本日(17日)午後、HTBテレビの「イチオシ」番組で、都市に残る戦跡の取材番組が放送されました。導入部はブログ子の書斎からで、いつもはここではあまり仕事をしていないのですが(台所横のテーブルか別の部屋でやっています)、台所では絵にならないので、書斎を使っての取材です。お陰様で普段使っていない部屋の掃除もできました。
北部軍の防空作戦室は、以前取材して写真を撮っていましたが、現在は取り壊され、国の土地も売却されています。したがって、もう写真でしか見ることができません。
美香保公園には高射砲台跡があります。その近くに小山がありますが、終戦で高射砲を撤去するのが大変だったので、土を盛って埋めた跡が小山になりました。高射砲の砲台跡は藻岩山登山道の途中の脇にもあります。
札幌郷土を掘る会の小松豊氏が登場して、戦闘機を民家に隠した話などをされていました。神社の境内なども戦闘機の隠し場所でした。
江別の飛行場と木製戦闘機の話が続きます。昔の江別市の地図には飛行場の滑走路が見えています。この跡を捜すのに苦労したことが思い出されます。テレビに出てきた木製戦闘機の小さなモデルは、当時木製戦闘機を作っていた王子製紙(現応王子特殊紙)の応接間に置かれているものだと思います。
木製戦闘機を作っていたという佐藤明氏が当時の思い出を語っていました。誰もこの戦闘機で死ななかった、という話が印象的でした。
豊平区にある旧陸軍25連隊営門前にあったという松の映像もありました。枠内はスタジオ・キャスターのヒロ氏で、今回は北海道珍百景は考えさせられる内容だ、とコメントされていました。
テレビ局の取材はやはり大したもので、人や資料をよく集めてくるものだと感心です。