2014年09月02日
2014年09月01日
北海道マラソンのコースになるメインストリート
2014年08月31日
高齢化社会が嘘みたいな大学祭
2014年08月30日
秋本番を迎えた正門通
2014年08月29日
年毎に変わっていく大学祭の学生と景観
2014年08月28日
コミュニケーションの訓練の場としての大学祭
大学祭といっても祭りには変わりなく、祭りには屋台がつきものである。売り買いする行為はコミュニケーションの原点であり、屋台の模擬店はその舞台装置といったところか。大学では学生個人にコミュニケーション術を教えることはしないだろうから、大学祭はぶっつけ本番でその訓練をする場になっているのかもしれない。それにしてもよく2,3日間の大学祭のために多くの模擬店が出ている。こちらはは物事をやり遂げる企画力と実行力の訓練になっているようだ。(2014.6.6)
売買は コミュニケーション 成果如何
2014年08月27日
博物館建築で国内最古の北大植物園博物館本館
植物園内にある博物館本館の建物は、1877年に開拓使が札幌偕楽園に設置したものが始まりである。この経緯で建物の正面には開拓使のマークの五稜星のデザインがある。開拓使が廃止され、1884年に札幌農学校に移管されて現在に至っている。現役の博物館建築としては国内最古のもので、植物園の緑に囲まれて静かに時を刻んでいる。館内には北海道の動物のはく製と並んで、園内で余生を送った南極圏タロのはく製や、明治期に絶滅したエゾオオカミのはく製がある。(2013.9.19)
五稜星 出自を語り 博物館
2014年08月26日
楡の大木の緑が鮮やかな北大祭の構内
2014年08月25日
春伝令一番手の大野池の水芭蕉
2014年08月24日
大勢の人が訪れる黄葉のイチョウ並木
北13条通のイチョウ並木が黄色に染まる頃、この通りは学外からの人で賑わう。写真を撮る人、銀杏を拾う人、ただ見上げる人と様々である。構内にある保育所の幼児達も、保母さんの押す車に乗ってイチョウ並木見物である。勿論大学の教職員や学生達も並木の下を通るけれど、毎日の見慣れた光景で立ち止まって見る大学人はいない。それにしても学生だった頃のイチョウ並木の黄葉の記憶がない。イチョウが未だ大きく育っていなかったせいかと、不確かな推測である。(2012.11.5)
保母が漕ぐ 落ち葉の海の 保育船
2014年08月23日
早朝クラーク像前を駆けて行く女子学生
早朝、北大構内まで行ってパノラマ写真撮影である。パノラマ写真は後で貼り合わせて1枚の写真にするため、全視野を撮影する。その撮影には魚眼レンズを用い、機械的に撮影角度と方向を変えながら行うので、撮影時間内に何が写り込んでくるかわからない。クラーク像の前でデータ写真を撮っていると、体育関係の女子学生なのだろうか、ランニングでクラーク像の前を駆け抜けていく。自転車に乗った勤め人風の男性も写っている。積雪がわずかに残る構内である。(2012.4.27)
女子学生 クラーク見る前 駆けるなり
2014年08月22日
夏の緑の中の「人工雪誕生の地」碑
2014年08月21日
大きな空間の建築都市スタジオ棟・オープンラボ
工学部正面の6階建の管理研究棟と大野池に挟まれる位置にガラス張りの2階建の建物がある。工学部共用実験棟の建築都市スタジオ棟・オープンラボの名称がある。内に入ってみると広い空間が広がっている多目的スタジオである。この建物の存在意義を考えると、それは大空間を造り出すことにあるようだ。スタジオは主に建築工学関係のモデルの製作や成果物の展示場所らしい。イベントの無い時だったので、広い空間がただそこにあるという感じの建物であった。(2014.8.16)
行事無く 広がる空間 所在無げ
2014年08月20日
総合博物館の優美なアインシュタイン・ドーム
総合博物館は、1930年開学の理学部の建物で、開学前年に完成している。このゴシック風の建物に入ると、1階から3階までの吹き抜けがあり、アインシュタイン・ドームと呼ばれている。ドームの3階の天井近くの四方の壁に果物、向日葵、蝙蝠、梟の陶製のレリーフがあり、朝、昼、夕、夜のフランス語が刻まれている。昼夜を分かたず研究に勤しむ研究の場という意味らしい。アインシュタインの名前は後で付けられたようである。天井部分のアーチは優美なものである。(2014.8.16)
レリーフは 研究構え 隠喩なり
構内の秘境的施設の北大山岳館
構内にあるのを知らなかった北大山岳館内に初めて入ってみる。場所も恵迪寮の東側の木に囲まれた一角にあり、構内を通っていても目につかない。北大山岳部出身者の会である北大山の会が、山岳部創立70周年を記念して建設し北大に寄贈した建物である。一階に山の写真が飾られた会議室がある。2階が資料室と事務室になっていて、登山用具が展示されている。寄贈者の名前のあるピッケルやアイゼン、木製単板のスキーが並んでいる。会員の思い出の品々なのだろう。(2014.8.16)
思い出の ピッケル並び 山岳館
「武士道」のTシャツも並ぶ総合博物館売店
総合博物館を訪れると売店を覗く。北大土産が並んでいる。北大土産は定番のものから新しいものもある。「武士道」のロゴ入りTシャツは新しいもののようである。これは言うまでもなく新渡戸稲造の著作からのものである。原著は英語で「Bushido:The Soul of Japan」の書名で、1900年アメリカ合衆国で出版された。英語から日本語になったものを昔読んだけれど、内容はうろ覚えである。博物館選定の土産になりそうな書籍も棚に並び、そこに爪句集も加えられていた。(2013.12.26)
武士道の シャツの棚下 爪句集
2014年8月31日のパノラマ写真
博物館 土産品なり 爪句集
2014年08月19日
古生代のバクテリアが作り出した化石
テーブル状の大きな化石が展示されている。説明を読むと「ストロマトライト」と呼ばれる堆積物である。原核生物であるバクテリアの一種が泥を取り込んで、それが層状に堆積され化石になったものという。このバクテリアの活動で海水中に酸素濃度が高まり、酸素呼吸をする生物の進化が促進された。バクテリアが地球上に出現した頃の大昔の話である。展示室のパネルにはベルム紀、石炭紀、デボン紀、シルル紀、オルドビス紀、カンブリア紀の古生代紀の用語が並ぶ。(2011.12.24)
バクテリア 泥を集めて 化石なり
2014年08月18日
ステンドグラスのある理学部2号館と5号館共通玄関ホール
理学部本館と総合博物館の建物の西隣に理学部の2号館と5号館があり、玄関は共通である。この建物には縁が無く、新築された建物に入ったことがなかった。最近になり、偶然に迷い込むように建物に入った時、玄関ホールのステンドグラスが目に入る。早速パノラマ写真撮影となる。デザインは総合博物館のアインシュタイン・ドームにある果物、向日葵、蝙蝠、梟である。古い建物のレリーフのデザインを借用して、研究に対する心構えを伝えて行こうとしている。(2012.7.23)
ヒマワリを 輝く陽から 拾い出し
2014年08月17日
付属病院横で枝垂れ桜と並ぶ着衣の母子像
2014年08月16日
大学祭で入ってみる地球環境科学研究院
カシワの紅黄葉で飾られた新渡戸稲造博士顕彰碑
現在は通り抜けが禁止されているポプラ並木に沿って花木園と称される一画があり、その入口のところにこの顕彰碑がある。碑は北大創基120周年を記念して1996年に建立された。制作者は山本正道である。新渡戸博士は札幌農学校2期生であり、国際連盟事務局次長も務められた。胸像には博士の言葉「I wish to be a bridge across the Pacific.(我太平洋の架け橋にならん)」が刻まれている。秋も深まって花木園のカシワの紅黄葉が博士の功績を讃えるように色付いている。(2011.11.10)
紅黄葉 架け橋の人 飾りたり
2014年08月15日
落書きが目に飛び込んでくる恵迪寮ホール
恵迪寮の乱雑ぶりは昔も今も変わらない。玄関に所有者のはっきりしない履物が乱雑に置かれている。立看がありビラが散乱している。ホール床の畳の用途が不明である。壁には落書きがある。毎年寮生による寮歌作りが続いているようで、作品選考の投票結果が壁に記されている。壁の落書きを見ると、平成20(2008)年は第百回記念祭が行われたようで、その記念歌「雲海貫く」が選ばれた。この年恒例で選ばれた寮歌は「星の舟唄」で、二つの寮歌がある年になっている(2014.5.12)
伝統の 寮歌選びの 落書(らくしょ)なり
1世紀続く伝統の北大-小樽商大両校応援団対面式
花フェスタ開催中の6月22日、大通公園で北大と小樽商大の両校応援団の対面式があった。両校のスポーツ定期戦に合わせて1912年から開催されて来ている対面式で、今年で100年目となる。この区切りの年に第100回目の対面式として行われる事が新聞にも報道され、会場は大勢の見物客が詰めかけた。北大の応援団が高下駄、襤褸姿で小樽商大の応援団を待っている。その合間を利用してパノラマ写真撮影である。見せ場は相手校をこき下ろす檄文の応援団長による朗読である。(2014.6.22)
高下駄の 演技懸命 見せ所
2014年08月14日
冬に訪れて楽しめる植物園多肉植物室
植物園は雪の降り積もる冬期間は閉園となる。温室の方は冬期間でも開園していて、南国の植物が来園者の目を楽しませてくれる。熱帯雨林室・亜熱帯室にはバナナが花や実をつけている。食虫植物・ラン室も見ていて面白い。多肉植物室はサボテン科の植物が並んでいる。鉢植えの珍しいサボテンから巨大なサボテンまである。球状の大きなサボテンがあり、中にどのようにして水分を貯め込んでいるのか見てみたいという気持ちを察知してか、表面を鋭い棘で護っている。(2011.12.2)
内水(うちみず)を 棘が護りて 玉サボテン
2014年08月13日
建立時の思い出がよみがえる楡影寮記念碑
かつて恵迪寮と工学部の中間辺りに木造一部2階建ての学部寮の楡影寮があった。同寮が閉寮してから20周年目となり、2003年に記念碑を建立しようとの話が出た。元寮生ということもあり、建立委員長の役を努めた。碑文は「ここに僕らの棲み家があった/ここで学んだ 語った 歌った/そして時がながれた/楡影の青春を偲んで/オバンケルの息子たち」と諸案を推敲して決めた。オバンケルとは寮の賄いのおばさんを意味する。寮があったところの林に接して記念碑はある。(2011.11.14)
碑文記す 学び語りし 我が棲家
総合博物館の優美なアインシュタイン・ドーム
総合博物館は、1930年開学の理学部の建物で、開学前年に完成している。このゴシック風の建物に入ると、1階から3階までの吹き抜けがあり、アインシュタイン・ドームと呼ばれている。ドームの3階の天井近くの四方の壁に果物、向日葵、蝙蝠、梟の陶製のレリーフがあり、朝、昼、夕、夜のフランス語が刻まれている。昼夜を分かたず研究に勤しむ研究の場という意味らしい。アインシュタインの名前は後で付けられたようである。天井部分のアーチは優美なものである。(2011.11.8)
レリーフは 研究構え 隠喩なり
2014年08月12日
広い玄関ホールのある付属図書館本館
インターネットの普及で、調べ物をするために図書館に行くことは減っているだろう。しかし、学問の府となれば図書館は中心的施設となる。北大には付属図書館の本館が中央ローンに面してある。北図書館も総合教育部の近くにある。その他各学部・研究科の図書室が整備されている。本館の玄関ロビーは広く、そのスペースを利用してパネル展などが行われる。パノラマ写真撮影の時には北方古地図展が行われていたけれど、この場所に足を運んでみる来館者は居なかった。(2014.3.12)
閑散と 広きホールに 古地図展
2014年08月11日
総合博物館内に復元された中谷宇吉郎研究室
雪の中の旧札幌農学校第二農場の建物
旧札幌農学校第二農場には、クラーク博士が教育のため建てたモデルバーンが風雪に耐えて残っている。周囲の雪景色の中で、木造の建物の黒さが目立つ。モデルバーンは切妻の2階部分に家畜用の干し草を搬入する入口があり、土を盛った坂を作り、この坂を利用する構造になっている。この入口の上部には牛の頭の木彫りが飾られている。パノラマ写真を撮ると、軟石造りの釜場やレンガ造りの製乳所の建物も写ってくる。当時の素材の異なる建築物の展示場の雰囲気である。(2012.1.30)
モデルバーン 雪に黒さの 目立ちたり
2014年08月10日
北海道マラソンのコースになったメインストリート
8月は北海道マラソンで、札幌市内を走り抜けるコースの一部に北大構内が組み込まれている。博物館前が選手達の給水場所となり、マラソンの当日は朝からボランティアが準備に忙しそうである。見物人はコースのメインストリートの両側に陣取って、走って来るであろう選手を待っている。2012年の第26回大会の走者は1万人を超え、北大構内に最初のランナーをして姿を現したのは、埼玉県職員で「県庁の星」と呼ばれた川内優輝選手である。同選手が男子の部で優勝した。(2012.8.26)
構内を 最初駆け抜け 優勝者
目立たない建物のアイヌ・先住民研究センター
南門から構内に入りすぐのところに「アイヌ・先住民研究センター」の建物がある。目立たない建物で、道路のところにある案内看板がなければ何の建物なのかわからない。同センターは2007年北大の共同教育研究施設として設置されているので、新しい施設である。施設内に入ったことはないけれど、施設前の道は北大生協やクラーク会館に通じる道で利用する。3月に入っても構内に雪が大量に残され、木の緑は戻っていないけれど、差す陽に春の近いことが感じられる。(2012.3.9)
春近き 陽の中にあり 地味施設
2014年08月09日
本部大会議室で議論を見守るクラーク像
構内のクラーク像といえば中央ローンにある胸像が一番良く知られている。しかし、他にも学内にはクラーク像がある。『札幌の秘境』(北海道新聞 2009)に「北大のクラーク像はいくつあるか」のテーマで書いたことがある。クラーク像は5体ほどあり、その一つは本部の大会議室にある。戦時中に撤去された田嶼碩郎の初代のクラーク像を、戦後加藤顕清が模して制作したものが中央ローンの像である。会議室の石膏像は加藤顕清制作で夫人から寄贈されたものである。(2013.12.26)
像共に 大志の教え 残りたり
新装なったインフォーメーションセンター「エルムの森」
構内に観光資源を抱える北大は、札幌市民を始め多くの観光客が訪れる。この状況で北大の紹介を行い、休息所となる施設が求められ、2003年に「旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室」に「北大交流プラザ『エルムの森』」がオープンした。2010年には装いを新たにし、正門横にインフォーメーションセンターとして施設が受け継がれている。ガラス張りの屋内と屋外テラスで軽食や喫茶を楽しめる。大学グッズの品々も並ぶ。本棚の爪句集や秘境本をパノラマ写真に撮ってみる。(2012.8.8)
見つけたり 「エルムの森」に 爪句集
2014年08月08日
引き込み線跡の道路に面した小麦研究記念碑
広い展示空間になった札幌農学校第二農場牝牛舎
札幌農学校第二農場に保存されている建物の一つに牝牛舎がある。最初はこの建物の名称を何と発音するのかわからなかったけれど、建物内にある説明パネルのルビから「ひんぎゅうしゃ」の読みを知る。文字通り牝牛用の牛舎で、1909年に建てられた136坪の大きな建物である。木造2階建で、1階部分は主に搾乳牛が40頭収容でき。2階は乾牧草の貯蔵倉庫になっている。現在は1階部分には等身大の牛の置物やかつて使用された農機具、説明パネルが展示されている。(2012.8.23)
パネルルビ 「ひんぎゅうしゃ」なり 牝牛舎
2014年08月07日
見過ごされる初代工学部長吉町太郎一先生像
北13条通とメインストリートが交差するところから斜めの道が工学部の玄関に通じている。この斜めの道に面して初代工学部長吉町太郎一先生の胸像がある。制作者は彫刻家加藤顕清で、工学部開学35周年を記念して1959年に建立された。先生は土木工学科橋梁学教室の教授として、旭川市の旭橋を設計している。筆者は工学部の学生と教員であったけれど、学科が異なったせいもあり、先生の事績については多くを聞いていない。工学部関係者でなければ見過ごす像である。(2013.6.25)
橋梁の 大家務めて 学部長
新渡戸稲造揮毫の扁額のあるファカルティハウス「エンレイソウ」
南キャンパスのメインストリートに面し、大野池の南側に「エンレイソウ」の名前のついた施設がある。1階にレストランがあり、教職員が利用している。この建物の2階は会議室になっていて、新渡戸稲造の筆になる「Haste not: Rest not」の額がある。この言葉はゲーテの詩からのもので「星のように 急がず しかし休まず 人はみな 己が負い目の 回りを巡れ」の「急がず 休まず」を英語で表現したものである。仕事を成し遂げる上での含蓄のある言葉である。(2013.6.25)
仕事術 急がず飽かず 理解せり
2014年08月06日
授業の合間にパノラマ撮影する第一体育館
構内には幾つもの体育施設があり、その最大のものが第一体育館である。1階には1300㎡を超える広さの競技場があり、2階には固定席で750の観覧席がある。その他にホール、更衣室、ジャワ―室の設備があり、1963年に完成した施設である。体育の授業や練習、試合等の外、大人数の学生が集まる卒業式も行われる。競技場のパノラマ写真を撮っていると、男女の学生達が来てネットを張り始めた。体育授業の準備らしく、邪魔にならないように写真を撮って早々に引き揚げた。(2013.6・25)
学生が 授業の準備 ネット張る
大学祭で展示されたアニメの等身大キャラクター
「新世紀エヴァンゲリオン」という人気アニメがある。札幌の「メディア・マジック」社はこのアニメを携帯電話ビジネスに採用している。札幌でエヴァンゲリオン展を行って盛況であった。この展示会でお披露目の、アニメの登場人物の等身大フィギュアが北大祭の「moe研究会」にも登場である。「アスカ」と「カヲル」のプラグスーツ姿と「ゆるしと」の着ぐるみが客の呼び込みをやっていた。「萌え」に掛けた研究会の研究展示は見ていて萌える気持ちにさせられた。(2014.6.7)
研究棟 アニメのキャラが 客を呼び
2014年08月05日
付属病院の「温室のヴィーナス」の呼称のある少女像
百年記念会館「ヘルマン・ヘッカー先生像」
百年記念会館の3階に「ヘルマン・ヘッカー先生像」がある。先生は1881年ドイツ領エルザスで生まれ、1930年に北海道帝国大学外人教師として来道した。旧制予科、新制文学部でドイツ語、ラテン語、独文学を教えた。1967年に享年85才で札幌で亡くなっている。先生の頭部像の制作者は本田明二である。この像の存在は北大人にはあまり知られていないようだ。1960年入学の筆者は、誰かに誘われて外人教師宅にお邪魔した記憶があるが、ヘッカー先生だったかはっきりしない。(2012.11.5)
面会は 不確か記憶 先生像
2014年08月04日
北大祭で混雑するメインストリート
2014年08月02日
花も球児も待った春の到来
2014年08月01日
サークル会館のレリーフ「ボーイズビーアンビシャス」
2014年07月31日
古河記念講堂玄関ホール
情報基盤センターのスーパーコンピュータ室
2014年07月30日
人文・社会科学総合教育研究棟玄関ホールの遺跡
2014年07月29日
クラーク像前で赤褌姿のストーム
育ってきている平成のポプラ並木
2014年07月28日
女子学生の袴姿が目立つ卒業式
年毎に変わり行く構内
2014年07月27日
雪解けのホッケー場開き
ホッケー場 雪に代わりて 人模様
新緑を 待たず練習 開始なり
パノラマ写真を撮った屋外球技場は、1か月前には雪で覆われていた。4月下旬にはさしもの積雪も解け、球技場開きである。学生達が集まって練習の準備に入っている。手にした用具を見るとホッケーである。マネージャーらしき女子学生がホイッスルを吹いている。冬の間鈍った身体を解きほぐすことから始めているようである。ここから見える藻岩山や手稲山の山頂部分は残雪による白い斑模様である。これらの残雪が消える頃、練習は試合に向けて本格的になる。(2014・4・20-09)
2014年06月10日
初夏に向かう緑の構内
2014年06月09日
北大祭で混雑するメインストリート
2014年06月03日
メアリー夫人のハルニレの木の種子採取
2014年06月02日
新名所となった黒百合群生地
2014年05月05日
シリーズ1140・「パノラマ写真」ここはどこ
2014年04月29日
恵迪の森の春の花
2014年04月26日
遺跡保存庭園のアカゲラ
2014年04月21日
大野池で舞うセグロカモメ
雪で覆われていた大野池の水面が現れ、セグロカモメが飛来する。海の無い札幌でも池や川でカモメが見られる。カモメの餌があるのだろう。しかし、構内の大野池にカモメの餌になるような小魚が居るようにも思えない。この池はカモが棲みついて子育てをする場所で、獰猛そうなセグロカモメの存在はカモには迷惑だろう。セグロカモメは旅鳥なので、カモの子が水面に現れる頃にはどこかに行ってしまうようだ。カモメが水面から飛び立ち、水に突っ込む躍動する姿がある。(2014・4・20)
鳥は餌 カメラはカモメ 狙いたり
飛び姿 空気を抱きて 見事なり
2014年04月20日
011遺跡保存庭園の若いムクドリ
2014年03月20日
育ってきている平成のポプラ並木
2014年03月13日
雪の中央ローン(3月12日)
2013年08月16日
北大農場のヒマワリ畑
2012年01月09日
タルボサウルスの頭骨化石展示
2011年12月25日
看板につられて入るミュージアム・ショップ
2011年11月26日
人を引き込む黄葉の南門
北大の南門は車の出入りを遮断している。加えて、南門に通じる道路に官庁のビルや商店が並ぶこともなく、人の流れも少なく、この門は裏門の雰囲気である。しかし、北海道庁に直結する道の端にある門で、かつてはここが正門の地位を占めていたようである。黄葉の季節にレンガ造りの南門から見る構内は、門の背景にサトウカエデの黄色が広がり、それに引き込まれるようにして構内に入ってしまう。この人を惹きつける黄葉の配置は、迎客門としての十分な資格を保有している。
黄葉に 引き込まれ入る 南門(十音句:银杏叶 引人入胜 进南门)
黄葉が 迎客門の 道具立て(十音句:银杏叶 立门迎客 做道具)
2011年11月17日
黄葉の見事なサトウカエデ
大学本部の建物と道路を挟んだ横の草地に、見事な黄葉をみせている大木がある。サトウカエデ(砂糖楓)である。カナダやアメリカ東部に見られるカエデで、その樹液を採取してメープルシロップを作ることから砂糖の名前が付いているようである。カナダの国旗にはこのカエデの葉がデザインされている。構内にあるこのカエデの木は、その黄葉がカメラを持った人を惹き付けている。木の下でパノラマ写真を撮ってみる。その撮影翌日に雪が降り、積雪面がカエデ模様になっている。
シロップの 採れるカエデに 砂糖名
画像をクリックするとパノラマ写真になります。
一晩で カエデ模様の 冬着なり
2011年11月15日
ポプラ並木横の真新しい畜魂碑
2011年11月13日
花木園の新渡戸稲造顕彰碑
2011年11月11日
黄葉と紅葉が入り交じる秋の構内
黄葉と紅葉を競わせるつもりはないけれど、やはり黄葉一色より紅葉が混じってあると、秋の景観を楽しむ上で変化があって良い感じである。工学部の門標識のある場所で、楓の赤葉とアカナラと思われる橙色の葉に松の緑が加わり、その色の取り合わせが見事である。アカナラはアカガシワとも呼ばれ、メインストリートに面してこの大木がある。太い幹に標識がありNorthern red oakの樹木名が見てとれる。アメリカ渡来の木で、黄葉から紅葉に変って通る人の目を楽しませてくれる。
赤と黄に 緑加えて 技(わざ)学部
燃える木を 小雨が消火 アカガシワ
2011年11月10日
サクシュコトニ川の川面に映る紅葉
2011年11月09日
立冬のイチョウ並木
2011年10月31日
黄色の構内で自己主張する紅葉
2011年10月08日
農場とポプラ並木の秘景観
パノラマ写真を撮るようになってから、構内の主要な景観を物色して撮り歩いている。普通はカメラを平地に据えてパノラマ写真撮影のところ、高い建物の屋上からも撮ってみる。昔の職場の情報科学研究科棟は11階の上が屋上で、屋上から第一農場を見下ろしてパノラマ写真撮影である。丁度収穫期を迎えていて、農場の稲の黄金の絨毯が見える。その向こうに若木と老木の入り交じったポプラ並木が俯瞰できる。パノラマ写真では、マウス操作で景観をぐるりと回転させて見渡せる。
見下ろせば 学府景観 秘景なり
マウス持ち 景観回し 秋探し
画像をクリックすると動画になります。
2011年10月05日
大都会の中の牧場
2011年10月03日
パノラマ写真で撮る楡影寮記念碑
楡影寮の記念碑は1983年に閉寮となってから20年後の1983年に建立されている。この記念碑の建立委員会の委員長の役目が回ってきて、大学当局と折衝して建立に漕ぎ付けた思い出がある。碑文には簡単に「ここに僕らの棲み家があった ここで学んだ 語った 歌った そして時が流れた 楡影の青春を偲んで オバンケルの息子たち」と記されている。オバンケルとは寮生の食事作りをしてくれていた賄婦の愛称で、ドイツ語のオンケル(おじさん)をもじった造語である。
オバンケル 碑文にあれど 死語となり
パノラマで 撮る記念碑は 動画なり
画像をクリックすると動画になります。
2011年10月02日
第一農場の秋の収穫作業
2011年08月07日
第一農場の牛と平成のポプラ並木
2011年08月05日
第一農場のヒマワリ畑
第一農場の一部がヒマワリ畑になっている。福島第一原発事故で、放射線物質で汚染された土地にヒマワリを植え、放射線物質をヒマワリで吸収し処理する実験の報道が頭にある。大学農場のヒマワリ畑を見れば、何か原発事故処理に関した実験かと、見当外れのことが頭を過ぎる。ヒマワリ畑を撮っている娘がいる。邪魔にならないようにヒマワリ畑と彼方の手稲山を撮ってみる。畑の北の方向には平成のポプラ並木があって、緑のシルエットになって、ヒマワリの背景に写っている。
ヒマワリは 原発事故後 話題なり
娘居て ヒマワリ撮りに 夢中なり
背景は 平成ポプラ 並木なり
2011年06月08日
チアガールの演技
女子学生が集まって演技をしようとしている。北大のチアガール達である。チアガールは和製英語で、英語圏に通用する用語はチアリーダーである。団体名は北大チアリーダー部CADENDIAとなっている。カデンディアの名前の意味は不明である。演技が始まると動きは結構激しく、仲間を肩の上に持ち上げる演技などもある。スポーツの応援団ではあるのだけれど、応援演技自体がスポーツのようで、競技会もある。大学祭の見物客を観客にして競技会の練習を行っていたようである。
チアガール 演技の前に 気合入れ
乗せる女子(こ)も 乗る女子(こ)も息を 合わせたり
2011年06月07日
工学祭
2011年06月06日
モデル鉄
2011年06月05日
子供たちに人気の犬
2011年06月04日
お値段1コイン
2011年06月03日
大学祭のママさん行進
2011年06月01日
恵迪寮碑とオオバナノエンレイソウ
2011年05月09日
学府の春を告げるコブシの花
2011年05月03日
ファカルティハウス横の早春の花
2011年04月30日
北大構内で一番の早咲き桜
2011年04月23日
総合博物館のアインシュタイン・ドーム
現在の総合博物館は、1930年に開学した理学部の建物で、開学前年に完成している。このゴシック風の建物に入ると、1階から3階までの吹き抜けがあり、アインシュタイン・ドームと呼ばれている。ドームの3階の天井近くの四方の壁に果物、向日葵、蝙蝠、梟の陶製のレリーフがあり、朝、昼、夕、夜のフランス語が刻まれている。昼夜を分かたず研究に勤しむ研究の場という意味らしい。アインシュタインの名前は後で付けられたようである。天井部分のアーチは優美なものである。
アーチ下 向日葵の見え 昼の壁
ドーム名 理学の泰斗(たいと) 優美なり
2011年04月18日
骨格復元のジグソーパズル
化石の部分から元の動物の骨格を復元するのは、立体ジグソーパズルみたいでもある。しかも、このジグソーパズルのピースはごく一部しかなく、欠けているピースを想定しながら、全体の骨格を復元する。このため、復元された標本が本当にそのような形をしていたかは、不確定のところがある。展示されているデスモスチルスの骨格の復元に使われた骨ピースが保管されているのを見せてもらった。束柱獣とも呼ばれるこの動物は、歯が束になっていて「たばは」獣とも呼ばれている。
骨ピース はめ込まれたり 束柱(たばは)獣
骨格の ジグソーパズル 骨ピース
追記:新年度のNHK(北海道)の新番組「つながる@きたカフェ」のメニューの一つ「さっぽろハコモノ探検」の第一回目が明日(19日、11時30~11時40分過ぎ)から始まる。初回は北大総合博物館の探検である。明日の生放送の準備のため、今日はNHKまで行ってきた。
2011年04月16日
デスモスチルスのお宝化石
博物館のバックヤードとなっている部屋に、デスモスチルスの実物の化石が保管されている。歯の付いた下顎の化石を塩ビのケースに無造作に入れてあるけれど、博物館の第一級のお宝である。この哺乳類の名前はその歯の形からきており、柱(スチロス)を束(デスモス)ねた意味からの命名である。紙に標本名が記されていて、気屯(けとん)標本とある。気屯とはかつての南樺太の敷香町にあった地名である。化石を参考に骨格モデルが復元され、来館者の見学用に展示されている。
お宝は デスモスチルス 顎(あご)化石
出土地の 気屯(けとん)の地名 化石横
2011年04月14日
北大総合博物館の恐竜展示室
北大と縁の深いニッポノサウルス
博物館の展示室の入口のところに、ニッポノサウルスの骨格標本がある。この恐竜に日本の名前がついているのは、当時日本領土であった南樺太の豊栄郡川上村で発掘されたことに由来する。命名者は長尾巧北大教授で、日本人により研究された初めての恐竜である。北大と縁の深いこの恐竜の模式標本が北大に保存されていて、復元骨格が展示されている。NHKの取材に同行して展示室に入った時、後からカメラを抱えて入室しようとしているSプロデューサーが標本の背後に写っている。
北大と 縁ある化石 日本竜
入室者 ニッポノサウルス 見張りたり
追記:NHKの新番組のブログ子の出番は、4月19日(火)の午前11:30~12:00の間です。