憶に留める 会話かな

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花笠隊

 祭りには花笠は付き物である。この花笠隊は地区毎に繰り出す山車(だし)について歩く部隊である。花笠を背負って、先を行く行列を迎えるように並んで出番を待っている。花笠に象られている花ははっきりとしないのだが、大きなものは牡丹だろう。衣装にあしらっている花に合わせて花笠も作られている。小さな赤い花はバラのようである。こちらは花も衣装も赤が基本になって色のコラボレーションである。祭りの行列は歩くだけなので、祭りの雰囲気を衣装で盛り上げている。

花笠は 衣装に合わせ 牡丹花

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バラの花 衣装の赤と コラボなり

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神楽

 神輿渡御は南2条東3丁目にある頓宮で昼休みである。休む前に儀式がある。屯宮が北海道神宮(最初は札幌神社)の遥拝所として設けられた経緯から、遥拝の儀式らしい。この時巫女が神楽を奉納する。これがお目当てで、カメラを抱えた境内の見物客と一緒に儀式を見ている。神楽は短いもので、動きは緩慢で写真に撮り易い。しかし、周囲に袴裃の関係者が居る中では、前に出て撮る気合もないので、後ろの方から撮ってみる。さすがに巫女では茶髪とはいかないようで黒髪である。

巫女の目は 閉じて細めて 神楽舞う

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巫女の髪 大和撫子 黒くあり

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鼓笛隊

 北海道神宮の神輿渡御は今年(2009年)で丁度130回目を迎える。例年行列には鼓笛隊が加わり、笛や太鼓で行進を盛り上げる。曲は明治維新の官軍の行進曲である。この曲は普通の速さで歩くと調子がずれる。曲のテンポに合わせると、かなり歩幅を縮めて歩かなければならない。鼓笛隊には官軍を模した衣装の女性の笛吹き組も加わっている。浴衣姿で笛を吹く一団もおり、こちらは祭を盛り立てる氏子の役柄であろう。札幌の幹線道路ではこの日ばかりは鼓笛隊が幅をきかせる。

練習の 成果お披露目 鼓笛隊

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笛の音が 祭り盛り上げ 氏子衆

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2009年06月16日

稚児行列

 北海道神宮の例大祭の行列にはお稚児さんが加わる。子供なので、円山にある北海道神宮を出発して都心部を練り歩く行列に徒歩で加わるのは無理で、人力車に乗っている。稚児でも、少し大きくなると一人で人力車に納まっているけれど、年齢の行かない稚児は母親と一緒に乗っている。化粧をするせいもあって、稚児が可愛く見えるのは当然としても、母親も美形が揃っているように思える。午前と午後の行列になると、乗っているだけでも疲れるようで、居眠りをする稚児もいる。

年齢(とし)ゆけば 一人乗りなり 祭(まつり)列

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沿道で シャッター音して 稚児の列

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2009年06月15日

踊る子供達

 子供達が大人に交じって踊っている。子供達は周囲の踊りに合わせて、何とか自立して晴れ舞台で踊っている。見ている方としても、子供達の姿を踊りの集団に見つけると、見る気合からくる緊張感から少しばかり開放されるような気もする。子供達が踊っているのを見て、ちょっとした疑問が頭を過ぎる。この子供たちが大きくなって、またこの祭りに戻ってくるだろうか。ここで踊ったことが、小さい頃の思い出だけになってしまうかもしれない。未来の展開は本人だってわからない。

晴れ舞台 一人前の 踊り見せ

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爆発す 子供の元気 親貰い

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踊りの支援組

 踊りは踊り手ばかりで踊っているのではなく、歌い手、太鼓や三味線の演奏方、旗を振る役目の者といる。目に見えないところでは、踊り手の脱いだ衣装を集める役とか道路やステージに落ちたものを拾っていく役とかも居る。踊りに合わせた旗振りは踊りの一部ともみなせるけれど、大きな旗になるとよほどの力持ちでなければ旗振りは勤まらない。踊りの歌や伴奏は録音してあるものを使うのが一般的で、三味線の弾き手が生演奏をする場合には無線でスピーカに演奏音を送っている。

旗竿が しなう重さの 旗が舞い

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三味線は 無線を抱え 生演奏

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踊りの表情

 踊りの動作で身体は激しく変化する。表情もまたそれにつれて変化している。踊り手の動作が合わないと表情もずれている。ああ、間違えたとか、うまく流れに乗っているとか、これは楽しいとか、別々の表情がある一瞬に固定されて写真に記録される。この一瞬から次の一瞬にはまた別の表情が並んでいることになる。決めの動作などが揃うと、見得をする表情が並んでいて、決まっている、と声を掛けたくもなる。それにしても踊っている時の踊り子の見得をする如き表情は良い。

それぞれの 表情並び 踊りずれ

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ここで決め 見得は化粧と 重なりて

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2009年06月14日

衣装の見せ場

 YOSAKOIそーらん祭りの参加チームは、同じチームでも毎年踊りと音楽を変える。それに従って衣装も当然変わる。これは中々お金のかかることで、踊り手には大変であるけれど、見る方は楽しめる。一回で終わる衣装であれば、踊りの最中に衣装の見せ場を作る工夫もする。この時には、広げた身体で衣装を広げて観客にアッピールする。小道具を用意して、踊りの途中に取り出して踊りにアクセントを持たせたりする。傘を広げてみせる演出などもあり、観客を喜ばせている。

この衣装 これが見納め 大開き

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雨傘に 日傘変じて 雨模様

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跳ぶ

 踊り子が跳んだりはねたりする瞬間を写真に撮るのは難しい。チアガールのチームが出てきて、日頃の練習の成果の披露ともなると、跳ぶ動作が繰り返される。この場合、なるべくチームの全員を入れて、かつ跳びはねる動作を捕らえようとすれば、踊り子が画面の上下左右からはみ出てしまう。子供も加わっているチームでは、比較的動きが激しくなくて、シャッターチャンスの余裕が生まれるけれど、それでも上手く動きが捉えられるとも限らず、何枚も写真を撮ってみることになる。

チアガール 跳びの一瞬 狙い撮り

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周り見て 子供も真似る 跳び動作

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YOSAKOIそーらん踊りの表情

 YOSAKOIそーらんで披露される踊りを写真に撮って後でみると、踊りの様々な表情が写真に固定されていて面白い。「踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら 踊らにゃ損々」のフレーズは、踊っている踊り手の気合の入った満足感溢れる笑顔を見ていると、確かにそうかもしれないと思えてくる。踊りの次の動作を待つ踊り手の気持ちがそれぞれ表情に表れてくるのも色々で、さあ来いといった挑み顔、上手くいくかなと心配顔、気を静める瞑想顔、茶目っ気顔と、静から動に移る一瞬の顔が並ぶ。

躍動の 踊る阿呆の 笑顔かな

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様々な 表情並ぶ 静一瞬

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2009年06月13日

YOSAKOIそーらんの赤ふん乱舞

 YOSAKOIそーらん祭りの頃の札幌は、春から夏になる季節の変わり目で、天候が不順であったりすると、小雨がパラつく中での踊りの披露となる。北海道大学のチームは「縁」で、アニメ調のキャラクターを貼り付けた地方車の先導で、学生達が踊る。このチームの見せ場は赤ふん(ふんどし:褌)での乱舞で、男子学生が踊りの途中で赤ふんになる。かつての蛮カラの学生気風を踊りに取り入れたものである。草食性男子学生と揶揄される昨今にあって、肉食性男子学生の復権か。

地方車に 学府名あり YOSA祭り

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赤ふんで 肉食系の 意気を見せ

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2008年09月01日

北海道マラソン

 八月三十一日に行われた北海道マラソンでは男子の部で高見沢勝(佐久長聖教員ク)が優勝した。この日の札幌は盛夏に戻ったような暑さで、ランナーも応援する方も汗が噴出していた。男子の優勝者のタイムは2時間12分10秒で、写真に写っているデジタル時計表示は2時間11分55秒で、ゴール直前である。女子の部の優勝者は佐伯(さはく)由香里(アルゼ)で北海道マラソン初出場の十九歳である。走っている姿が写真でぼけたのは、勝利の女神ニケが重なっているせいにした。

優勝は 千万の汗 道都夏

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小柄な娘(こ) 女神ニケ居て 像のボケ

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