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2011年08月31日

赤い鉢巻をしたヒトリガ

 ヒトリガの漢字名は火取蛾、燈(灯)取蛾、火(灯)盗蛾とある。名前の意味は、火(灯)に集まる性質を利用して集め取り、退治してしまう害虫の蛾、の意味のようである。焦げ茶色の地に、白い太線が入ったデザインの翅を閉じて休んでいる姿は目立つものである。後頭部に当たるところに赤い鉢巻をしているようで、頭の毛をこの鉢巻で縛っているようにも見える。火祭りに参加する氏子の雰囲気もあり、参加した途端捕らえられる運命を、名前にしている蛾ということになる。

ヒトリガは 名前通りに 火が捕縛

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鉢巻 締めて参加の 火の祭り

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今日(8月31日)の花

見上げれば 花の内見せ 曇り空

 レンゲショウマ(蓮華升麻)は丸いボールの蕾が弾け花が開いてくる。水面に咲くレンゲの花は上向きなのに、陸上のこの花は下向きで、見上げないと花の内の様子がわからない。派手な感じはしないけれど、気品を感じさせてくれる花である。

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トンボの顔撮り

 トンボは中途半端な距離でカメラを向けると、飛び去ってしまう。ところが、ぐっと接近してカメラを顔の直前に持って行くと逃げない。カメラのレンズを自分の複眼の目と同じようなものに見て、仲間でも居るのかと思っているみたいである。こんな風にトンボの顔に超接近してその顔を撮るのが面白い。どこを見ているのかわからない複眼に太陽の像が反射している。時々顔全体を振って見せて、何か考えている風でもある。それにしてもその造作が動物とは対応がつかない顔である。

複眼で 応える目線 正視なり

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カメラ見る 複眼角度 横目なり

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今朝(8月31日)の一枚

道の花 身を乗り出して 夏送り

 今日で8月も終わりである。カレンダーも夏から秋へページを切り替える。曇り空の歩道にオオアワダチソウが咲いている。普通は真直ぐ伸びるのに、斜めになって咲いている。まるで、身を乗り出して、過ぎ去る夏を見送るかのようである。

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写真の撮り易いミカドフキバッタ

 このバッタは写真に撮り易い。何せ翅が無いので近寄っても空中に飛び出してしまわない。後脚で跳ぶことはあっても、それほど遠くまで跳ばない。大抵葉の上で緩慢な動きを見せる程度で、カメラで追いかけることが容易である。フキバッタの名の通り、フキの葉が好物のようである。このバッタの仲間にサッポロフキバッタと名づけられた種がいて、一度このご当地バッタに遭遇してみたいものである。バッタが葉の上から顔を出したところをマクロ撮りしてみると、面白い顔に写る。

近づきて 翅(はね)無きバッタ マクロ撮り

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大写し 恐ろし気なく フキバッタ

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2011年08月30日

パノラマ写真の勉強

 パノラマ写真の勉強をしています。ブログで見ることができるかどうかの試しです。日の出を撮りに行く場所です。デモ版を使用しているため、宣伝文字が埋め込まれています。ソフトを購入するにはお金もかかるので、少し勉強してから購入を検討するつもりです。

 パノラマ写真のプロの技法については『「ワンワンの会社勤務」のようなもの』のブログをご覧ください。

福本さん<--indexのソースを書き換えるにはどうしますか。ソースを表示した画面ではエディターが使えないようですが。書き換える部分はフォルダー名の1箇所ですか。

今日(8月30日)の花

花一つ ルリタマアザミ 開花なり

 ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)は園芸種で、庭に咲いている。この花と良く似た野の花にヒゴタイ(平江帯)があり、見た目の区別がほとんどつかない。花が開くと5弁で、球状にかたまって咲く。開いた花が一つあって、面白い感じである。

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ハエの仲間のような翅虫

 野アザミの茎のところに、翅のある小さな虫が止っている。複眼があり、顔全体に占める割合が大きい。図鑑やネットを調べても、該当する種類が見つからない。しかし、ハエの仲間のようである。複眼が緑に写っているのは、周囲の緑が反射しているせいかもしれない。翅に黒に白斑点の模様があり特徴的で、ヤチバエも候補だが、違う気もする。ハエやハナアブは種が多いので、同定するのはあきらめる。それにしても注意して良く見ると、草むらにはいろんな虫が居るものである。

野アザミに 隠れ翅虫(はねむし) そっと撮り

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緑眼の ハエの仲間か 図鑑見る

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今朝(8月30日)の一枚

文中の パノラマ写真 無修正

 新聞のコラムの原稿となると、担当者から修正が入る。記録メディアを何気なくCDと書いたら、DVDだろうとチェックされる。文中にパノラマ写真の用語があるけれど、今の技術では、360°を撮っただけでパノラマ写真は不正確かもしれない。

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瑠璃色に輝くルリハムシ

 雨滴の残る葉の上に瑠璃色に輝くハムシが居る。色からしてルリハムシのようである。卵形のハムシで、背中の翅の甲羅の部分にも細かな雨滴が乗っている。瑠璃は鉱石のラピス・ラズリのことで、この鉱石の色が瑠璃色である。宝石でもあり、このハムシは生きた宝石のようでもある。小さな虫なので、フォーカスを合わせ難い上に、瑠璃色をうまく写し取れない。ヤブハギの枝で花に身体をつけるようにしている。花が瑠璃玉を飾っているようにも見え、生き物の作る宝飾品である。

瑠璃玉が 雨滴を載せて ルリハムシ

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ヤブハギが 瑠璃玉飾り 宝飾品

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2011年08月29日

今日(8月29日)の花

イヌタデの 花粒紛れ 蜘蛛の居り

 不思議なもので。興味の対象を虫にフォーカスしている時は、花を撮るのも虫が主体になってしまう。イヌタデの花も従来なら花そのものを撮影の対象に選んでいたものを、この野の花についている蜘蛛を撮るついでの撮影となっている。

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北大構内で見る女子ランナーの戦い

 女子の走者で一番先に北大の構内に現われたのは、森本友選手(天満屋)である。大柄な選手で、2008年の北京五輪では補欠選手であった。今回の優勝をバネに来年のロンドン五輪を目指している。二位は嶋原清子選手(セカンドウィンドAC)、三位は渋井陽子選手(三井住友海上)である。北大構内では渋井選手の直ぐ後ろに嶋原選手が迫っていて、この後両者の順位が入れ替わったことになる。嶋原選手は2009年に女子で優勝しているベテランで、渋井選手はこの大会初挑戦であった。

札幌で ロンドン五輪 見据えたり

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この後で 二位と三位の 入れ替わり

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北大構内を駆け抜けて行く北海道マラソンの優勝者

 北海道マラソンのコースになっている北大構内の古河記念講堂の付近では、ほぼ40km地点となるので、競り合っていない限り、ここでの順位が最終的順位になる。最初にこの地点を駆け抜けていったのはケニヤ人のアルン・ジョロゲ選手(小森コーポレーション)である。地を蹴る力強い走りで25回目の今年(2011年)の優勝者となった。二位で走り抜けて行ったのは日本人小林誠治選手(三菱重工業長崎)で、最終順位は変わらなかった。三位は高田千春選手(JR東日本)であった。

地を蹴って 優勝目指す ケニア人

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二位、三位 僅差で通過 学府内

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マラソン走者を待つ北大構内

 北海道マラソンのコースに北大構内が組み込まれるようになってから、マラソンの撮影は構内のメインストリートに決めている。南北に真直ぐ伸びる道路の両脇に、応援する市民や学生が並んでいる。最初のランナーが到着するまでの間に、この学内路の中央に出て写真を撮る者も居る。道路はクラーク像のところで折れ曲がってゆき、その近くに座ると、走って来た走者が向きを変えて行くので、写真が撮り易い。クラーク像の近くに、今や遅しと最初の走者を待つ人たちがいる。

学府路で 走者待つ間の 写真撮り

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クラークも 市民と共に 走者待ち

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今朝(8月29日)の一枚

撮り逃がす 日の出の後の ススキかな

 日の出を撮りに行って、タッチの差で太陽は顔を出してしまっている。丸見えの顔の朝日は申し訳程度に撮って、朝日に照らされたススキにカメラを向ける。もう8月も終わりで、9月に入れば日の出時刻の遅れに反比例で、秋の行進は速まる。

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棘で両肩を怒らしたトゲカメムシ

 山際にある住宅街の道を歩いていて、ひっつき虫の実についた黒っぽいカメムシを見つける。このカメムシは肩のところに特徴があって、鋭い棘のようになっている。この特徴から名前が付けられたようで、このようなはっきりした特徴があると同定し易い。それにしてもどういう理由でこのカメムシは棘を背負うようになったのだろうか。他の虫と戦うにしては、両肩の装備なら利用価値は低そうである。相手を威嚇する自慢の棘というのも考えられるけれど、さてどんなものだろうか。

カメムシと ひっつき虫の実 棘交流

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肩の棘 トゲカメムシの 自慢なり

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2011年08月28日

書店に並んだ爪句集

 本日(28日)は北海道マラソンの写真を撮りに北大まで行ったついでに、書店で最近出版した「爪句@今朝の一枚」(発効日9月2日)が並んでいるか確かめてきた。回った各書店で、この爪句集と既刊のものが並んでいるのを写真に収めてきた。

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紀伊国屋書店札幌本店

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弘栄堂書店(JR札幌駅地下街)

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リーブルなにわ大通店

マクロレンズで撮影するオニヤンマ

 大型のトンボが飛んでいる。手にしているのはマクロレンズを装着したカメラで、飛ぶトンボの撮影は無理だろうと思ったけれど、試しにトンボが飛んでいる方向に向けシャッター押し、幾枚か撮ってみる。後で画像を見ると飛んでいるトンボが写っていて、この結果は予想外である。トンボを撮る自分の影がアサガオの花に重なっている。このトンボが止ったところにそっと近づいて本来のレンズの機能を生かしてマクロ撮影である。図鑑の写真と合わせてみて、オニヤンマと同定する。

飛ぶトンボ マクロレンズで 試し撮り

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写したり 顔をアップで オニヤンマ

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今日(8月28日)の花

蕊虫(しべむし)の 蠢(うごめ)いていて 団子菊

 庭に咲いているのはダンゴギク(団子菊)の園芸種らしい。ヘレニウム属の花である。名前の通り、舌状花が囲む中央部が団子のように盛り上がっている。団子の部分は様々で、マクロ撮影すると面白い。蕊が蠢く虫の集まりのように見える。

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今朝(8月28日)の一枚

木漏れ日を 撮る朝の道 虫見えず

 昆虫の写真を取り出してから、朝の散歩道に宮丘公園の林道を選ぶことが少なくなった。早朝の林道は歩くのには気持ちが良いのだが、草むらの虫を見つけ、写真を撮るには光が弱過ぎる。今日は晴れた朝で、久しぶりの林の道を歩いてみた。

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ヒトリガの幼虫に見える毛虫

 大きな毛虫が目についた。見事な毛皮のコートを身につけている。写真に撮って見ると、毛が非常に長いことに気づく。どうしてこんなに長い毛で全身を覆っているのかわからない。わからないといえば、この毛虫と成虫とのつながりである。ネットでこの毛虫に近そうなものを探すとヒトリガの幼虫があった。形からクマケムシとも呼ばれている。毛虫の同定は当たらずとも遠からず、といったところか。道路などで移動しているのを見かけたりもして、これぞ毛虫という風格である。

ヒトリガの 幼虫かなと クマケムシ

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一張羅 朝日に光る 毛のコート

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2011年08月27日

マムシとの遭遇

 西野市民の森の遊歩道の写真ですが、何が写っているかわかりますか。蛇が道端にいて、直ぐに草むらに消えました。身体の模様からマムシでしょう。踏んづけなくてよかった。この遊歩道に虫はいましたが、蚊なんかが寄ってきて、虫撮りどころではありませんでした。

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種類を同定できないカメムシの幼虫

 カメムシは小さなものが同じ姿で大きくなっていくかと思っていたら、幼虫から成虫になる過程で姿形を変えていくのだと知った。図鑑には成虫のカメムシの成虫の姿が載っていても、幼虫まで載せかねるとみえて、カメムシの幼虫についてはほとんど写真がない。カメムシ分類の知識もないにわか虫撮りであってみれば、カメムシの幼虫らしいと見当をつけるのが精いっぱいで、種類の同定はあきらめる。この幼虫が大きくなればあの成虫になりそうだ、と思いながらの整理である。

ノラニンジン 揺り篭になり 幼な虫

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幼虫は 何のカメムシ 亀甲羅

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撮り損ねたカウンター123456の画面

 ブログのカウンター表示が123456の数字になる画面を取り込みたいと満を持していたのに取り込み失敗である。アクセスしてカウンター画面が123455になった時点で、最初の目的は達成できないことがわかる。アクセスカウンターは、続けて同じパソコンからアクセスしてもカウンターは更新されないように設定されている。したがって、自分のパソコンから続けて何度アクセスしようと、1進んだカウンターにすることができない。

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カウンター表示が123455の画面

 どなたかが123456の画面を踏んだことになる。ここでカウンターが更新されると、今度は自分のパソコンからのアクセスでカウンターが一つ繰り上がるようである。だから123456のカウンターの次のカウンター番号123457は取り込むことができる。

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カウンター表示1234577の画面

 どなたですか、ブログ子が踏んでみたかった画面を踏んずけちゃったのは。本日は達成感がないので、これから西野市民の森に虫撮りに行くことにしよう。

今日(8月27日)の花

秋気配 水滴抱え 花トンボ

 オオハンゴンソウにミヤマアカネが翅を休めている。オオハンゴンソウの花弁から雫が下がっている。ミヤマアカネの翅にも小さな水滴が付いていて、昨夜の雨か朝露なのだろう、朝日に輝いている。花もトンボも秋の気配を感じさせてくれる。

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今朝(8月27日)の一枚

ミソハギの 陽の当たる側 白写り

 見下ろす川縁にエゾミソハギの花が咲いている。朝日が当たった部分が白く写ってしまう。川の流れも水色が黒く写っている。デジカメの設定を変えればまだましな写真が撮れるのだろうけれど、散歩の途中でシャッターを押して通過である。

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2011年08月26日

空中に浮かぶハチ撮り

 止っているハチは沢山撮ったけれど、飛んでいるハチの写真で、ハチにフォーカスの合っているものがほとんどない。ハチが花に止るか離れるかの一瞬を捕まえてシャッターを押すのは、反射神経の機能が衰えていては難事である。それでも何枚も撮った写真には、空中に固定されたハチの姿がある。細かく種類は同定できないけれど、スズメバチはスィートピーの花にやって来たところを狙ってみた。ハナバチは、ほとんど花が落ちてしまったベルガモにやって来たところを撮ってみた。

空中に 固定して見て スズメバチ

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翅(はね)見えぬ ハナバチ狙う 残り花

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星を十個背負ったトホシカメムシ

 黄土色一色のカメムシを見つける。背中の前の部分に黒紫の点が4つ、背中の小盾板に6つ、計10個の星に見立てた点があり、十星(とほし)と名づけられている。点と同じ程度の大きさで、同じような色の両目が顔のところにあり、十二星に見えなくもない。目と背中の点が同じように見えるのは、外敵に対してこれほど多くの目で見ているのだ、と警告しているのかもしれない。カメムシの目は小さくて、ハエやトンボのように大きな複眼が顔の前面にある虫より、かわいらしい。

カメムシの 背の星数え 十個なり

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どれが目か トホシカメムシ 目くらまし

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今日(8月26日)の花

咲き出して 朝日当たらず ムクゲ花

 庭のムクゲの花が咲き出している。朝は、ムクゲは家の影に入り陽が当たらない。一日花といわれているけれど、本当に一日で花が散ってしまうのか確かめていない。ナツツバキといいムクゲといい、庭の木花の短さには物足りなさを感じる。

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顔の面白いハネナガフキバッタ

フキバッタは、名前の通りフキの葉を好んで食べる。フキの葉ではないけれど、葉の上に居たバッタはハネナガフキバッタのようである。イナゴにも似ているけれど、このバッタは長い翅を持っている。身体の緑色が葉のそれに近く、もし翅の茶色が緑であれば、草の色に紛れてしまうだろう。バッタの顔にレンズを近づけて撮ってみる。バッタの顔はその大きな複眼からもユーモラスなところがある。その複眼に、カメラを抱えて近づいている撮り手はどのように映っているのだろうか。

翅長(はねなが)の 修飾語つき フキバッタ

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面白き 顔大写し バッタかな

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今朝(8月26日)の一枚

コスモスが 告げて季節は 夏終わり

 散歩道で、コンパクトデジカメで撮った写真を見ると、朝日の差す方向からの光の帯が写っている。どういう加減でこんな光の筋が写るのか解せない。それはとも角、コスモスが道端に咲くのが目立つようになると、夏も終わりの感じが強まる。

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2011年08月25日

今日(8月25日)の花

ヒルガオと 並ぶ豆本 爪句集

 早朝から咲いているのにヒルガオ(昼顔)とはどうしてかと思っていた。調べてみると、アサガオは朝開き午前中には萎んでしまう。対して、ヒルガオは午後になっても咲いているので昼顔なのである。雑草然として、川べりの草むらに白い花が点々とある。ヒルガオと並べて、昨日届いた爪句集豆本を置いて、フォーカスをヒルガオに合わせて撮る。小雨模様で、ヒルガオの白花だけだと色の無い世界のところ、豆本の赤系統の色が、単調な花の風景に色のアクセントを加えている。

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白花のネジバナで蜜を吸うツチバチ

 白花のネジバナを撮っていると、ハチらしきものが花にやってきた。後で、図鑑などで調べるとツチバチの種類らしい。ツチバチの名前は、地中のコガネムシの幼虫を探してその体内に卵を産みつけ、孵化後に幼虫を食べて育つ、いわば土に巣モドキを作る習性のために命名されたようである。成虫になれば花に集まり、蜜を吸っているようであるけれど、持ち帰る巣がある訳ではない。ネジバナは螺旋状に花が付いているので、ツチバチも花の階段を昇り降りするために身を捩っている。

捩(ね)じれ花 ツチバチ合わせ 身を捩(よ)じり

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ネジバナの 階段昇り 最上階

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今朝(8月25日)の一枚

爪句集 句に登場の ナナカマド 

 「爪句@今朝の一枚」の爪句集豆本ができあがり昨日届いた。今朝はこの本を散歩時に持って行き、赤く色づいてきたナナカマドの実と一緒に写してみる。この爪句集にも昨年のナナカマドの赤い実の写真が載っていて、1年が巡ってくる。

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 伊東さん、この爪句集書店に買いに行かなくてよいです。送ってあげます。送り先の住所をメールでお知らせください。謝辞のI氏は伊東さんのことです。
 過去の爪句集を電子出版する試みで、「eシルクロード大学」のブログに載せてある爪句集の表紙の説明の部分で、色変わりでアンダーラインの入っているところをクリックすると、全ページを見ることができます(PDFファイルです)。この件に関してはFさん有難うございました。パノラマ写真も、忘れないうちに技術習得に励みます。

名前が19文字もあるアブラムシ

 ツリガネニンジンの花茎のところに、大小の赤いアブラムシが群れている。翅を持ったものも持たないものもいる。ネットで調べてみるとセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシらしい。このアブラムシは渡来のもので、ネット情報での分布には北海道は入っていないけれど、同定が正しければ北海道にも分布していることになる。セイタカアワダチソウに取り付くので、この長い名前になっている。文字数で言うと19文字あり、爪句の17文字より多くて、爪句に名前を詠み込めない。

長き名は 19文字の アブラムシ

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有翅居て 無翅も交じりて アブラムシ

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2011年08月24日

「ようこそさっぽろ」ブログ更新

 札幌市の観光公式サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「北大遺跡保存庭園の野の花と北大農場横の平成のポプラ並木」」というタイトルで、一般市民にはほとんど知られていない北大構内の場所をリポートしています。遺跡保存庭園は雑草が生い茂る草地で、観光スポットというより都市秘境のカテゴリーに入ります。

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秀逸な仮面を見せるナガメ

 このカメムシの名前のナガメを聞いても連想する物がない。この名前は「菜の花につくカメムシ」からきている。名前の通り菜の花やアブラナ、大根の葉などを食草にしている。このカメムシは背中にはっきりした模様があるので、見分けがつき易い。模様の全体を見て連想するものを挙げるとなると、これはといったものが思い当たらない。しかし、うまい具合に背中の一部が見える状況で、仮面に見える。太い線で無造作に描いた怒り顔の仮面は力強い表現になっていて秀逸である。

カメムシが 菜の花に付き ナガメなり (十音句:放屁虫 登上菜花 成菜龟)

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背を見せて ナガメの仮面 怒り顔 (十音句:现后背 菜龟假面 竟怒目)

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今日(8月24日)の花

行く夏を バラとカメムシ 惜しみたり

 これまで花を撮る時、花そのものしか目に入らなかったのに、虫も撮り始めるようになってから、花に虫が居ないと物足りない気がする。行く夏を追いかけるかのように、花が開き出してきたバラに、ブチヒゲカメムシが居て絵になっている。

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今朝(8月24日)の一枚

放送の 画面確認 三月(みつき)前

 NHKの新番組「ホリホリX」にゲスト出演して(5月27日放送)、その再放送が本日あると担当者から連絡が入った。テレビ番組欄には「北スペ再ホリホリ団が北海道の面白ネタを続々発掘!」とある。パソコン画面に放送で使用されたケーキの本を出し確認である。

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ベルガモの実で休むブチヒゲカメムシ

 流通名がモナルダ・ベルガモという花がある。花弁が炎のように立ち上がって咲くように見えるので、タイマツバナとも呼ばれている。この花が終わると、実が球状に並んで現われる。花弁が一つ残って、実でできたボールから松明の残りの炎が一つ突き出したみたいである。その傍にカメムシが休んでいる。ブチヒゲカメムシである。実のところに取り付いているので、実もカメムシの餌になっているのだろうか。カメムシの生態については詳しくないので、この点よくわからない。

松明を かざしカメムシ 花実上

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カメムシと 花実関係 不明なり

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2011年08月23日

朝寝坊のエゾツユムシ

 薄緑の葉に隠れるようにして、葉と同じような色の虫が動かないで居る。キリギリスの仲間と見当がついたけれど、種はわからない。後で調べるとエゾツユムシらしい。似たような虫にツユムシやセスジツユムシがいるけれど、撮った写真の見立てで、エゾツユムシとする。触覚や足が非常に長い。この種の虫は近づくと逃げられるのだが、身動きもしない。早朝なので眠っているのかな、とも思ってみるけれど、これだけ明るくなっているなら虫の活動する時間で、随分朝寝坊である。

朝日中 身動きもせず 朝寝かな

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葉の色に 肌色合わせ 隠れおり

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今日(8月23日)の花

蜘蛛潜み フサフジウツギ 木花なり

 フサフジウツギの花を撮ったら蜘蛛が居る。というより、蜘蛛を撮ったら、周囲にフサフジウツギの花があった、というべきか。重なって穂状に咲く花に隠れるようにしている蜘蛛の種類はわからない。草花と間違えそうなこの花は木花である。

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今朝(8月23日)の一枚

ノラニンジン マダラナガカメ 住居なり

 朝の散歩時に虫撮りに精を出している。マダラナガカメムシは自分の住宅としてノラニンジンの花後を確保している。晴れた日には陽が入り、雨風も結構しのげそうである。この花後は人気の住宅のようで、1個に数匹のカメムシが居たりする。

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シャクの上のキアゲハの幼虫

 北大の遺跡保存庭園に野の花を撮りに行った時、庭園入口のところでセリ科のシャクの花に大きな幼虫が多数いるのが目に入る。黒や橙の模様がはっきりしている太目の体つきのもので、キアゲハの幼虫である。幼虫にも齢があり、各齢のものが同居している。4回脱皮して、地が薄緑色の5齢目の幼虫がいる。この終齢の青虫が脱皮してさなぎになる蛹化を経て、蛹から羽化して成虫のキアゲハの誕生である。アゲハチョウは、幼虫時代に脱皮を繰り返して大きくなっていくのである。

終齢の キアゲハ幼虫 蛹化(ようか)待ち

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4齢と 5齢が同居 シャクの上

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2011年08月22日

さっぽろハコモノ探検生放送

 今日(8月22日)はNHK(札幌)の「つながる北カフェ」のコーナー番組の「さっぽろハコモノ探検」で生出演である。キャスターはおなじみ増子氏(左)と藤井さん(中央)である。国会中継、高校野球で2週間ぶりの番組再開初日である。

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 今回はモエレ沼公園のガラスのピラミッドが取材対象で、夏場の冷房を雪で行っている紹介を行った。冬場に雪を貯蔵庫に貯め、雪が解けた冷水を冷房に利用している。

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 雪冷房の熱交換システムを、案内役の富樫氏から説明を受ける。ガラスのピラミッドのパイプの並んだ部屋に入って見るのは初めてである。

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 モエレ沼公園のデザインを行ったのは世界的彫刻家イサム・ノグチで、彼と札幌市をつないだ当時ビー・ユー・ジー社長の服部裕之氏のインタビューが流される。

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 イサム・ノグチが1988年に来札して、基本設計図を示しながら、指示を与えているビデオを、造園に関わったアーキテクト・ファイブ社から借りてきて、番組に組み込んでいる。

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 1988年の1月に基本構想を札幌市に示したイサム・ノグチはその年の12月にニューヨークで逝去している。1988年の1年間にモエレ沼公園誕生のエピソードが凝縮している。

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 いつも番組の最後では爪句の披露がある。今回もビー・ユー・ジーの社屋にあるイサム・ノグチの「オンファロス」と作品名のある石の蹲の写真を撮って爪句をつけた。生放送の直前のリハーサルではパタン(フリップ)が用意され、これを示して爪句で締めた。しかし、リハーサル後にこの作品紹介の話は削られることになった。ここまで準備させておいて、あっさりカットする制作者側の強権も大したものである。

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今日(8月22日)の花

市庁舎の 高さ目指して 豆の花 

 NHK(札幌)の生番組に出演のため、スタジオに行く途中の広場で、ベニバナインゲンの花がプランターに咲いているのが目についた。大都会の都心部で野菜の花は印深く、その効果を狙っている。市役所の建物が花の向こうに聳えている。

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今朝(8月22日)の一枚

生放送 緊張の朝 ビデオ視る

 今日の午前中はNHK(札幌)の生番組出演で、新聞のテレビ欄に案内が載っている。「北カフェ モエレ沼公園誕生秘話」である。取材は済んでいて、スタジオで流されるビデオに合わせてコメントしていく。生放送ではこれがなかなか難しい。

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恐竜化石発掘遊びの砂場

 恐竜展の会場に、砂場を設け恐竜の骨の化石のレプリカを置いて子供達の遊びのコーナーが設けられている。恐竜の化石発掘現場を模擬した砂場で、恐竜化石発掘の模擬体験をしてもらおうというものらしい。子供達にとっては、ただ見るだけの展示より、触って遊べる展示の方が何倍も魅力的で、人気のコーナーである。この場所にカメラが入って、子供を相手のインタビューが行われていた。NHKではなかろうか。主催者の団体の一つはNHKだし、会期末で一押しの取材だろう。

発掘の 現場の模擬の 砂場なり

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会期末 子供相手の 取材なり

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恐竜展での大小の恐竜

 恐竜展を見ていて予想外だったのは、想像ははるかに超えて、小さな恐竜が居た事実である。恐竜というからには大きなものしか頭になかったけれど、トカゲを少し大きくしたような恐竜の骨格レプリカが展示されている。大きな恐竜と並べられていて、その大きさの違いが強調されている。このぐらいの小さな恐竜が現代に生存していれば、ペットとして売買の対象になったのではなかろうか。恐竜展の見せ所はやはり大きな恐竜の骨格標本で、近寄ってみるとなかなかの迫力である。

初知見 ペットサイズの 小恐竜

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大きさが 迫力出して 恐竜展

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2011年08月21日

恐竜展での写真撮影

 恐竜展のチケットをもらっていて、ほぼ2ヶ月の会期が残り1週間になって見に行く。会場は豊平区月寒東にある北翔クロテック月寒ドームである。会場内は写真撮影が許可されているのだが、フラッシュ撮影や三脚使用が禁止されていて、薄暗い会場で巨大な恐竜のレプリカを、手持ちのカメラで撮影するのが難しい。恐竜の骨格と建物の骨格を重ねて撮ってみる。鏡面になったステージに恐竜のレプリカや、さらにその上のドームの天井が映っていて、不明のカメラアングルである。

恐竜と ドームの骨格 重ね撮り

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アングルは 下に向けての 鏡撮り

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種の同定をあきらめた身近に居るゴミムシ

 古い木の柵のところで黒い虫が動いている。ゴミムシと呼ばれるグループのどれかの種のようである。名前の通り、人間の定義のゴミのあるところで多く目にする虫である。ゴミムシは似た種類が多いようで、ネット情報でも同定の難しさが語られていて、知識不足も手伝って、種の同定は最初からあきらめた。もっとも、見てくれもよくなく、詳しく知りたい気にもならない点がそうさせているのも否めない。それにしてもゴミムシとは不名誉な名前で、虫から抗議を受けそうである。

種の多く 同定あきらめ 身近虫

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ゴミムシは 不名誉な名で 黒き虫

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今日(8月21日)の花

良く見れば 花釣鐘に 虫集い 

 庭にツリガネニンジンの花が咲いている。名前の通り釣鐘状の花で、雌しべが花の外に飛び出している。涼しげな花である。近頃は虫の写真を撮るのに興味が出てきたせいか、花に小さな虫がついているのに気づく。アブラムシのようである。

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今朝(8月21日)の一枚

探し出し 人面カメムシ ブログ記事

 昨日、ブログのカメムシの記事に「仮面カメムシ」のコメントがあり、返事にジンメン(人面)カメムシについて書いた。シンガポールの観光地セントサ島で購入したジンメンカメムシのキーホルダーを探し出して、今朝のブログの記事にする。

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種類を確定できないハムシ

最初見た時テントウムシかと思った。しかし、背中に斑点がない。ネットで調べるとハムシのようで、似たようなハムシの3候補が挙がる。フジハムシ、ヤナギムジハムシ、ドロノキハムシである。こうなると虫の居た木や身体の大きさのような付加情報が種類の同定に必要となる。しかし、写真を撮るのに気を取られていて、余分な情報は残していない。昆虫図鑑を作る目的でハムシの写真を撮っているのでもないので、これらの種類のハムシのどれからしい、ということで決着である。

初見では テントウムシと 誤認なり

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3候補 いずれ決まらず ハムシなり

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2011年08月20日

身体のデザインの洒落たマダラナガカメムシ

 甲虫の背にある模様がはっきりしているものは種の同定がし易い。マダラナガカメムシもそのような部類にはいる。このカメムシは赤い地に黒い左右対称形の模様になっていて、細長の身体全体が何か仮面のように見えてくる。赤と黒の色の組み合わせは、なかなか洒落た感じである。マダラといったありきたりの修飾語でなく、もっとインパクトのある名前にしたらよかったのに、と少々残念である。山が近くにあるような道路脇でも目に留まり、身近な感じがするカメムシである。

カメムシの デザイン優れ 赤と黒

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雨の日は 朱色のくすみ 夏の朝

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望遠レンズとトイカメラ

 知る人ぞ知る、某私設ミュージアム(カテゴリーではミュージアムになるだろう)の2階の窓が見える。望遠レンズで撮ったところで曇りガラスの窓の中がはっきり見える訳でもない。

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 このミュージアムの売店みたいな店舗でビスケットを売っている(こちらの方が本業である)。詰め合わせで100円なりの格安なものもあり、ときたま買う。ビスケットを買うのが主目的で(何か言い訳をしているようだけれど)、ミュージアムの方に立ち寄る。写真撮影はOKのようだが、まともな解像度の写真はブログに載せるのもはばかられそうで、2000円のトイカメラで撮ってみる。まあ、ボケ具合も丁度のようで載せておく。

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今日(8月20日)の花

朝日浴び 開花進行 虎尾花

 花穂に、花が密に付き伸びている状態を、虎の尾に見立てて花の名前にしているものがある。ハナトラノオ(花虎の尾)もそのような花の一つである。花が綻び始めていて、花穂の下の方から花が開いてゆき、朝日を浴びながら開花進行中である。

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今朝(8月20日)の一枚

ミズヒキに アリの散歩時 無風なり

 朝の散歩時に風の有る無しは散歩時の目的設定を左右する。無風で陽の光が十分あれば散歩は虫撮りとなる。葉や茎に居る小さな虫を接写する場合、無風で明るいのが好条件である。ミズヒキの花にアリが取り付いている様子を撮ってみる。

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豆に針金を刺したザトウムシ(座頭虫)

 このクモに似た虫は変わっている。細い針金を関節で折り曲げ、豆の形の身体に刺したようである。拡大してみても、体のどちらが前か後ろかわからない。命名の仕方もユニークで、ザトウムシは座頭虫と書く。長い足で周囲を確かめながら歩行する様子を、目の見えない座頭が杖で前を探りながら歩いて行くのに擬えてこの名前になっている。実際には小さな目が付いているので、座頭の名は当たってはいない。8本の足を器用に動かして歩行するけれど、それにしても長い足である。

ザトウムシ アザミに見せて 長き脚(あし)

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前後ろ 豆の身体(からだ)で 不明なり

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2011年08月19日

象に擬(なぞら)えて命名されたゾウムシ

 虫に興味が無かった頃には、虫が視界に居るのに気づいても、近づいて見ようとはしなかった。虫の写真を撮るようになってから、虫の形の違いが認識できるようになってきて、葉の上に見つけた小さな虫はゾウムシとわかる。ゾウムシは頭部から伸びている突起が象の鼻を連想させることからの命名である。突起の長さは虫の種類によってかなり異なる。草地で見つけたゾウムシの同定を行おうとするのだが、図鑑にもネットにも同じような画像が見つからず、種類の同定はあきらめる。

朝散歩 ゾウムシ見つけ 夏盛り

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像の鼻 虫にありかと 写真撮り

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今日(8月19日)の花

芙蓉でも これは草花 大輪花

 道脇にアメリカフヨウの大きな草花が咲いている。似た花にフヨウ(芙蓉)があり、こちらは木花である。アメリカフヨウとフヨウは花を見ただけではほとんど違いがわからない。葉に切れ込みがあればフヨウ、無ければアメリカフヨウである。

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今朝(8月19日)の一枚

舌状花 去る夏列車 乗車中

 早朝の空気はひんやりしている。寒いぐらいである。夏の暑さを享受した散歩道のヒマワリは疲れ気味のようで、そろそろ舌状花も散り始め、花托の部分の実だけになる準備を始めている。舌状花を乗せた夏列車が通過しつつある朝である。

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雨の日のヒペリカムの実

 終日の雨で、部屋に篭ってパソコンを相手に画像の整理などをやっている。作業に飽きると、傘を差しカメラを抱え庭に出て、目につくものを撮ってみる。ヒペリカムの黄色の花が終わって、赤い実が枝に並んでいる。黄色から赤への色換わりはなかなかの演出である。実の一つひとつにいくつもの雨滴が張り付いている。ヒペリカムの実が体外に出した透明なエキスのようである。食べられる実なら、雨滴ごと摘んでみたくなる。実の赤頭の頂点に、蕊の残りが辮髪のように見えている。

実の外に エキス出したか ヒペリカム

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蕊残り 辮髪(べんぱつ)に見え 赤頭

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2011年08月18日

百日草に止るウリハムシモドキ

 ハムシは小さいので、注意して探さないと目に入らない。百日草にハムシが取り付いている。ウリハムシモドキのようである。ハムシは棲み付く植物を名前の頭にもってきて、キュウリのようなウリ科の植物を生活の場としているとウリハムシの名前が付く。これに「モドキ」が付くと元のハムシに似ている、といった意味である。ウリハムシとウリハムシモドキが、どこが似ていてどこが違うかをインターネットで調べてみる。わかったような、わからないような理解の仕方である。

雨上がり ハムシ近寄る 百日草

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雄雌(おすめす)の 小さき虫居 ハムシなり

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今日(8月18日)の花

釣り舟の 花を飛び出す 蜂を撮り 

 花というよりは蜂を撮っていたのだが、飛ぶ蜂を画面内に取り込むのが難しい。どうにか画像に取り込んだ蜂でも、今ひとつフォーカスが合っていない。蜂が飛び出してきたハナツリフネソウの方がうまく写っていて、これを今日の花にする。

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今朝(8月18日)の一枚

サルスベリ 身を乗り出して 艶を誇示

 住宅街にサルスベリの木花が咲いている。紅い縮れた花が枝いっぱいに咲いて艶かしい。サルスベリの向こうにナナカマドの木があって、実が赤くなり始めている。サルスベリの花が落ち、ナナカマドの葉が色づく秋の足音が聞こえそうだ。

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雨上がりの庭で見たセマダラコガネ

 雨が降っている時は虫も葉の裏や木の枝で雨に当たらないようにしているので、雨上がり直後に虫を見つけるのが難しい。それでも濡れた葉の上に姿を現す虫もいて、小さな甲虫を見つける。図鑑で調べるとセマダラコガネである、名前の通り背中が褐色の斑状になっている。触覚の先が3本に分かれているのが特徴であるけれど、その特徴を拡大してうまく撮れなかった。傍にヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)の赤い花が見え、虫の大きさの推定に役立つかと画面に入れてみる。

背の斑(まだら) 名前になりて コガネムシ

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コガネムシ 赤き花見る 雨上がり

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2011年08月17日

HTBイチオシ・テレビ番組放送

 本日(17日)午後、HTBテレビの「イチオシ」番組で、都市に残る戦跡の取材番組が放送されました。導入部はブログ子の書斎からで、いつもはここではあまり仕事をしていないのですが(台所横のテーブルか別の部屋でやっています)、台所では絵にならないので、書斎を使っての取材です。お陰様で普段使っていない部屋の掃除もできました。

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 北部軍の防空作戦室は、以前取材して写真を撮っていましたが、現在は取り壊され、国の土地も売却されています。したがって、もう写真でしか見ることができません。

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 美香保公園には高射砲台跡があります。その近くに小山がありますが、終戦で高射砲を撤去するのが大変だったので、土を盛って埋めた跡が小山になりました。高射砲の砲台跡は藻岩山登山道の途中の脇にもあります。

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 札幌郷土を掘る会の小松豊氏が登場して、戦闘機を民家に隠した話などをされていました。神社の境内なども戦闘機の隠し場所でした。

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 江別の飛行場と木製戦闘機の話が続きます。昔の江別市の地図には飛行場の滑走路が見えています。この跡を捜すのに苦労したことが思い出されます。テレビに出てきた木製戦闘機の小さなモデルは、当時木製戦闘機を作っていた王子製紙(現応王子特殊紙)の応接間に置かれているものだと思います。

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 木製戦闘機を作っていたという佐藤明氏が当時の思い出を語っていました。誰もこの戦闘機で死ななかった、という話が印象的でした。

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 豊平区にある旧陸軍25連隊営門前にあったという松の映像もありました。枠内はスタジオ・キャスターのヒロ氏で、今回は北海道珍百景は考えさせられる内容だ、とコメントされていました。

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 テレビ局の取材はやはり大したもので、人や資料をよく集めてくるものだと感心です。

行啓碑横のカラマツのヒョウモンチョウ

 幌西(こうさい)児童会館の横の「皇太子殿下御手撒落葉松」碑とそのカラマツ3本を見に行って、カラマツの一本にヒョウモンチョウが止っているのを写真に収めた。ヒョウモンチョウはよく見かける蝶であるけれど、多数の種類があり、この写真だけからは種類の見分けがつかない。カラマツの方は昭和天皇が皇太子であった1922(大正11)年の札幌行啓時に、手撒きのものから苗を育て大きくした木である。碑と並んで「札幌報恩学園発祥の地」碑があり、同学園は上野幌に移転した。

カラマツで 豹紋見せて 威嚇なり

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お手撒きの 碑とカラマツが 並びおり

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今日(8月17日)の花

コンフリー 玻璃(はり)に見えるか 雨上がり

 雨上がりの草地にコンフリーの花が咲いている。明治期に家畜の飼料や食用として移入され、野生化した。和名ではヒレハリソウ(鰭玻璃草)で、ガラスを指す玻璃を連想するものかと、釣鐘状の花を眺めてみるけれど、そんな感じもしない。

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今朝(8月17日)の一枚

テレビ欄 戦争遺跡 文字を追い

 新聞のテレビ番組欄のHTBの「イチオシ!」の番組内容に、「知られざる戦争遺跡66年間…暮らしの中に」が出ている。この番組に関して、都市に残る戦争遺跡についてのインタビュー取材を受けていたので、コメントが放送されるだろう。

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マツムシソウに止るキアゲハ

 キアゲハがマツムシソウの花巡りをしている。松虫が名前に取り入れられているのは、花後が、松虫の鳴き声に擬えて松虫鉦と呼ばれる仏具に似ているからだとの解説を読んだ。また、松虫の鳴く頃に咲く花であるためとの説もある。虫の名前の付く花に蝶が蜜を求めてやってくるのは、相性がよいせいか、などと爪句の材料を探しで考えたりする。キアゲハは花に止っても絵になる蝶である。羽の黄の地に黒の模様が入り、後翅に青と赤の色模様があり、これがアクセントとなっている。

虫同士 相性の良く 蝶と花

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翅(し)模様に 赤青ありて アクセント

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2011年08月16日

葉の上で雨に当たる緑色のカメムシ

 雨の日なのに、雨の当たる葉の上にカメムシが居る。流されるようなことがなければ、雨はそれほど気にならないのかもしれない。身体全体が緑色である。似たような画像のカメムシをインターネットで探して、ツヤアオカメムシあたりかと見当をつける。類似のカメムシに、艶のないアオクサカメムシがいる。ただし、雨で濡れている状況では艶があるように見えているのかも知れず、同定にはあいまいな点がある。カメムシを撮った写真に、偶然何かの幼虫がいて、葉を食べていた。(十音句は中国人I君のコメントから)

雨当たる 葉の表面で 艶を出し(十音句:负雨滴,绿叶之上,出艳丽)

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葉を食べる 幼虫も居て 雨降り日(十音句:食绿叶,幼虫亦有,降雨时)

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獰猛感のあるムシヒキアブ

 川の整備のための石組みのところに、ハエとアブを足して2で割ったような虫が居る。調べてみるとムシヒキアブ科に属するものである。ムシヒキアブは昆虫を捕らえて刺し、麻痺させて体液吸うアブである。その習性を知ると、恐ろしげに見える。同じような種類が多く、同定が難しいけれど、シオヤアブあたりだろうか。上手稲神社の境内の水準点の標石に止っているものも撮ってみた。東京湾の平均潮位を基にして全国の水準点が定められる説明があり、東京湾の文字が見えている。

恐ろしき ムシヒキアブが 止り居り

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水準点 東京湾の 文字の見え

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今日(8月16日)の花

行き見たし アザミ国花の 国のあり

 アザミはスコットランドの国花である。国歌にもなっている。スコットランドは、現在は連合王国を構成しているので、国花、国歌は適当な用語ではないとしても、かなりの自治権を持つ準国家のようである。未だ行ったことのない国である。

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今朝(8月16日)の一枚

ガウラ花 雨滴抱えて 撓(しな)る朝

 雨の朝は落ち着く。雨なので今日は出歩かなくてもよい、という思いが作用するためかもしれない。今朝の一枚の写真撮りも、自宅の周囲で目に留まるものにレンズを向けてみる。フェンスから飛び出したガウラの茎に雨滴がついて撓っている。

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初めて目にしたクサギの木花

 住宅街の外れの草地のところに花を付けた小高木がある。十字架にもう一つ出っ張りを加えた5弁に、長い蕊を出した花がガクから飛び出している。後で調べたところクサギである。この木が臭いことを名前にしている。本当に臭いのか、木に鼻を近づけ甘い香りがあるといわれる花や、悪臭があると説明にある葉を揉んでみたけれど、臭いはあまりしなかった。筆者の嗅覚が良くないせいかもしれない。目立つ木花なので、庭に植えられていてもよさそうなのだが、ほとんど見かけない。

草地あり 初見の木花 クサギなり

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名検証 鼻近づけて 臭い嗅ぎ

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2011年08月15日

漢数字「三」の模様からの命名のコミスジ

 この蝶の名前をコミスジと聞いてもどんな意味なのかわからない。漢字名では「小三條」である。前翅(ぜんし)に2本、後翅に1本の白い帯状の模様があり、羽を広げると漢数字の「三」に見えることからの命名である。蝶の名前も以外と他愛の無い命名である場合がある。よく見かける小型の蝶で、散歩道で出会って写真を撮った。かなり長い期間見られる蝶で、動きがそれほど速くないので、写真に撮り易い。蝶の止った先にツユクサの青い塊が写っていて、夏の盛りである。(十音句は中国人I君のコメントから)

コミスジは 羽の模様が 「三」に見え(十音句:小三条,羽有条纹,若见三)

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コミスジの 目にツユクサの 青映り(十音句:小三条,眼映露草,现青光)

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種の同定の難しいカメムシ

 写真を撮ってきたカメムシの同定のため、図鑑やインターネットに載っているサンプル画像と比べてみる。似通ったものがあっても、これだと思えるものが見つからない。カメムシは幼虫から成虫になる段階でも姿形を変えていくので、ますますわからない。写真に撮ったものはクサギカメムシではないかと思うけれど、外れているかもしれない。カメムシは一般に悪臭を出すけれど、そのうちでもクサギカメムシは臭いといわれている。刺激を与えなければ悪臭を浴びることはない。

カメムシが 両手叩いて 朝体操

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刺激せず クサギカメムシ 無臭なり

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今日(8月15日)の花

鬼百合が 涙を垂らし 終戦日

 ユリは盛夏の花である。特にオニユリ(鬼百合)は強い日差しの下で咲くイメージが強い。終戦の日のオニユリはどんな景色の中で咲いていたのだろうか。終戦記念日の今日のユリは雨の中にあり、花弁に雨滴を垂らしていて泣いているようだ。

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今朝(8月15日)の一枚

終戦の 思い出もなく 雨の朝

 終戦記念日の今朝は、昨日からの雨が続いている。昨日、都市に残る戦跡としての都市秘境のテーマでHTBテレビのインタビュー取材を受けたこともあって、いつもの年よりは終戦記念日を意識する。傘を差し、雨で霞む平和な街を撮ってみる。

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朝の散歩道に居たハエの仲間

 ハエが好きになれない虫であるのは、多分腐ったものに群がる習性を知っているせいなのだろう。どこを見ているのかわからない複眼の目玉や、身体や脚に生えている体毛もイメージを悪くしている。朝の散歩時に、山際の道に茂っている葉の上に止まっている大型のハエを撮ってみる。調べると、これはニクバエ科のナミニクバエである。クロバエ科のキンバエも葉に止っている。光沢のある金属色であるけれど、コガネムシのような良い名前はつけてもらえず、疎まれる存在である。

葉に止る ニクバエ撮りて 朝の道

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光れども 疎まれる虫 クロバエ科

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2011年08月14日

巣の掃除をするクモ

 クモの巣には必ずしも餌になる虫がかかる訳でもない。上からの落下物や風による飛翔物が巣にひっかかる。このような事態が起きると、クモはただちに不要な物の排除と巣の補修に取りかかる。葛(クズ)の花弁が巣にひっかかった。クモは素早い動作で、糸を切り、花弁を落としてしまう。仕事を終えたクモはやれやれといった感じで巣の中で一休みである。この作業を見せてくれたクモの種類は図鑑が手元に無いので調べなかった。もっとも有ってもクモ図鑑を見るのは敬遠である。

掃除夫の クモが除くは 葛の花

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掃除終え 糸をつないで 一休み

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HTBテレビ取材

 今日(14日)の午後は、HTBテレビの「イチオシ」番組のインタビュー取材を受けた。都市秘境のテーマで、先の大戦の戦跡に関するものである。写真に写っている(左)Gプロデューサーとは、以前札幌、小樽、北広島と都市秘境取材でご一緒した。放送は17日(水)の午後である。さて、札幌、小樽、江別などに残っている戦争の爪あとの取材がどのように番組に編集されて放送されるか、今度は忘れずに視聴するつもりである。

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オリンピックの記憶を残すアスリート像

 東区の美香保公園にある美香保体育館は、1972年の冬季札幌オリンピックのアイスフィギュア競技場として建てられた。オリンピック施設だった記憶は、建物の塔の部分の五輪マークに残っている。建物の玄関横に佐藤忠良作の「札幌オリンピック開催記念の像」が置かれている。聖火を掲げた男性のアスリート像である。台座のところに、オリンピック誘致に尽力した当時の原田與作札幌市長を顕彰する碑文がある。建物は現在、夏は体育館、冬はスケートリンクとして利用されている。

アスリート 聖火掲げて 冬五輪

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像横に 五輪の記憶 残りおり

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今日(8月14日)の花

種蔵し 緑風船 待機なり

 河川敷の擁壁沿いに小道が延び、近くの住民が育てているのだろう、フウセンカズラ(風船葛)が咲いている。花は白い小さなもので目立たないけれど、名前にある風船のような緑の実が目を惹く。花より実を楽しむ園芸用の植物である。

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今朝(8月14日)の一枚

しめ飾り 遥か彼方に 藻岩山

 曇り空で暑くもないので、朝の散歩で上手稲神社の境内まで足を延ばしてみる。境内は西野屯田通に面した小高いところにあり、西野の市街地が下に望める。ほぼ南の方角に藻岩山があり、山頂のアンテナが針のように立っているのが見える。

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夏に雪を連想するナツユキカズラ

 ナツユキカズラを漢字で表記すると、夏雪葛となる。カズラとはつる性植物を指している。夏から秋にかけて、白い花が枝を覆って一面に咲く様子が、遠目にはあたかも雪が降ったように見えることからこの名前になった。つる性の木であるため、壁などを伝って枝を伸ばすので、ツタのように家の壁面で大きく育てている場合がある。この状況では、花の季節には家に花壁を見ることになる。元々日本には自生していない木であり、市街地にある木は園芸種として植えられたものである。

遠目には 雪に見えたり 葛(かずら)花

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蔓伸ばし 壁を覆いて 夏の花

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2011年08月13日

朝の散歩で出会ったコガネムシ

 イタドリの花に紛れるように光る虫が居る。コガネムシである。図鑑で調べるとマメコガネのようである。移入したアメリカで大害虫となり、ジャパニーズ・ビートルと悪名が高い虫である。フキの葉の上に動かないでいるのはヒメコガネらしい。フキの葉を食べた縁のところに頭をつけていて、食べて一休みあるいは朝寝、といった様子である。活動は夜間の方が活発であるそうで、朝や日中は寝て過ごすのかもしれない。朝日に当たって、コガネムシに共通する金属色で輝いている。

イタドリの 花に紛れて マメコガネ

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ヒメコガネ 食事の後の 朝寝なり

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今日(8月13日)の花

朝に咲き 露の命で 一日(ひとひ)花

 ツユクサは道端で見かけ、花というより雑草の扱いである。花弁が3つあり、2枚が青で残りが白色で、蕊の黄色が青い花弁で引き立って見える。雄しべの伸びた花糸が、髭のように見えて面白い形をしている。午前中には萎んでしまう一日花である。

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今朝(8月13日)の一枚

点カラス 霊の飛ぶ見え 盆の朝

 窓から見える山際からの日の出は4時42分である。朝日の差し始めた、JRタワーのある都心部の写真を撮ってみる。写真に飛ぶカラスが黒い点で写り込む。今日はお盆で、どこかの家に帰る霊が、カラスになって飛んでいるように見えてくる。

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オニヤンマらしい水辺のトンボ

 トンボが目に付く季節に入っている。西区の中の川の流れを見ていると、河川整備工事で置かれた岩にトンボが止っている。川の流れに近づいて見ることができず、望遠レンズを使用して撮った画像からオニヤンマと判定してみた。太陽によるトンボの影が岩に投影されて、遠目にはつなぎトンボかと見間違う。川の近くに動かず止まっているところをみると、この川で幼虫時代を過ごして、成虫になって間もなくのトンボなのかも知れない。都会の整備された川でも様々な生き物が居る。

陽の影で つなぎトンボと 見間違え

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この川で 育てられたか オニヤンマ

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2011年08月12日

テレビ番組視聴の失念

 新聞のテレビ番組欄を見ていて、今朝のHTBのイチオシで番組にビデオ出演だったのに気がついた。担当ディレクターのYさんから予め伝えられていたのを失念して、放送された番組を視ていない。テレビ欄のキャッチコピーにある「ミステリーサークル?珍百景の裏に歴史が!」の部分である。7月18日の同番組の午後に放送されたものと同じテーマのもので、見逃しても内容は見当がつく。しかし、失念したことは問題である。最近は、手帳に予定のメモを記入しておいても、手帳を見ないと予定を忘れていて、こんなことが往々にしてある。齢のせいなのだろうか。

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今日(8月12日)の花

花冠し ツリフネソウの 園芸種

 庭にハナツリフネソウ(花釣舟草)が咲いている。ツリフネソウやキツリフネソウの色違いの園芸種である。花弁の色が赤紫と白に塗り分けられている。鳳仙花の仲間であり、花後は種の詰まった鞘ができ、この鞘に触れると実が弾け飛ぶ。

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珍重種の白色のネジバナ

 ネジバナは普通外側の花弁はピンク色である。これに対して、花全体が白色のネジバナがある。好事家にとっては手元に置きたくなるような花らしく、鉢植えの白花のネジバナを見かけた。色だけの話なら、白よりはピンクのネジバナの方が観賞に耐える。しかし、白花が希少種と聞けば見方も変ってくるから、花そのものを楽しむことに加えて、色んな雑念が交じってくるものである。白花のネジバナは見る方の思惑など無関係に、朝日が昇ってくる時間の柔らかい光の中で咲いている。

白花は 珍重種なり 鉢に咲き

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昇る陽に 赤味の差さず ねじり花

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今朝(8月12日)の一枚

イタドリは 雌雄異株で 雌花なリ 

 散歩道にイタドリの花が咲いている。良く見かける平凡な花で、普段は気にもとめないけれど、よく見ると色々な虫が取り付いている。イタドリは雌雄異株で、写真に撮ったものは雌花のようである。花は実に変化し、季節は秋に入っていく。

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ミズヒキの花茎を行き来する蟻

 ミズヒキの花は細長い花茎にポツポツと付いていて、花自体が小さく、花茎も少しの風で揺れるので撮り難い。赤い粒の実のように見えるのは、未だ開いていないガクである。開いたガクでは、上側が赤く、下側が白いので、紅白の紐飾りである水引に擬えて花の名前にしている。蟻が花の密を求めて、花茎の上を忙しなく動いている。蟻も小さく、動きが早いので、これも撮るのが難しい。写真の蟻は、逆さまの状態である。しかし、蟻にとっては危険を感じるものでもなさそうである。

撮り難き ミズヒキの花 赤き粒

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茎の蟻 逆さ見せたり 軽業師

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2011年08月11日

家の前のカエルの置物

 家の前に置かれている蛙の置物は言葉遊びをしているようでもある。家の者も客も早く「帰る」ように、と言葉を重ねているように勘ぐってしまう。まあ、それほどの意味もなく、面白いというだけで置いている場合がほとんどだろう。球の上に座っている蛙は雨蛙に非ず、玉蛙である。親子の蛙の置物もある。雨上がりの庭で、蛙がいるのが様になっていて、様蛙である。動物園の本物の蛙にヤドクガエルの名前の付いたものが居て、こちらは蛙の毒を矢に塗ったことからの命名だった。

雨蛙 石玉に乗り 玉蛙

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雨後の庭 親子の蛙 様蛙

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今日(8月11日)の花

左巻き 右巻きもあり ねじり花

 山際の小道を歩いていると、ねじり花(ネジバナ)の集まりを見つける。どうして茎がねじれてそこに花が螺旋状に付くのか、解答の見つからないことをふと考える。良く見るとネジバナは左巻き、右巻きの両方があり、共存して咲いている。

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今朝(8月11日)の一枚

明け空に 箸の置かれて 朝餉(あさげ)前 

 日の出前の空の雲がどんどん流れている。雲に朝の陽が反射して、空の一部分が明るい。その明るい空の部分を、望遠レンズで撮ってみる。朝食までかなり間があるけれど、二条の線に見える雲の塊が、天空に置かれた箸のように見えてくる。

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足元の毛虫を狙う野鳥

 林と住宅街の境の道を歩いていると、木陰で何かが動く。小型の野鳥である。過眼線があり、胸毛は白く頭が灰色で野鳥図鑑の鳥たちと比べるのだが、一致するものが見つからない。強いて当てはめるとゴジュウカラだろうか。木の葉に嘴を突っ込み何かしている。最後には毛虫を咥えて飛び去った。その瞬間の写真を撮ったけれど、ピンボケである。パソコン画面で拡大してみると、止っている鳥の足元に毛虫がいる。野鳥はこの毛虫を狙っていて、この時点で毛虫の運命は決まった。

鳥図鑑 探す特徴 過眼線

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葉の裏の 虫の運命 決まりたり

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2011年08月10日

夏の朝の風情を演出するアサガオ

 家の軒下に張った糸に蔓が巻きつき、アサガオの花が咲いている。夏の朝の雰囲気を演出する代表格の花である。花の名前の通り、太陽の光が強くならない朝の光の中でさっぱりした顔を見せている。花の色や模様も様々であるけれど、紅と青の色の組み合わせで咲いているのが目に付く。色の違いが、何となく男女に対応をつけて見たくなる。一日花なので、沢山の花が咲いては散っているのだろう。その日の朝だけしか目にしない花であるので、短い同期花の関係にあるともいえる。

色違い 男女に見えて 朝の花

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半日を 同期で咲きて 最後なり

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今日(8月10日)の花

水無月は 妻買い植えて 根付きたり

 ミナズキ(水無月)はノリウツギの園芸種で、花穂全体が装飾花で見応えがある。最初は白花でも、秋が深まると赤く色づいてくるのもあり、これを見て気に入った妻が購入して庭に植えた。1年経って根付いたようで、小木に花を付けている。

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今朝(8月10日)の一枚

コンデジを 失くし代役 トイカメラ

 購入して日にちの浅いコンパクトデジカメ(コンデジ)を、トイカメラを買いに行った時に失くしてしまった。ショックである。こうなれば買ってきたトイカメラで今朝の一枚を撮ってみるけれど、当然ながら値段の2千円分の代役でしかない。

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藻岩山登山道のノリウツギ

 日中の暑さを避けて、早朝の藻岩山登山である。盛夏の登山道にはダイコンソウ、ミズヒキ、ヤブハギといった地味な草花しか目につかない。木花で目に付くのは、低いところにエゾアジサイ、高いところにノリウツギがある。両方ともアジサイ科アジサイ属の木花なので良く似ている。ノリウツギ撮った写真を拡大してみると、カミキリムシらしいものが写っている。虫は小さく写っていて、カミキリムシの種類はわからない。ノリウツギはドライフラワーになっても枝に残る花である。

藻岩山 盛夏の道に ノリウツギ

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花撮れば カミキリムシの 写り込み

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2011年08月09日

デジカメは何処に行ったか

 ブログ子のとってはかなりショックな出来事である。購入して1ヶ月そこそこのデジカメを紛失してしまった。昨日ヨドバシカメラまで行って買い物をした後で紛失している。ヨドバシに問い合わせても紛失物として届いていないということで、ヨドバシから別のところに停めてあった自動車まで歩いて戻り、帰宅する間に無くしたことになり、どう記憶の倉庫をひっくり返しても紛失に関して思い当たることがない。
 歩いていて落としても、あれだけ大きなコンデジであれば気がつくはずである。いや、もう五感が老化して、かなりの重さのものを落としても気がつかなくなってしまっているのかもしれない。
 で、ヨドバシで何を購入したかというと、これまたカメラで、この購入した極小カメラを落とすというのなら、気がつかなくても正常とは思うのだが・・・今日、共同文化社まで出向いて「爪句@今朝の一枚」の豆本の色校を撮った写真は購入したカメラで、写り具合は次のものである。こうなったら、当分、失くしたコンデジに代えて、このメモリカード無しの2千円のカメラを使うことにするか。

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エノコログサに張り付くブチヒゲカメムシ

 口に出す時は「猫じゃらし」と呼んでいるエノコログサにカメムシが張り付いている。身体の両脇にある白黒のブチ模様が目だっている。ネットで調べるとブチヒゲカメムシである。甲羅を顔に見立てると、両脇のブチ模様は髭に見えてきて、ブチヒゲの命名の由来らしい。イネ科の害虫でもあるそうで、イネ科のエノコログサに取り付いているのは理にかなっている。カメムシをつけた猫じゃらしを猫の前で振れば、猫は飛びついてくるか敬遠するか、どちらなのか試してみたくなる。

甲羅顔 ブチの髭見え 名の由来

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カメムシが 効果を消すか 猫じゃらし

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今日(8月9日)の花

道横の 土留め隠して クズの花

 クズ(葛)は繁殖力のある植物である。蔓を伸ばし、他の木や構造物にも絡みつき、そこにはクズしかないように覆ってしまう。花はマメ科特有の蝶花で、赤紫が人目を惹く。石垣のところに蔓が垂れてきて花が立ち上がるように咲いている。

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今朝(8月9日)の一枚

ブドウの実 棚から下がり 真夏なり

 ブドウ棚の下の小道を歩いていて、見上げるとブドウの実が大きくなっている。収穫はもう少し先のことだろうけれど、このブドウは何に利用されるのだろうか。生食用かブドウ酒になるのか、考ながら写真を撮る先にヒマワリの花がある。

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ノラニンジンに居座る虫

 ノラニンジンの花には色々な虫が居座っている。なかでもよく見かけるのはカメムシで、アカスジカメムシは名前の通り黒地に赤い筋が入っているので、一度覚えると次からは名前がすっと出てくる。ノラニンジンを餌にする虫なので、食料倉庫に居座っているようなものである。ノラニンジンの花の上にカミキリムシが居て、図鑑で調べてみると、トラカミキリムシの一種とわかる。しかし、ホソトラカミキリあたりかなと思うけれど、同定するには虫の知識に乏しく、確信が持てない。

カメムシは 食料蔵に 居を構え

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花の上 カミキリムシが 動くなり

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2011年08月08日

色々な別名の由来になったルナリアの実

 ルナリアはアブラナ科の花で、赤紫の4花弁を広げて咲く。花の知識がないと、この花から薄い円盤状の実が生るのが想像できない。変った実なので、ルナリアには和名のゴウダソウ(合田草)の他にオオバンソウ(大判草)やギンセンソウ(銀扇草)の別名がある。実に未だ緑が残っている頃は、大判や銀扇の喩えは的を射ていないけれど、枯れてくると別名には頷ける。透ける鞘の中に種子が見え、虫が中に潜んでいる感じでもある。枝の虫が、仲間が居ると錯覚するかもしれない。

陽を反射 緑実なれど コインなり

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枝の虫 鞘実に仲間 探したり

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今日(8月8日)の花

病室の カーテンに見え 麻酔花

 チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)に朝日が差していて、花弁のカーテンのように見える。日本の麻酔医学の祖にあたる華岡青洲が、この植物から麻酔薬を抽出したと言われる薬用植物である。一方、キチガイナスビの別名もある毒草でもある。

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今朝(8月8日)の一枚

コスモスは 盛夏に現われ 秋斥候

 札幌はこの2,3日蒸し暑い日が続いている。しかし、早朝の大気はひんやりしている。朝の散歩はコースがいくつかあり、その日の気分次第で選んでいる。今朝の道にはコスモスの花が咲いていて、盛夏の中の秋の斥候を見ているようである。

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肉付きの良い開拓の母子像

 大通公園の西2丁目の北側に佐藤忠良の「開拓の母」の像がある。作品名をそのまま受け取れば、北海道開拓時代に生きた母が、子育てしている状況をイメージする像となる。母子共々肉付きが良くて、食料も栄養も十分ではなかったと想われる開拓期のイメージから遠い。開拓時代を生き抜き、子育てをした開拓の母の力強さを、肉付きのよい身体で表現している、というのが作者の意図かもしれない。母親が笹の葉を手にかざして子供をあやしているところが開拓のイメージと重なる。

開拓の 母子肉付きの よかりけり

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笹の葉で 開拓の母 子をあやし

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2011年08月07日

第一農場の牛と平成のポプラ並木

 第一農場の北側は牛の放牧場になっていて、農場の南側から望遠レンズで撮ってみる。牛が寝そべったり、草を食んだりしていてのどかなものである。背後のポプラ並木が写っているけれど、これは北大創基125年を記念して2000年に植樹されたもので、10年も経つとかなり大きな木に育っている。この光景を眺めていると、放射線物質で汚染された稲藁を飼料にして、出荷停止となった肉牛の報道が頭をかすめる。8月は原爆記念日もあり、のどかな風景の中に放射線禍の影を感じる。

放牧場 平成ポプラ 並木見え

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牛見れば 放射線禍の 記事連想

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今日(8月7日)の花

庭の花 自筆の文字を 飾りたり

 お盆の墓参りは混むので、1週間早めての墓参りと墓掃除である。庭に咲いているキキョウやヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)の花を持って行く。墓石の文字は墓を建てる時自分で書き彫らせたもので、素人の字体と供えた花を撮ってみる。

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今朝(8月7日)の一枚

本紹介 昨日(きのう)贈りし 爪句集

 道新朝刊の北海道の本の紹介欄に「爪句@木のある風景」が載っている。昨日I君の中国帰国送別藻岩山登山後に、カニ料理屋での送別会で参加者に贈った爪句集豆本である。このシリーズも続いており、今回紹介されたもので11巻目となる。

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ウリ信用組合の金剛山仙女像

 大通西12丁目に、大通公園に面した建物があり、1階部分の通路と兼用になっているスペースに女性のブロンズ像がある。建物は「ウリ信用組合」で、その前身は朝銀信用組合である。この関係から像のプレートはハングル表記で読めないのだが、作品名は漢字表記で「金剛山仙女」とある。金剛山は北朝鮮にある山で、韓国の金剛山観光事業やそれに関して起こされた事件などの報道を新聞で見ることがある。仙女の方は片手を頭に回して、札幌の地で何かを想っている姿である。

仙女見る 夕日の向こう 金剛山

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何想う ここは札幌 異国なり

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2011年08月06日

今日(8月6日)の花

夏山で エゾアジサイの 魅力撮り

 藻岩山の登山道でエゾアジサイの花を見つける。似た花にヤマアジサイがあるらしいが、こちらは北海道には自生しないといわれているので、エゾアジサイだろう。青い色が見事で、花の少ない夏山の登山道でこの花に出会うとカメラを向ける。

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今朝(8月6日)の一枚

藻岩山 地蔵見送る 下山かな

 藻岩山の朝登山である。研究室に留学していた中国人のI君が、日本の会社を辞めて中国に帰国するということで、お別れ登山である。メンバーはいつものベテランS氏、I君の札幌での後見人F氏に技術者N氏が加わった。滝汗登山だった。

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消火栓の人

 消火栓は通りのそこここにあって気にもかけない存在である。

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 それがちっとした悪戯心で、立っている人に見えてくるから不思議である。

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ノラニンジンを棲家にするアカスジカメムシ

 西野川の河川敷に沿って歩道が整備されているので、上流に向かって歩いてみる。盛夏でも札幌の早朝は少し寒く感じるほどである。河川敷の草むらに草丈のある白い花が咲いている。セリ科のノラニンジンの花である。花後の丸まった姿のものも交じっている。遠目には見えないけれど、撮った写真を拡大してみると、花の中に虫がいる。互いの尻をつなげているのはアカスジカメムシである。セリ科の植物を食べる虫で、ノラニンジンの花の上を居間台所兼寝室にしているのだろう。

河川敷 花後も並びて ノラニンジン

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カメムシの 居間食堂は セリ科花

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2011年08月05日

第一農場のヒマワリ畑

 第一農場の一部がヒマワリ畑になっている。福島第一原発事故で、放射線物質で汚染された土地にヒマワリを植え、放射線物質をヒマワリで吸収し処理する実験の報道が頭にある。大学農場のヒマワリ畑を見れば、何か原発事故処理に関した実験かと、見当外れのことが頭を過ぎる。ヒマワリ畑を撮っている娘がいる。邪魔にならないようにヒマワリ畑と彼方の手稲山を撮ってみる。畑の北の方向には平成のポプラ並木があって、緑のシルエットになって、ヒマワリの背景に写っている。

ヒマワリは 原発事故後 話題なり

娘居て ヒマワリ撮りに 夢中なり

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背景は 平成ポプラ 並木なり

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「ようこそさっぽろ」ブログ更新

 札幌市の観光公式サイト、「ようそこそさっぽろ」のブログの担当部分「花・まち」の更新がありました。「夏の三角山で登山者を迎える地味な花たち」というタイトルで、今時期三角山の登山道で見かける野花をリポートしています。

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花の写真を、パソコンで円や楕円に切り抜く方法をご教示くださったKさん有難う。

今日(8月5日)の花

花も実も 姿奇抜で ニゲラ花 

 毎年、ニゲラの花が庭に咲く。ニゲラの花の名前が、黒を意味するラテン語ニガーからきているのを知る。黒いのは花ではなくて実である。黒実をまとめて包む鞘の先端に奇妙な突起が伸びるのもこの植物の特徴で、実が育つのを見守っている。

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今朝(8月5日)の一枚

ネジバナを 妻が見つけて デビューなり

 庭の草取りをしていた妻がネジバナを見つける。花茎が伸びて螺旋状に小さな花が付いている。ラン科の花である。見つけた株が翌年も咲く保障がなく、消えたり現われたりする花である。周囲の雑草を取り除いて、ネジバナをデビューさせる。

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ビルのエレベータ横のアフリカ女性像

 大通西20丁目にアスピアビルがある。ビルの1階のエレベータの横に民芸品の置物がある。黒い肌に首や脚につけた金輪の装飾から、アフリカのどこかの国の女性がモデルのようである。この女性像は身体のデフォルメが強く、胴体は弓なりである。胸が出て、尻が出てと身体の美をある見方で強調表現するとこのようになるのかな、と思ってみる。彫刻の大家たちの裸婦像が街角や室内に置かれてあるけれど、一目見てのインパクトの強さは、この民芸品の裸婦像には敵わないようだ。

弓なりの 身体(からだ)誇示して 女立ち

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表情を 読み取れるかと 顔を撮り

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2011年08月04日

盛夏に咲くインゲンマメの花

 紅白のインゲン豆の花が、夏の青空に向かって蔓を伸ばして咲いている。インゲンとは明の隠元禅師から採られた名前である。明国が滅びようとしていて、禅師が徳川家綱の時代に日本に渡った時に、インゲン豆をもたらしている。紅花の方は江戸末期に観賞用として渡来して、本格的な栽培は明治期になってからで、北海道でもよく見られる作物である。竹の支柱に蔓を絡ませ、豆を育てている畑の脇の小道を歩きながら、この豆花を撮ってみる。蝶が飛ぶようなマメ科独特の花である。

紅白の インゲン咲いて 盛夏なり

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早朝の 散歩の小道 蝶の飛び

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今日(8月4日)の花

舌状花 地上のコロナ 100万度

 ヒマワリの花はその時々で色んなものが連想される。今朝のヒマワリは燃えさかる太陽である。中央の筒状花の集まりの周囲に広がる舌状花は、太陽のコロナである。コロナは太陽の表面より温度が高く、100万度以上の高温となっている。

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今朝(8月4日)の一枚

納屋舞台 役者の手の見え 日の開演

 農作業にでも使うのだろう、ゴム手袋が古びた納屋の前に干すようにしてある。舞台で役者が手を伸ばしたシーンを見ているようでもある。舞台の小道具みたいにキキョウの花が咲いている。何の変哲もない風景であるけれど、想像は膨らむ。

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キキョウの蕾気球の破裂ショー

 キキョウの蕾は花弁が合わさって気球の形のように膨らんでいる。このため英語名はバルーンフラワーである。キキョウの花を見ると、気球の蕾か気球が破裂して花が開いているか、のどちらかの状態しか目に入ってこない。ここは気球が破裂して開花した花になっていく状態を見てみたいものだと、破裂しかけてきた蕾を、カメラを手に観察する。朝の6時44分に5弁の一枚が剥がれ出し、6時53分には3枚の花弁が離れる。7時なるともう花弁は皆離れて、全開に近くなってくる。

剥がれ出す 開始の花弁 破裂ショー

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十分(じゅっぷん)を かけてキキョウの 半開き

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2011年08月03日

今日(8月3日)の花

ガガイモは ヒトデに似たり 雑草地

 ガガイモと言っても芋の仲間ではない。イモの表現は実の形によるとされており、実の内には、飛んで行くための毛のついた種子が詰まっている。荒地などに咲き、花は海に生息するヒトデの感じがする。蔓を伸ばし繁茂し、雑草化してゆく。

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散歩道に沿った家にある像と花

 普通の住宅でも、大邸宅に置かれているような人物像を配置し、周囲に花の植え込みを行って、洒落た感じを出している家がある。白い水汲み乙女の像があり、白壁に青いクレマチスの花が蔓を這わせている。像と花を同じ画面に取り込んでくるカメラアングルが難しい。それでもなんとか両者を同一画面に収めてみる。低い石塀のところにアジサイが咲いていて、若い娘の像も見える。アジサイにフォーカスを合わせて撮ってみる。アジサイは夏の花で、青や赤紫の色の変化に見とれる。

乙女像 背丈並びて クレマチス

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アジサイが 色を加えて 白き像

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今朝(8月3日)の一枚

西野川 源流尋ね 畑地なり

 早朝の散歩に、西野川の河川敷の小道を選ぶことがある。整備された小道を川の源流まで歩いてみる。川は山からの涌水を流す塩ビ管のところで終わっている。 その先は畑地が広がっていて、さらに先には西野の盆地を囲む山並みが迫っている。

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「屯田の森」の知られていない彫刻

 西区の区役所と区民センターの駐車場と琴似栄町通の間の狭い緑地は「屯田の森」と名づけられて、屯田兵本部跡の碑を始め多くの琴似開拓に関する碑が並んでいる。近くに石のオブジェがあり、奥山喜生の「開拓の鼓動」の作品であると知ったのは、札幌市が出している野外彫刻の案内冊子「札幌散策」に目を通してからである。屯田兵屋が境内に保存されている琴似神社が彫刻の向こうに見える。彫刻は雑草の生い茂る中に取り残されてあり、そこから何の鼓動も伝わってこなかった。

石隙間 琴似の社(やしろ) 姿見せ

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開拓を 伝える鼓動 雑草(くさ)が消し

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2011年08月02日

三角山登山道のヤブハギ

 真直ぐ伸びた茎に、マメ科の花の特徴を持つ小さな花がまばらに付いて咲いている。ヤブハギである。似た花にヌスビトハギがあり、区別をつけるほどの知識を持ち合わせていないので、ヤブハギにしておく。ハエドクソウも同じような花であるけれど、この花は葉が対生であるのに対して、ヤブハギは互生であるので見分けがつく。ヤブハギの花が小さく、細長い花茎がわずかの風でも揺れるので、フォーカスを合わせるのが難しい。花の先に登山道が延びている様子を撮ってみた。

ヤブハギを 撮る山道に 夏陽(なつひ)かな

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焦点を 花に合わせて 登山道

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今日(8月2日)の花

見つけたり 鬼には遠く 粒の花 

 散歩道にオニルリソウ(鬼瑠璃草)が咲いている。茎の先端に瑠璃色の小さな花が付いている。鬼の形容詞は、実にかぎ状の毛が生えていて、いわゆる引っ付き虫で衣服等に付くことに由来するらしい。似たオオルリソウとの区別がつかない。

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今朝(8月2日)の一枚

実の育ち 秘密知りたり 栗の花

 栗の木に動物の尻尾のような花の塊が咲いているのを目にして、この花の内のどれが栗の実に育つのだろうかと不思議に思っていた。緑色の毬の実が現れて、先の花はどれも実にはならず、枯れ落ちるのを知る。栗の花の秘密を見たり、である。

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三角山登山道のエゾスズラン

 三角山は標高311 mの低山で、大都会札幌の市街地に接しているため、人気の山である。天候が良ければ毎日多くの登山者があるようで、何度か登った時にはいつも登山者に出会っている。登山道に張り出したように咲いているエゾスズランの花を見つける。ラン科の花でラン科の特徴の唇弁が見え、アオスズランの別名がある。花期は7月から8月で、盛夏の山の花ということになる。エゾスズランは他の遊歩道でも見かけているので、札幌のあちらこちらで咲いている花のようである。

エゾスズラン 張り出し咲きて 登山道

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マクロ撮り 唇弁の見え ラン科花

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2011年08月01日

三角山頂上のアゲハチョウ撮り

 三角山頂上の夏の名物はアゲハチョウである。山頂付近一帯にアゲハチョウの幼虫が好む木の葉があるためなのかもしれない。アゲハチョウの止ったところを写真に撮ろうとするのだが、なかなか止ってくれない。狙っていて、やっと三角点の礎石や山名の標識のところに止ったところを撮ってみる。黄色い羽にある黒い線で描かれた模様は、何に似ているか考えても、これといったものに結びつかない。赤と青の色が試しに羽の模様に描き込まれたようにあり、羽絵に変化を与えている。

山頂で 蝶をモデルに 撮影会

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山画廊 黄紙に墨の 羽絵なり

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今日(8月1日)の花

ツユクサは 一日花で 蜂の急(せ)き

 ムラサキツユクサの花の間を一匹の蜂が飛び回っているのに捕まった。蜂にカメラを向けるのだが、花のところに留まらない。何枚も写真を撮ってみるのだが、良い写真が得られない。下を向いた蕾のようなものは咲き終わった一日花である。

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今朝(8月1日)の一枚

油断なく 見張るキュウリが 葉に隠れ 

 家人が家を留守にしていて、留守番役の仕事の一つは庭の畑のキュウリの見張りである。適当に大きくなればもぎ取ることになる。キュウリは気がつくと大きくなっていて、油断も隙もないとはこのことである。もぎ取る前に証拠の一枚である。

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デフォルメされた山田吉泰の母子像

 札幌市社会福祉センターの玄関ロビーに山田吉泰の「母と子(愛と祈りをこめて)」が置かれている。母が子を抱えている普通の母子像なのだが、デフォルメされている。母子像でも本郷新の「太陽の母子」像のように、母子共々モデルを忠実に像にして、合体させた作品より、山田のデフォルメした像の方が自然に見えてくるから不思議である。プレートに、収められた年が1991年とあるので、20年前の作品である。しかし、造形が古臭い感じはなく、そこもデフォルメの巧みさである。

子の安心 伝わる母子像 佳作なり

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デフォルメの 長身の母 自然体

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