2012年04月12日
2011年10月14日
雪虫のマクロ撮影
2011年10月04日
ノラニンジンの花後に居座るアカスジカメムシ
ノラニンジンの花には色々な虫が居座っている。なかでもよく見かけるのはカメムシで、アカスジカメムシが居る。このカメムシの名前の通り黒地に赤い筋が入っているので、一度覚えると次からは名前がすっと出てくる。ノラニンジンを餌にする虫なので、食料倉庫に居座っているようなものである。ノラニンジンの花後は丁度身を隠すのにも都合が良く、他のカメムシにもこの食料倉は人気がある。違った種類のカメムシが同居していたりして、過密状態になっているのを見かける。
カメムシは 食料倉(くら)に 居を構え
アカスジも ブチヒゲも居て 人気部屋
2011年10月03日
頬髯に見るブチヒゲカメムシ
エノコログサにカメムシが張り付いている。カメムシの鞘翅部分を顔に見立てると、両脇の縁取りのブチ模様は髯に見えてくる。これがブチヒゲの名前の由来らしい。イネ科の害虫でもあるそうで、イネ科のエノコログサに取り付いているのは理にかなっている。時々見かけるカメムシで、ホオズキの実の上にも居た。雨上がりで、雨で濡れたホオズキの実が陽を反射して光っている。これがカメムシの足元のフットライトのようで、カメムシ全体が黄色く照明されたように見えてくる。
甲羅顔 ブチの髯見え 名の由来
カメムシを 鬼灯(ほおずき)照らし 黄に光り
2011年10月02日
歌を口ずさんでしまうオケラ
「手のひらを太陽に」の歌詞の中に「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって」の一節がある。ここでミミズとオケラが並べられているのは自然である。どちらも土の中で暮らしているからである。秋に入って、猫の額ほどの畑を掘り起こしていたらオケラが出てきた。歌詞にあるオケラは通称で、ケラが種の名前でコオロギの仲間になる。翅があって、これを擦り合わせて発音器にし、コオロギと同様に鳴く。手の中に入れると、かなり強い力で指の間に潜り込もうとして面白い。
堀り出され 戸惑うケラを 間近撮り
楽師ケラ 楽器の翅(はね)の 披露なり
2011年09月30日
北大第一農場で飛ぶモンキチョウ
口器を伸ばしたハチの飛び姿
ハチが吸蜜のため花に近づいてくる。花に近寄るハチの写真を撮ると、花の前で空中に停止のホバリング状態で写る。しかし、実際は、翅を高速に動かしていて、翅の運動の軌跡がわずかに写っている。花に止まる直前のハチは、長いストローのような口器を既に垂らして、吸蜜動作に直ちに入れるように空中で準備である。ハチの身体は毛皮のコートを着ているようで、これに花粉をつけて運ぶのが吸蜜の代価である。この毛皮の作業服を見れば、花も蜜のサービスをしたくなるだろう。
高速で 動かす翅(はね)の 軌跡かな
気が急くか ストロー口を 伸ばしおり
2011年09月29日
怒り顔を背負ったナガメ
2011年09月28日
秋を迎えた石狩浜のトンボ
2011年09月27日
全方向に視線を飛ばすハエ目の複眼
2011年09月26日
翅の写らないコンボウアメバチの飛び姿
2011年09月25日
虫同士のニアミス
2011年09月24日
虫の背中に現われる人面
2011年09月23日
ルリ色の目立つ雄のシジミ蝶
小柄ながらルリ(瑠璃)色の目立つシジミ蝶が目につく。ツバメシジミのようである。翅の裏は青味がかった灰白色に斑点があり、種の同定に参考になる。しかし、似たシジミ蝶にはルリシジミやヒメシジミもいて、種の同定は写真だけでは難しい。ルリ色の翅をもつものは雄で、雌は黒茶の冴えない色である。動物や虫の世界では、雌よりも雄の方が一般的に目立つ身体つきや色になっている。雄が雌の気をひくためかな、と真偽はさておいて、人間とは反対であるところが面白い。
雄蝶(おすちょう)は 目立つ瑠璃(るり)色 シジミ蝶
種の同定 翅裏で見る 色模様
2011年09月22日
鳥のミミズクと同名のヨコバイ科の虫
ミミズクと聞けば鳥のミミズク(木菟)を思いだすけれど、虫にもミミズク(耳蝉)が居たのは知らなかった。鳥の方は、耳のように見える羽角が付いているものの総称で、虫の方は、鳥のミミズクに耳のある頭部の格好に似ていることからの命名らしい。ヨコバイ科に属していて、ヨコバイは文字通り横に歩くことに由来している。セミに似たところがあり、小さな体にある翅はセミの翅のようである。葉の上のミミズクは動こうとせずじっとしていて、何をしているのか不明である。
ミミズクは 虫にも居たり 耳の見え
セミに似た 翅(はね)を合わせて 休みたり
貝の蜆(しじみ)を名前で連想するベニシジミ
小さな身体ながら、翅の紅色が目立つ蝶が飛んでいる。ベニシジミである。この蝶の名前を口に出すと、貝のシジミ(蜆)を音の連想で思い出す。命名の上でなにかつながりがあるのかな、とぼんやり考える。この蝶の漢字名は紅小灰蝶で、紅は翅の表、灰は裏側の色を指しているのだろう。蝶に近づいて表も裏も撮りたいところだけれど、人が近づくのを察知するとすぐに飛び去ってしまう。夏に現われる個体は色が紅色よりは茶色に近いものが多い。雄に比べて雌は色がくすんでいる。
気取られず 近づきて撮る ベニシジミ
灰色は 翅(はね)の裏なり 紅小灰蝶(べにしじみ)
2011年09月21日
同定に時間のかかるニホンカブラハバチ
ハバチ(葉蜂)の成虫を見つける。写真画像で調べるとニホンカブラハバチとそれに良く似たカブラハバチが候補に挙がってくる。このような極似した虫の判別に情熱を傾けるマニア(あるいは専門家)のサイトもあって、両種の詳しい違いなどが解説されている。中胸楯板とか後腿節端の特徴の違いなどが記述されていても、手持ちの写真だけでは判定が難しい。「最も普通種」を一番のよりどころにして、ニホンの付いた種と判定する。写真を撮るのは一瞬でも、調べに時間がかかる。
成虫で 葉を食さずに 葉蜂(はばち)なり
後脚の 黒斑(くろまだら)見て 種の同定
2011年09月20日
寄生蜂のコンボウアメバチ
撮影条件で別の種に見えるクロヒカゲ
ジャノメチョウ科のクロヒカゲは撮影条件で別の種の蝶に見える。これはクロヒカゲに限ったことではないだろうが、この蝶の場合、撮影条件の影響が顕著である。フラッシュ撮影したクロヒカゲは、翅裏の目玉模様がはっきり写るけれど、翅の色が明るい褐色になっている。一方、自然光の下では、本来の黒褐色の色で写る。目玉模様はそれほどはっきりしなくて、写真の蝶では後翅の一部が千切れて、模様が見られなくなっている。この目玉模様は写真の撮り方では輝く輪で囲まれる。
フラッシュが 黒翅(こくし)を変えて 明褐色
クロヒカゲ 目玉千切れて 黒褐色
2011年09月19日
長い口で蜜を吸うクチナガガガンボ
ミドリヒョウモンの雄雌判定
タテハチョウ科のヒョウモンチョウは種類が多く、翅に現われる豹紋が微妙に違っている。撮ってきた写真の翅の模様を図鑑のものと比較して、ミドリヒョウモンと判定する。名前にある緑の修飾語は、後翅裏側が緑を帯びることによる。オレンジ色のものが雄、少し褪せた色のものが雌で、写真に撮った異なる色のヒョウモンチョウを比べて、雄と雌の区別も同時に判定をする。判定をより確かなものにするためには、蝶を採取して調べるとよいのだろうが、そこまでする気はなかった。
色の濃き ミドリヒョウモン 雄判定
翅(はね)ちぎれ 蝶の季節も 僅かなり
2011年09月18日
背中模様で色々な型のテントウムシ
2011年09月17日
クロスジヒラタヒメバチと推定した蜂
2011年09月16日
武将の出で立ちのアシアカカメムシ
2011年09月15日
雄が雌より小さなフキバッタ
2011年09月14日
黒いスーツのキバラヘリカメムシ
2011年09月13日
鞘翅のデザインの大胆なナナホシテントウ
ナナホシテントウは、名前の通り鞘翅の赤い部分に黒の斑点が7個ある。黒の斑点は筆で絵付を行ったようなシンプルなもので、赤に黒の配色も大胆である。この目立つデザインは警告のためであるといわれているけれど、テントウムシの中でも出色のものである。顔部の眼の横に白い斑点があるのも洒落た感じである。テントウムシはアブラムシ等を食べるので益虫とされている。成虫は冬を越すといわれているけれど、北海道の厳しい冬をどのようにしてやり過ごしているのだろうか。
名の通り 七星あるか 数えたり
大胆な 鞘翅(さやはね)デザイン 目立ちたり
2011年09月12日
円らな瞳のオオコシアカハバチの幼虫
2011年09月11日
舞妓には見えないクロマイコモドキ
2011年09月10日
インターネットで探し当てたシナヒラタヤドリバエ
花に集まるハエとアブは、種類によっては見分けが難しい。触覚と口の形を見るとよいのらしいけれど、撮った写真から判定は困難だ。写真に撮ったものがハエかアブかの同定のため、インターネットで全体の形で似ているものを探して、シナヒラタヤドリバエに到達する。雰囲気からも何となくハエの感じはする。ヤドリバエは、他の昆虫に卵を産み付けて寄生する習性のものを指している。写真のヤドリバエは腹部が立派で、それを誇示するかのように、止まっても翅で体を隠さない。
肥満体 翅(はね)で隠さず ヤドリバエ
アブよりは ハエの雰囲気 ヤドリバエ
2011年09月09日
漢字名では錆樵のサビキコリ
コメツキムシ科の虫で、名前を漢字にすると錆樵(木樵)である。樵の名は多分木に取り付いていることからで、錆は体の表面が錆びたように見えるので、それらの言葉をつなげたのだろう。平地でも良く見られる虫とのことで、確かに庭の草の間に居た。しかし、この虫を見るのは初めてである。一緒にぼけて写っているアリと比べても、大きな虫ではなく、虫に注意がいっていないと、目には入ってこない虫のようである。それにしても、色々な名前の虫がいるものだと感心する。
サビキコリ 身体(からだ)の錆が 名に変わり
大きさは アリには負けじ サビキコリ
2011年09月08日
小さなハナアブのヒメヒラタアブ
2011年09月07日
イヌタデの花穂に居座るホソハリカメムシ
台風の影響の雨が小止みになったので、庭に出てみるとイヌタデの花穂に小さなカメムシが居る。肩先が尖っていて、裃(かみしも)をきちんと着ているようである。ホソハリカメムシである。両肩の尖った部分を針と表現したのだろう。カメラを近づけるとカメムシはそれを避けようと動くけれど、狭いタデの花穂の先では、身を隠すのも難儀のようである。上向きから下向に態勢変えてみたりしている。翅のところが雨で濡れているけれど、カメムシにとっても雨は嫌なのだろう。
ハリカメムシ 裃(かみしも)付けて 雨上がり
イヌタデで ハリカメムシが 一休み
ノラニンジンの花後に棲み付くアカスジカメムシの幼虫
ノラニンジンの花後は虫にとって良い棲家を提供する。いかにも虫の巣になりそうな花後の中にカメムシが居る。アカスジカメムシの幼虫である。赤筋は成虫になってから目立つ筋状の模様で、幼虫では前翅に当たる部分に筋が見られる程度である。筋の色も赤くはない。自分で巣作りをした訳でもないのに、大威張りで花後の巣の内に陣取っている。巣の内が暗いこともあって、はっきりした写真が撮れなかった。花の巣の外に出てくることもあるので、この時は近づいて接写である。
花後を巣に カメムシ幼虫 潜み居り
アカスジの 特徴出して 花後の縁(へり)
2011年09月06日
身体の特徴が名前になったオオフタオビドロバチ
強風の日は葉にしがみつくキイロホソガガンボ
台風の影響で風が強い。蝶やトンボは強い風の中でも飛んでいる。彼らは飛ぶのが得意な昆虫とみえる。風が無くても飛ぶのが下手なガガンボは、こんな日はひたすら葉にしがみついている。長い脚の関節を利用し葉の縁に脚をかけ、身体を固定して、風に飛ばされないようにしている。長い脚はこんな時に役立つのかと脚の秘密を発見したみたいである。カメラを近づけても動かないので写真に撮り易い。身体の上部に、黄色の地に三本の縦の線が特徴的で、キイロホソガガンボである。
長き脚 身体(からだ)固定の 用具なり
キイロホソ ガガンボ種名 見つけたり
2011年09月05日
花に潜む殺し屋ハナグモ
2011年09月04日
森棲馬の意味らしいモリズミウマ
カマドウマと呼ばれる虫がいる。この虫の名前を漢字で書くと竃馬で竃に棲む馬のように跳ねる虫の意味だと知った。この命名法でカマドウマの仲間達も名づけられているようだ。モリズミウマなら森棲馬、クラズミウマなら蔵棲馬といったところか。このモリズミウマが石ころ道に居た。カメラを向けると最初は石の間に入り込んでいたのが、外に引き出すと、両方の後脚を上にして動かなくなった。死んだふりをしているのだろうか。思いもかけない奇妙な行動に面食らってしまった。
馬の脚(あし) 上げて動かず モリズミウマ
名に違(たが)い 走りを止めて 石の道
2011年09月03日
細身のモデルのようなイトトンボ
身体が茶色のイトトンボを見つける。インターネットで調べるとイトトンボの雌のようである。イトトンボの種類はアジアイトトンボかアオモンイトトンボのどちらからしい。しかし、この2種のイトトンボは非常に似通っていて、写真からは区別が難しい。捕まえての観察が良いと書かれていたけれど、そんな手間暇をかける意気込みもなく、どちらかのトンボであるらしい、で一件落着とする。静かに近づくと、イトトンボはその細身の身体を存分に撮らせてくれるモデルである。
アオモンか アジアか迷う イトトンボ
カメラ向け 細身の身体(からだ) モデルなり
2011年09月02日
脚の長いガガンボ
2011年09月01日
笹の葉の上に居るササキリ
2011年08月31日
赤い鉢巻をしたヒトリガ
写真の撮り易いミカドフキバッタ
このバッタは写真に撮り易い。何せ翅が無いので近寄っても空中に飛び出してしまわない。後脚で跳ぶことはあっても、それほど遠くまで跳ばない。大抵葉の上で緩慢な動きを見せる程度で、カメラで追いかけることが容易である。フキバッタの名の通り、フキの葉が好物のようである。このバッタの仲間にサッポロフキバッタと名づけられた種がいて、一度このご当地バッタに遭遇してみたいものである。バッタが葉の上から顔を出したところをマクロ撮りしてみると、面白い顔に写る。
近づきて 翅(はね)無きバッタ マクロ撮り
大写し 恐ろし気なく フキバッタ
2011年08月30日
ハエの仲間のような翅虫
野アザミの茎のところに、翅のある小さな虫が止っている。複眼があり、顔全体に占める割合が大きい。図鑑やネットを調べても、該当する種類が見つからない。しかし、ハエの仲間のようである。複眼が緑に写っているのは、周囲の緑が反射しているせいかもしれない。翅に黒に白斑点の模様があり特徴的で、ヤチバエも候補だが、違う気もする。ハエやハナアブは種が多いので、同定するのはあきらめる。それにしても注意して良く見ると、草むらにはいろんな虫が居るものである。
野アザミに 隠れ翅虫(はねむし) そっと撮り
緑眼の ハエの仲間か 図鑑見る
2011年08月29日
棘で両肩を怒らしたトゲカメムシ
2011年08月28日
マクロレンズで撮影するオニヤンマ
2011年08月27日
種類を同定できないカメムシの幼虫
2011年08月26日
空中に浮かぶハチ撮り
2011年08月25日
白花のネジバナで蜜を吸うツチバチ
白花のネジバナを撮っていると、ハチらしきものが花にやってきた。後で、図鑑などで調べるとツチバチの種類らしい。ツチバチの名前は、地中のコガネムシの幼虫を探してその体内に卵を産みつけ、孵化後に幼虫を食べて育つ、いわば土に巣モドキを作る習性のために命名されたようである。成虫になれば花に集まり、蜜を吸っているようであるけれど、持ち帰る巣がある訳ではない。ネジバナは螺旋状に花が付いているので、ツチバチも花の階段を昇り降りするために身を捩っている。
捩(ね)じれ花 ツチバチ合わせ 身を捩(よ)じり
ネジバナの 階段昇り 最上階
2011年08月24日
秀逸な仮面を見せるナガメ
このカメムシの名前のナガメを聞いても連想する物がない。この名前は「菜の花につくカメムシ」からきている。名前の通り菜の花やアブラナ、大根の葉などを食草にしている。このカメムシは背中にはっきりした模様があるので、見分けがつき易い。模様の全体を見て連想するものを挙げるとなると、これはといったものが思い当たらない。しかし、うまい具合に背中の一部が見える状況で、仮面に見える。太い線で無造作に描いた怒り顔の仮面は力強い表現になっていて秀逸である。
カメムシが 菜の花に付き ナガメなり (十音句:放屁虫 登上菜花 成菜龟)
背を見せて ナガメの仮面 怒り顔 (十音句:现后背 菜龟假面 竟怒目)
2011年08月23日
朝寝坊のエゾツユムシ
2011年08月21日
種の同定をあきらめた身近に居るゴミムシ
2011年08月20日
身体のデザインの洒落たマダラナガカメムシ
豆に針金を刺したザトウムシ(座頭虫)
このクモに似た虫は変わっている。細い針金を関節で折り曲げ、豆の形の身体に刺したようである。拡大してみても、体のどちらが前か後ろかわからない。命名の仕方もユニークで、ザトウムシは座頭虫と書く。長い足で周囲を確かめながら歩行する様子を、目の見えない座頭が杖で前を探りながら歩いて行くのに擬えてこの名前になっている。実際には小さな目が付いているので、座頭の名は当たってはいない。8本の足を器用に動かして歩行するけれど、それにしても長い足である。
ザトウムシ アザミに見せて 長き脚(あし)
前後ろ 豆の身体(からだ)で 不明なり
2011年08月19日
象に擬(なぞら)えて命名されたゾウムシ
2011年08月18日
百日草に止るウリハムシモドキ
2011年08月17日
行啓碑横のカラマツのヒョウモンチョウ
幌西(こうさい)児童会館の横の「皇太子殿下御手撒落葉松」碑とそのカラマツ3本を見に行って、カラマツの一本にヒョウモンチョウが止っているのを写真に収めた。ヒョウモンチョウはよく見かける蝶であるけれど、多数の種類があり、この写真だけからは種類の見分けがつかない。カラマツの方は昭和天皇が皇太子であった1922(大正11)年の札幌行啓時に、手撒きのものから苗を育て大きくした木である。碑と並んで「札幌報恩学園発祥の地」碑があり、同学園は上野幌に移転した。
カラマツで 豹紋見せて 威嚇なり
お手撒きの 碑とカラマツが 並びおり
2011年08月16日
葉の上で雨に当たる緑色のカメムシ
雨の日なのに、雨の当たる葉の上にカメムシが居る。流されるようなことがなければ、雨はそれほど気にならないのかもしれない。身体全体が緑色である。似たような画像のカメムシをインターネットで探して、ツヤアオカメムシあたりかと見当をつける。類似のカメムシに、艶のないアオクサカメムシがいる。ただし、雨で濡れている状況では艶があるように見えているのかも知れず、同定にはあいまいな点がある。カメムシを撮った写真に、偶然何かの幼虫がいて、葉を食べていた。(十音句は中国人I君のコメントから)
雨当たる 葉の表面で 艶を出し(十音句:负雨滴,绿叶之上,出艳丽)
葉を食べる 幼虫も居て 雨降り日(十音句:食绿叶,幼虫亦有,降雨时)
2011年08月15日
漢数字「三」の模様からの命名のコミスジ
この蝶の名前をコミスジと聞いてもどんな意味なのかわからない。漢字名では「小三條」である。前翅(ぜんし)に2本、後翅に1本の白い帯状の模様があり、羽を広げると漢数字の「三」に見えることからの命名である。蝶の名前も以外と他愛の無い命名である場合がある。よく見かける小型の蝶で、散歩道で出会って写真を撮った。かなり長い期間見られる蝶で、動きがそれほど速くないので、写真に撮り易い。蝶の止った先にツユクサの青い塊が写っていて、夏の盛りである。(十音句は中国人I君のコメントから)
コミスジは 羽の模様が 「三」に見え(十音句:小三条,羽有条纹,若见三)
コミスジの 目にツユクサの 青映り(十音句:小三条,眼映露草,现青光)
2011年08月14日
巣の掃除をするクモ
2011年08月13日
朝の散歩で出会ったコガネムシ
2011年08月09日
エノコログサに張り付くブチヒゲカメムシ
2011年08月01日
三角山頂上のアゲハチョウ撮り
2011年07月19日
ラベンダーとミツバチ
2011年06月21日
ベニシタンの花に集まるミツバチ
2011年05月05日
春の殺し屋
2011年04月29日
五ノ戸の森の越冬クジャクチョウ
道新文化センターの講座の受講生と北区篠路にある五ノ戸の森にアオサギを見に行った。お目当てのアオサギもカタクリ、エンレイソウ、エゾエンゴサク等々の早春の山野草も予定通りに見ることができた。ここで予想外だったのは、クジャクチョウがフキノトウに止まっていたことである。この時期に蝶の成虫に出会うとは驚いた。驚きながらの写真撮影である。雪で埋まる札幌で、この蝶は越冬したことになり、どこにどのようにして冬を過ごしていたのか、考えてもわからない。
フキノトウ 簪(かんざし)挿して クジャクチョウ
越冬の 四つ目で見られ 五ノ戸森
2011年03月24日
春の雪の上の蜘蛛
2010年10月25日
小UFOのように写る雪虫
2010年09月27日
サラシナショウマの花に集まるガガンボ(大蚊)
2010年09月20日
絵の世界のトンボの影
2010年09月19日
空沼岳頂上岩場のトンボ
2010年09月04日
亀に似たカメムシ
2010年09月03日
大食漢のベニスズメの幼虫
2010年09月02日
花綿毛に止まるナガカメムシ
2010年09月01日
毒草トリカブトとミツバチ
2010年08月30日
朝寝坊のモンキチョウ(紋黄蝶)
2010年08月26日
ヒペリカムの蜜を吸うミツバチ
花の蜜はどこら辺にあるのだろうか。ヒペリカムの花で蜜を吸っているミツバチと思われる蜂のマクロ撮影の写真を見てみると、実に成長する子房の下辺りに蜜があるようだ。花の一番奥まったところに蜜があれば、蜂も花に身を近づけことになり、長く伸びた雄蕊の先端がハチの体に触ることになり、花粉をハチの体に付けることができる。蜂の方も雄蕊を抱えて体を固定させ、長く伸ばした吸い口を子房の下に入れて蜜を吸っている。蜂の吸い口は意外と長く伸びるようである。
ヒペリカム 蜂を招いて 止まり蕊(しべ)
吸い口と 雄蕊の長さ 競い合い
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- by 秘境探検隊長
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2010年08月23日